2024年に必ず![98/100]
「かわいいわねぇ」と私が抱っこしている赤子の顔を覗き込み、笑顔で声をかけてくれるご婦人に対して、「じゃあぜひ今夜一晩変わってください。それでも同じこと言えます?」とガルガルしていた。
長女を産んだあと1年ほど、気を張りすぎていた。赤子特有の可愛さを楽しむ余裕は正直1ミリもなかった。
それがどうだろう。
2人目になると、もう、どれだけ泣いてても、ヨダレを垂らしまくって皮の鞄がベチョベチョになっても、動くだけで可愛い。一挙手一投足全てが愛しくて、泣けるほどだ。
我ながらこの感