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野草と鹿の話

少し前の話ですが、ゴールデンウィークに、山の中にある両親の実家に帰ってきたのですが、春だというのにタケノコも、蓬も、へび苺も、名の知らぬ野草でさえも生えていないことに気がづきました。

10年も前は、春休みにおばあちゃんとふきのとうやタケノコを取って食べたりしていたのに、、、。

そうです。
鹿に全て食べられてしまっているのです。

近年、問題となっている鹿問題。
鹿の増加により、生態系に影響を与えているとの話は聞いていましたが、こうした目に見えた変化を実感してしまいました。

そんな時、最近マイブームのゴールデンカムイという漫画に、「野草を頂く時は少し残さないと翌年生えなくなってしまう」との記述を目に。
〝そりゃそうだよな。〟
気付き同時に大きく頷きました。

鹿の増加により、食べ物が無くなり畑の作物を食い荒らしてしまうような〝人間に直接加わる被害〟は大きく取り上げられるものの、普段はあまり気にしないような野草などの、その土地の生態系の歪みによって、わたしたちの普段目にしないような小さな虫などに少しづつ変化をもたらし、何れ大きな被害を招いてしまう。

そういうことか。
今まで鹿問題についてはなんとか解決しなければと調べてみたりすることもありましたが、想像以上に大きな問題を日常の中で目の当たりにしてしまいました。

もちろん鹿の駆除という1番の問題の解決も急がれますが、失われてしまった生態系を復活させるための活動にも目を向けなければなりません。

なんせ、私がそこに住む時には、春にはよもぎ団子を作りたいし、へび苺のかゆみ止めを作りたい!!笑


そのために私にできることは何か。
そして、野草を復活させるにはどうしたら良いか。

知りたいことがたくさんあります。

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