Tyny

2018年生まれの男の子(難聴児、イタズラ坊主)の父と母(基本親バカ)。息子のお耳の状…

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2018年生まれの男の子(難聴児、イタズラ坊主)の父と母(基本親バカ)。息子のお耳の状況と発達過程の備忘録です。

最近の記事

専門病院へ

母乳、ミルクの飲みっぷりの良さ、排泄に問題がないこと、全身状態が良いことを鑑み、退院許可が下りたのは、生後9日めのこと。 長い長い9日間だった。 NICUに子どもは入れなかったため、娘は息子の対面をそれはそれは楽しみにしていて、「わぁーあかちゃん。かわいいねぇ」と何度も何度もそーっと頭を撫で、「だっこしたい!」とお姉さんぶりを発揮してくれた。 入院中でできなかったお七夜兼ねて、両家の親族たちも顔を揃えてくれ、手放しで息子の誕生を祝えた、最高に嬉しい日だった。 普段の育

    • 耳鼻科医との話

      泣くだけ泣いたら、なんだかスッキリした。帰宅した時、無邪気に笑顔で迎えてくれた娘のおかげかもしれない。あとはもう、覚悟を決めるだけだった。 パパとママが、すべてのものからあなたを守ってあげる。強くなってみせるよ。だから、大丈夫。 穏やかな寝顔に誓った。 心持ちはそれで良いとして、現実問題、大きくなってからも親がすべてのものから守るのは無理な話。いかに息子を自立させるかを考えなくてはならない。良い教育を授け、自分で物事を判断できるようになること。困難にぶつかった時、最初か

      • NICUでの日々

        NICUには、10日ほどお世話になった。 ちゃんと飲めるか、消化できているか、排泄は問題ないか。生後しばらく呼吸が安定しなかった息子は、授乳中すぐに酸素飽和度が下がり、モニターがアラーム音を立ててヒヤヒヤした。 呼吸も安定し、よく飲み、排泄も問題なさそう、と胸を撫で下ろしたのも束の間。 CTスキャンと新生児聴覚スクリーニングの結果が出たのだ。新生児聴覚スクリーニングは、案の定リファー。まぁそれは想定の範囲内。 問題はCTだった。 耳は、外耳、中耳、内耳から成る。音を

        • 息子の誕生②

          生まれた数時間後には搬送先の病院が見つかり、産院からNICUのある総合病院へ転院することになった。 救急車での搬送だったが、生まれて間もない我が子はベッドに乗せることもできないため、付き添いの看護師さんが抱っこしたままの移動。 早朝に叩き起こしてしまった娘を寝かせるため一時帰宅していた夫は、実家の母に娘を任せ、搬送先の病院に急行して受け入れ体制を整えてくれた。 すぐに内臓の検査を受けたところ、幸い合併症は見つからなかった。 心臓、脳は異常なし。腎臓は2つ揃っていたもの

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          息子の誕生①

          2018年、第二子として息子が誕生した。 妊娠経過は、順調そのもの。上の娘の時に比べて少し悪阻がしんどかったものの、それでも大したことはなく。 2回目の妊娠でなんとなく勝手がわかっていたこともあり、心配のタネはお腹の赤ちゃんより、むしろ娘のケアだった。 予定日に近づいたある日の朝4時、自宅で破水。陣痛がやってきた。 破水しているので、病院についたらそのまま入院。あれよあれよという間に痛みが増して行き、夫、娘、私の母と一緒に分娩室へ。 結局、破水から4時間、分娩台に

          息子の誕生①