姫路おみかん

都会に憧れて暮らす田舎生まれ田舎育ちの女。 食べることが大好き。

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最近の記事

初めてのバイト先にいた初めてのクソ上司

私の初めてのアルバイトは、レンタルビデオ店であった。 初めてのアルバイト探しの条件は、家から自転車で通える範囲であること。一人暮らしの学生だったため、シフトを考慮してもらえること。飲食店ではないこと。肉体労働ではないこと。細やかな作業がないこと。 初めてのアルバイトだからか、初めてのアルバイトのくせに随分条件をつけて探したものである。 自分が怠け者であることは自分が一番よくわかっているので、しっかりと長く働くために職探しの条件は厳しく見ている。だからこれは今思うと大正解の判断

    • リストアップで心が折れるのをやめるったらやめる!!

      3月が終わるらしい。にわかには信じられないことだが、もう1/4終了してしまった。25%消化したあとに「これからやりたいこと」とは一体どういうことだと思うのだが、とにかく私の苦手な事リストアップ。今回こそしっかりやっておきたいと思う。 しかし「いずれ」ではなく「今年」だ。これはなかなか難易度が高い。私は自ら課したこの「10のこと」に縛られ悩むことだろう。 それでもいい。 ①マルシェのお手伝いをする これは実は今年すでに一回やってしまっているが、もう一度挑戦したい気持ちで書いてお

      • 働きたくないのはなぜだ。

        毎朝襲い来るこの気持ち。思えばこいつとは物心がついた頃からの付き合いだが、そもそもちゃんと向き合ったことはなかったのではないか。 幼稚園行きたくない、学校行きたくない、働きたくない。 人は永遠のイヤイヤ期だ。私だけかもしれないが、いや、私の周りの友人たちも大体二言目には「働きたくない」と言っている。この働きたくない気持ちについて少し考えてみようと思う。 私は本当に働きたくないのだろうか。仕事を休みたいと思う理由について考えてみた。 するとまず第一の重い門である「自宅のドア」

        • 暴言と誉め言葉の狭間で

          友人の評価はイマイチでもシーソーキュート。とすら言ってもらえないブスが私である。自他ともに認めるブス。ブスがブスの自覚を持ちブスとして生きてくるにはそれは様々な物語があったのであるが、それはともかくとして、そんな私が人からよく言われることがある。 「顔が良かったら最強」だ。 ナイスバディなわけでも家が金持ちなわけでも良い仕事をしているわけでもない私がなぜそう言ってもらえるのかはわからないが、不思議なもので年を取るにつれてこの言葉を受け取る頻度が高まってきた。年を取るごとにパワ

        初めてのバイト先にいた初めてのクソ上司

          胃袋に時計のない女

          人は私をそう呼ぶ。私は食べるのに時間を選ばない女。「こんな時間に肉!?」「この時間にパフェなんだ…」を地下鉄の発車音のように聞いてきた。私の生活圏には地下鉄がないので例えとしては不適切なんですけども。 今となっては誰も信じてくれない話だが、私は子供のころ非常に小食であった。給食を食べきれずに掃除の時間までじっと押し黙っているのは日常だったし、給食センターまで頭を下げに行ったこともあるモンスター級のアレだ。給食だけでなく家のご飯もあまり食べなかった。単純に好き嫌いが多かったの

          胃袋に時計のない女

          『婚活1000本ノック』感想⑩

          遂に最終回を迎えた。おおよそ予想通りの終わりで取り立てて驚きはなかったが、(まずメインビジュアルに小池と九本は使わない方がよかったのではと思うが)それでも最後まで面白く見せてくれたのは原作、脚本共に実力があるのだろうなあと思う。いやー面白かった。寂しさを感じる。 結果的に、綾子はすべてを手に入れた。気の置けない友人もいる。仕事も順調。一生忘れられない情熱的な恋の思い出と、人生を共に歩むパートナー。最高じゃないか。 タイタニック、ゴーストに続き絶対に笑ってしまうシリーズ「チャリ

          『婚活1000本ノック』感想⑩

          ニワカ女のJリーグ第5節

          やっと口を開ける。 3,4節の間、取り立てて語ることがなかった。落ち込んでいたわけではないのだが、毎週毎週「大丈夫わたし落ち込んでないです」と言って回るのもかえって痛々しいし…と思って何も書けずにいた。 といっても所詮はニワカ女、たいしたことは言えない。ニワカ女の5節の感想は、「きたー!念願の初勝利!」の一言である。 負けても平気さ、とはいえ、勝つにこしたことはないのよ。勝てば嬉しいのよ。わたしのために勝てなんて言わない。自分たちのために勝って自分たちのために喜んでくれ。勝利

          ニワカ女のJリーグ第5節

          『婚活1000本ノック』感想⑨

          ついにここまできた。9話。 冒頭、九本の結婚式から始まる。心から愛する人との結婚。そして父ちゃんの成仏。バージンロードを歩き父から夫へとバトンタッチする、名実ともにその儀式であった。 ところでドラマの結婚式というのはなぜこうも現実味がないのだろう。ついこないだ会ったばっかりの人が平気で参列してたりする。おけけとかなんで呼ばれたの?そんでなんでいくの?九本の担当はいないの?なんで相沢ちゃんがいくの?疑問だらけ。そして実際ブーケトスに群がる女性を見たことがないが、あれは現実に存在

