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登園拒否、お昼寝拒否、保育所脱走、超問題児だった私

もう40年以上前の話し。

私が保育所へ通っていた頃、私のことを知らない先生はいなかった。

なぜか…

超問題児だったから。

登園拒否、お昼寝拒否、保育所脱走…

今では考えられないほどの破天荒ぶりに、自分でも笑える。

母は、私の頭の線が切れているのではないかと、真剣に悩んでいたらしい。

若干3歳にして、保育所から脱走。
数キロ離れたところで、一人で歩いていたところを、姉の同級生のお母さんが見つけ、身柄確保。

どんな度胸をしていたんだ…私。

登園拒否は、日常茶飯事。
当時、母の自転車の後ろに乗って、保育所へ行っていたが、自転車から飛び降りて、逃げる。

怖いもの知らずにも程があるぞ…私。

みんなスヤスヤと眠るお昼寝時間。真っ暗な教室で、一人椅子に座り、天井の一点をジッーと見つめていたらしい。先生が『何をしているの?』と質問すると、完全無視。

集団生活で、まったく協調性ゼロ。
どんなメンタルしてたんだ、私。

超問題児の私を、園長先生、担任の先生が怒ることもなく『遅れてもいいから、保育所に絶対おいでよ』と優しく言ってくれていた。

温かく見守ってくれていた先生方に感謝しかない。頭ごなしに怒る先生だったら、大人を信用することができず、違った人間性になっていたにちがいない。

私と同じような行動をとっているお子さんがいて、先が不安だ…という方がいらっしゃるかもしれませんが、どうか、頭ごなしに怒るのではなく、お子さんの個性だと思い、長い目で温かく見守ってあげてください。

私は、ごくごく普通の大人に成長しました。

クラス替えの前日のお昼寝の時間。
私が暗い部屋にいつも通り、一人座っていると、担任の先生にこっちへおいでと言われ、廊下へ出ると『今までよく頑張ったね。皆には内緒ね』と、小さなキキララのお弁当箱をプレゼントしてくれた。

一生、忘れられない思い出。
























































遅れてもいいから、保育所へおいで、と優しさかった園長先生。























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