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今だからこそ見て欲しい映画

どうも、青海良(おうみ りょう)です。
今世界はコロナウイルスの影響で色んなものが自粛ムードですね。
心なしかギスギスとした空気が世間で漂っていて、緊張した日々が続いています。

そんな時、私はふと1つの映画を思い出しました。
なので今回は、私がこんな時だからこそ見て欲しいなと思う映画を一本紹介したいと思います。

私がお勧めしたい映画は

『ラスト・ワールド』

[あらすじ]
2013年に公開されたSF/スリラー映画。
卒業を控えた20人の学生が“究極の選択”を強いられる哲学の思考実験に挑む。
想定される条件は、核爆発の最中にある仮想終末世界。生徒はそれぞれ職業カードを選び、10人しか入れない核シェルターに、誰が生き残るのがふさわしいのか討論していく。

あらすじだけ見ると、とても暗い作品で今この状態で見れるか!
といった感じですが、実はこの思考実験の内容は今に当てはめ見ることが出来、とても面白い作品です。

この作品に登場する職業は
・有機栽培農家
・構造技術者
・不動産業
・大工
・オペラ歌手
・投資信託業者
・ハープ奏者
・宇宙飛行士
・科学博士
・電気技術者
・ワインの競売人
・整形外科医
・家事労働者
・デザイナー
・ジェラート店主
・動物学者
・心理療法士
・兵士
・アメリカ上院議員
・詩人
・シェルター設計者

この職業の中からたった10人しか生き残れない、と考えるともうどう選んだら良いのか分からなくなってきますよね。

ここから少しだけネタバレになってしまうのですが、映画の中の学生達は、初め生命維持に大切な職業やその後の発展も考え技術的な職業を10人に選択します。
ですが、それでは上手くいかず、何度も最良の選択を考えていく事になるのです。

映画の内容自体は、この思考実験を経てバトルロワイヤル!の様な話では無く、最終的に想像できない斜め上な展開になってしまうので、映画の評価はあまり著しくありません。(私は好きですけどね)

勿論明確な正解やオチは欲しい所ですが、実はこの映画の思考実験自体に正解は無い、と思うのです。

状況は核戦争とコロナでは大分状況は違いますが、戦争をコロナに、核シェルターを自宅に、職業を自宅で生きる術に置き換えると、何となく見て欲しい理由が伝わるのでは無いでしょうか?

私がこの映画を見て欲しい理由は、自宅という限られた空間でどの様に過ごしていくのか
それを、今だからこそ個々に考えていく事は決して無駄な事では無いと思うのです。
人によって大切なものは違うのですから。

さて、それにしても何故この様なnotoを書こうと思ったのか?
それは、今無観客ライブや無料配信など企業努力によって実現している自宅で楽しむことのできる娯楽に、批判的な意見が寄せられているのを目にしたからです。
社会全体が厳しい局面に立たされている今、果たして本当に娯楽は必要無いのでしょうか?

勿論必要無い方も居るでしょう。
でも一方で必要としている人、それで救われる人も居る。
正解・不正解は個々で違うと思うのです。

是非この映画が、今自分にとって大事なもの・そうじゃ無いものを、個々で考えるきっかけになれば良いなと思います。

※この映画は人は死にませんが、類似する表現や性表現がある為ご家族で見る際はお気をつけくださいませ。