          『婚活1000本ノック』感想⑨

          『婚活1000本ノック』感想⑧

          成仏しとらんのかーい!についてはもう次回予告にてネタバレされていたからいいとして。ドラマチックでスピーディな展開でとても良かった。 まず冒頭のタイタニックが世代に突き刺さる。あの車のシーンは誰しもの心に残っているのではないだろうか。 綾子は山田を忘れようとして山寺にいた。若いころは飲んだり騒いだりして忘れられたものだが、ある程度大人になるとそうもいかない。そうするともう座禅であったり写経であったり水をかぶったりするしかないのである。 それは忘れるための儀式だが、「ここまでした

          『婚活1000本ノック』感想⑧

          ニワカ女のJリーグ第2節

          私の愛する藤枝MYFCはどうも好調とは言い難い。 しかし私は強く勝ち続ける藤枝MYFCを愛しているわけではないので平気だ。そりゃもちろん勝ってほしいし強くあってほしいし優勝してほしいが、そうでなければ愛せないわけではない。 なんせ去年2部にあがったばかりのチーム。3部にいるときも試合を見たが、正直これはダメだなと思った。私が見たその何回かの試合は、強さもなければ面白みもない、期待のできない試合だった。しかしそこから5年も経たずに素晴らしいチームに急成長したのだ。そのギャップに

          ニワカ女のJリーグ第2節

          『婚活1000本ノック』感想⑦

          婚活とは何か。結婚とは何か。幸せとは何か。 とにかく考えさせられる7話めだった。 ゴーストのあれを見ると絶対に笑ってしまう呪いにかけられている私だが、今回はとても重い気持ちで見てしまった。笑ったけど。 疑似恋愛というのは本当に成り立つものだろうか。経験がないのでわからない。とある事情で疑似恋愛の掲示板に潜入していたことがあるのだが、まったくその気にならず、何も面白いと感じず、酷く苦痛な時間だった。疑似恋愛とはなんなのだろう。私は不器用な女なので、恋愛は恋愛だ。割り切ることがで

          『婚活1000本ノック』感想⑦

          ニワカ女のJリーグ第1節

          今年もこの季節がきた。開幕だ。 サッカーのルールさえ怪しい私だが、毎年なんとなくはチェックしているJリーグ。どんなスポーツにも熱狂的な人はいるが、私はエンタメとして楽しむ程度だ。 私が子供の頃は担任の教師が野球好きで、巨人が負けると宿題が倍、などというパワハラがまかり通っていた時代だった。まだサッカーにプロがなかった頃だ。そしてJリーグが開幕したときの熱気といったらすごかった。猫も杓子もサッカーサッカー。クラスの男子の大半はサッカーをしていたし、将来の夢はJリーガーという文字

          ニワカ女のJリーグ第1節

          大好きな美味しんぼを素直に語る

          もはや悪名となってしまったこの有名な作品。 最初に言っておくが私のこの文は、美味しんぼが好きな人にも嫌いな人にも不快な思いをさせるかもしれない。じゃあなんで書くんだよと言われそうだが、書きたいので書く。 大前提として私は美味しんぼが好きだ。102巻まではすべて読んでいる。だが盲目の恋もやがて冷めるように、夫婦でも喧嘩が絶えぬように、好きでもどうかと思う部分はある。 決して私は美味しんぼが憎いから叩くのではない。この美味しんぼへの止まらないつっこみこそが、私の美味しんぼ好きの原

          大好きな美味しんぼを素直に語る

          『婚活1000本ノック』感想⑥

          前回に続きやや停滞気味である。いや面白い。面白いのだが。テーマがテーマな以上、婚活→出会う→うまくいかないを繰り返すことになるのはわかりきっていたが、なんだか前回今回はそれまでと比べて物足りなさを感じる。わたしが贅沢になってきたのだろうか。 今回は前回の婚活で出会ったヤギ男との物語だ。正直、このヤギ男との婚活が失敗に終わった理由がいまいちわからないである。 ヤギ男はイケメンで、山梨の和菓子屋の跡取り息子。綾子と話がとても合い、ヤギ男も綾子をとても気に入ってくれた。前回のラス

          『婚活1000本ノック』感想⑥

          『婚活1000本ノック感想』⑤

          正直少し単調化してきたな、という気持ちもあるがまだまだ面白い。 今回は婚約に至らなければ全額返金される結婚相談所が舞台だ。全額返金、というワードでもう詐欺を想定してしまったが、過去にも詐欺師はいたわけだしそうそう詐欺師被りもないだろうか。 婚活というテーマの都合上、どうしても被害は詐欺に偏りがちだ。 ちなみに私の元知人男性はまさにこういったシステムの紹介所で成婚に至らなかったことがある。私の友人女性を紹介するために日時場所をセッティングしていたが、「明日はよろしく」と連絡した

          『婚活1000本ノック感想』⑤

          私が餃子を好きになった日

          ギョーザというよりはチャオズと読んでしまうくらいに、私は餃子という食べ物があまり好きではなかった。 嫌いというわけでもないので、好きではないことに理由はきっとない。 今でこそなんでも食べる私だが、好き嫌いがかなり多い面倒な子供だった。今でこそ全身胃袋だが子供のころは小食だったため、食事担当の祖母はさぞや気を揉んだことだろう。 そう、我が家の食事担当は祖母であった。そのためか、餃子が食卓に上ることはそう多くはなかった。祖母のメニューを色々思い出せる中で、餃子の事はまったく浮かん

          私が餃子を好きになった日