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答えは必ず本の中に[87/100]

「彼氏と別れた」
「友達と喧嘩した」
「親とソリが合わない」
悩みの答えを全て、本の中に求めた。

「勉強って、なんだろう」
「幸せって、どんな状態?」
「生きることに意味はあるのかな」
思考を巡らせるために、本を読んだ。

私の子供時代は、本と共にあった。
不思議だったのは、知りたいことと全く違うテーマの本を読んでいたとしても、ちゃんとそこには私のほしい言葉があった。

「本が私の悩みや疑問を知っていて、引き寄せてるのかな」と本気で思うほどで、たくさん本を読むと、そんな嗅覚が働くのかしら、これは本を読んできたご褒美だわ、なんて思っていた。

不思議だったのは、前回失恋したときに支えになった本が、今回は全く刺さらないってことがあることだった。

「伝えたいことが伝わる」も、「誤解なく伝えたい」も、書き手目線だ。しかし、読み手の立場で考えると、「自分に置き換えたり」「自分で解釈したり」が読むことの醍醐味である。

わたしとあなたの共同制作【さとゆみの今日もコレカラ/055】

たくさんの本の言葉に助けられてきた。全部、その時の自分の良いように解釈して。

今は、悩んだり、疑問に思ったときに手を取るのはスマホだ。スマホのない時代に青春を過ごせて良かったナ、と思った。

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