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『婚活1000本ノック』感想⑦

婚活とは何か。結婚とは何か。幸せとは何か。
とにかく考えさせられる7話めだった。
ゴーストのあれを見ると絶対に笑ってしまう呪いにかけられている私だが、今回はとても重い気持ちで見てしまった。笑ったけど。
疑似恋愛というのは本当に成り立つものだろうか。経験がないのでわからない。とある事情で疑似恋愛の掲示板に潜入していたことがあるのだが、まったくその気にならず、何も面白いと感じず、酷く苦痛な時間だった。疑似恋愛とはなんなのだろう。私は不器用な女なので、恋愛は恋愛だ。割り切ることができないから、恋愛の真似事をしていればそれは間違いなく恋愛になる。セックスフレンドといってもセックスしてればフレンドではなくなる。
うまくやれる人はやれるのかもしれない。しかし綾子がうまくやれないことは、視聴者の大半が予想できたことだ。
感想⑥でも書いた通り、強い支えや安心がある人は婚活がうまくいかない。今のままで充分だから。だから他に好きな人がいる人が婚活できるわけがない。
誰と会ってもどんな人でもあなたと比べてしまう、という強烈な感情。無理なのだ。基準であるはずのそれは基準ではなく縛りとなり目を塞ぎ閉じ込める。恋というのはそういうものだ。
気が合う人といるのは楽しいし、ありのままでいられるのは楽だし、好みの顔を見ているのは心地よい。そのすべてを兼ね備えている相手がそこにいて、ましてや本気で好きだった過去まであって、他に目が行くはずがないじゃないか。
クソ男が文字通り取り憑いていては、綾子には未来がない。クソ男の選択もまた納得なのだ。

さて。今回の粒揃いのやばい男揃いであった。
他と比べるとややパンチの弱い武井、立派なクソ男というかクソ人間だと思われるケンタ、シンプルにイラっとする狩野英孝。それにしてもラジ男はとんでもないゴミくそ野郎だった。奴のいうことには何ひとつ共感できることはない。今までのはダメ男だったりクソ男であったりだが、ラジ男はクズである。クズ。忍成修吾の持ち腐れだ。

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