「コーチングは遠距離恋愛に似ている」クライアント感想インタビュー
「コーチングって最近聞くことがあるけど、実際のところどーなん?」と思われている方、いるんじゃないかなと思っています。
コーチングを提供している身としては、「コーチングってこんなに素敵なものなんですよ!」と語りたいところですが、提供側が一方的にお話ししても少々説得力に欠けます。
そこで、コーチングの魅力を伝えるべく、僕のコーチングを受けてくれたクライアントのインタビューをお届けします。
▲前回のインタビューはこちら
今回インタビューにご協力いただいたのは、大学卒業後に都内で大手消費財化学メーカーに勤め、現在は九州で住宅関連会社の営業として働くyuccoさん。
yuccoさんは単発のコーチング依頼をしてくれた後に継続(4回)の依頼をしてくれたので、僕は計5回のコーチングを提供し、約半年にわたってyuccoさんの変化を目撃させていただきました。
仕事と結婚と移住。人生でも屈指の重要な事柄について悩みながらも、決して自分の理想を手放さなかった彼女の姿勢に、コーチとしていつも背筋を伸ばされていました。
このインタビューは最後のコーチングから約半年たってから行ったものになります。なので、当時のことを思い出していただくのは大変だったかと思いますが、持ち前の明るさでもっていろいろ語っていただき、「コーチングを受けるとどうなるのか」や「コーチングを終えた後に自分に残るもの」など、たくさん素敵な話が聞けました。それではどうぞ。
「このままじゃヤバイ」と思いコーチングにたどり着いた
ーーyuccoさんお久しぶりです〜! 本日よろしくお願いします〜。僕に気をつかわずに思ったことをなんでも話してください!
yuccoさん:お久しぶりです〜! わかりました(笑)。よろしくお願いします!
ーー早速ですが、コーチングを受けようと思ったきっかけ覚えてますか?
yuccoさん:そうですねえ。あの時は本当に「このままじゃヤバイ」と思ってて、そこから抜け出しだくてお松さんにコーチングを依頼しました。
ーーおお。切羽詰まってたんですね。
yuccoさん:はい。いろいろなモヤモヤが重なったタイミングでした。一つは仕事。部署が変わって仕事の内容も変化しました。そこはいわゆる花形部署で、私の希望が通って異動することができたのですが、想像以上に激務で。それ以上にやってみると自分のやりたいことズレている感覚がありました。
ーーはい。
yuccoさん:もう一つが結婚でした。当時付き合っていたパートナーが九州にいて(yuccoさんは当時都内在住)、結婚したいなと思っていたのですがそうすると九州に移住することになり、会社も辞めることになる。そうなると職探しもしなきゃいけないし年収も絶対に下がるし、東京の友人とも会えなくなるし…といった感じで悩みで頭がいっぱいになっていました。
ーーそんな状況でどうやってコーチングに辿りついたのでしょう?
yuccoさん:実は母がコーチングを提供している人だったので、コーチングの存在は知っていたんです。けど、受けたことはありませんでした。コーチングって目に見えるものを扱っているわけではないので、どちらかというと「コーチングって得体が知れないな…」と思っていました。
ーー怪しいですよね。コーチングって。お母様がコーチングを提供していたのは知っていたけど、コーチングについて良いイメージは持ってなかったんですね。
yuccoさん:そうなんです。けど、先ほど話したように悩みでいっぱいいっぱいの時、友達とカラオケに行ったり飲みに行ったりしてももちろん悩みが解決するわけではないし、悩みを共有するにしても家族や友人にするのは気が引けたんですよね…。そんな時にコーチングを思い出し、コーチを探す中でお松さんにたどり着きました。
ーーはああ、なるほど。
yuccoさん:最初に発見したのはTwitterだと思うんですけど、愉快な人だなあと思っていました(笑)。ビジネスアカウントのような意識高い感じもなく、かつ、スピリチュアル感もなかったのが個人的に好印象でした。
ーー yuccoさん、ここに買うだけで幸せになれる5億円の壺があって、今だけ500万なんですがいかがでしょうか?
yuccoさん:あ、けっこうです(笑)。私のお松さんの印象は「POPだけどチャラくない」って感じですね。Twitterではふざけているけど、noteは真面目なことを書いてて。実はお松さんのnote結構読んでます(笑)。セルフコーチングとか過去のインタビューnoteも読みました。けど、どれだけ調べても直接やり取りしないとどんな人かはわからないので、依頼のDMを送るのはすごく緊張しましたし、一種の賭けでもありました。
ーーnoteを読んでいただき嬉しいです。賭けは成功しましたでしょうか…?
