ランチェスターの法則から見るコロナ対応

30万円配り、その後に10万円一律で配る。戦力の逐次投入は、最悪の戦略!

理由は、ランチェスターの第二法則より。
http://www.lanchest.com/8history21.html

第2法則。攻撃力=兵力数^2×武器性能(質)

 第2法則の攻撃力は、兵力数2×武器性能(質)で表わされます。

もし双方の武器性能と兵士の技能に差がなければ、攻撃力は兵士の数の2乗に比例することになります。

 第2法則は、まずライフル銃や機関銃など射程距離が長い兵器を使い、次は双方が離れて戦ったときだけ成立します。2乗になる根拠は「確率の法則」が成立するからです。そのため第2法則のことを「間隔戦、確率戦の法則」と呼んでいます。射程距離が長い兵器を効果的に使うには、平地で見通しが良い所を戦場に選ぶ必要があります。

 ではなぜ双方の力関係が2乗比になるか「5人と2人」の兵士が川を挟み、ライフル銃で撃ち合った場合で考えてみましょう。

 5人側は2人の敵兵から攻撃を受けます。このとき5人の中の誰が狙われるかの確率は「5分の1」になります。5分の1の攻撃を2人から受けるので、5人側の計算上の損害は5分の2になります。

 次に2人側も相手から攻撃を受けますが、2人の中のどちらが狙われるかの確率は「2分の1」になります。2分の1の攻撃を5人から受けるので、2人側の計算上の損害量は2分の5になります。分母を調整すると双方の損害量は、「10分の4対10分の25」になります。両方に10をかけて分母を消すと、双方の損害量は「4対25」になります。攻撃力はこの反対になるので、5人側の攻撃力は「25」になり、2人側の攻撃力は「4」になります。このように双方の本当の力関係は2乗比になるのです。

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