スマホよ覚えるな、おれが覚える。
覚える気がなければ、覚える力が衰えていく。
俗にいう「忘れっぽくなった」は、年のせいだけかと思っていたけど、そうじゃない。そもそも「覚える気がない」のだろう。
スマホで、調べればいい、撮ればいい、保存しとけばいい、と覚えることをほぼ完全業務委託しているのだから、当然の結果なのだ。
思い出そうとしても、自分と母の番号以外の番号を記憶できていない。昔なら友達や彼女の番号、メルアドくらいまでは覚えてたはずなのに。
急にこわくなっちゃった。なにか抵抗しなくちゃ。
そういえば、映画館での鑑賞後、すぐにノートを広げて作品の物語の展開や観点を書き殴るようにしている。暗闇の中で蜘蛛の糸を手繰り寄せるような感覚のあれは一つの抵抗だな。あと、過ぎゆく日々のことをブログに書くのにもまあまあ助けられってるぽいぞ。
スマホにはなるべく覚えさせたくない。おれに覚えさせろ! 記憶を奪いとってやるんだ。人間としてじたばた抗ってやる。
もしも投げ銭もらったら、もっとnoteをつくったり、他の人のnoteを購入するために使わせてもらいます。