yuccoさん:はい! DM送った時に違和感があったらやめようと思ってたんですが、抱いていた印象と実際のやり取りの感じが齟齬がなくて「お願いしよう」と思いました。
コーチングは遠距離恋愛に似ている
ーーよかったです〜。コーチングを受けてみていかがでしたでしょうか?
yuccoさん:まずは依頼して本当によかったと思っています。自然に会話しているのに次のステップが決まっていくのが不思議でした。どういうカラクリなのか気になっています。
ーー yuccoさん、ここに買うだけでそのカラクリがわかる5億円の壺があって…。
yuccoさん:あ、けっこうです! あと、想像以上に自分で考える時間が多かったです。はじめてのコーチングだったので、「コーチ」という名前だからもっと何かを教えたりするのかと思っていました。けど、実際は教える/教えられるといった上下関係ではなく、フラットな横の関係でした。なのに自分を客観的に見えて、自分のやりたいことがわかってきて、そのためのステップが決まっていく。本当に不思議な体験でした。
ーーたしかに、「コーチ」という言葉を聞くとそういったイメージ抱きますよねえ。でも、コーチングのコーチがやることは「質問」や「傾聴」であって、コーチング中の発話量も圧倒的にクライアントの方が多いんですよね。
yuccoさん:そうでしたね。その分自分のことを考える時間がたっぷりあって、自分のことを知る時間になったと思います。
ーーyuccoさんは単発のコーチングを受け、その後継続コーチング(4回)を受けたので合計5回のコーチングを受けたことになります。継続してコーチングを受けてみての感想などはありますか?
yuccoさん:5回受けてよかったですね。お松さんとのコーチングがいつのまにか心の支えみたいになってました。自分が求めている方向を確かめる、ブレかけていた自分を軌道修正する、そんな時間になっていました。それがあったから手放せなかった仕事をやめることができ、東京から九州に移住することができ、当時のパートナーと結婚することもできました。
ーーそれは完全にyuccoさんの努力の賜物です! 僕はオケチャン(昨年生まれた息子氏)のオムツを替えてただけなんで。
yuccoさん:(笑)。継続して受けた効果としては、普段は目の前のことに精一杯だから気づかないけど、回を重ねるごとに自分の気持ちや状況が変わってきていることに気付けたのも良かったです。あと「そうだな」で終わらずに行動まで繋げることができたのも大きかったですね。
ーー「そうだな」で終わらない。
yuccoさん:「そうだな」と思うことは多々あるんですよ。「そうだな、こっちのほうがいいな」とか、「そうだな、自分はこうなりたいんだな」みたいに。でも、そう思ってそこで終了。ってことがほとんどで。行動に繋がらないんです。
ーーなるほど。
yuccoさん:けど、お松さんのコーチングを継続で受けると「そうだな」で終わらずに行動にまで繋げることができました。それはコーチングで納得感のある目標を描くことができ、定期的にその目標を確認し、小さなステップに落とし込むことができたからだと思います。
ーー確かに、それはコーチングを継続で受けるメリットとして大きいかもしれませんね。
yuccoさん:コーチングの回数を重ねると目指すべき道がどんどん明確になっていきました。東京で過ごしていると、やっぱり得ているものも多いので「やっぱりこのままでいいかな」とか「現状を変えることが億劫だなあ」と思うことも多くて。けど、お松さんとのコーチングの時間が私を「自分の目指している道」に引き戻してくれていました。
ーーそれはyuccoさんが自分の理想をあきらめなかったからですよ。
yuccoさん:えへへ。あとそうだ、コーチングって遠距離恋愛に似ているなと思いました。
ーー遠距離恋愛??
yuccoさん:ちょっと表現として適切かはわからないのですが(笑)。例えば、めっちゃ遠くに大好きな人がいて、一方で好きじゃないけどいつでも会えて、かつ自分のことを好きでいてくれる人がいるとするじゃないですか。
ーーおお、ドラマでよくありそうなやつだ。
yuccoさん:そうしたら、好きじゃないけど近くに住んでる人からご飯とか誘われるじゃないですか。そんな日常を過ごしていると、遠くのすごく好きな人じゃなくて、近くの好意を寄せてくれる人でもいいか、となることも多いと思うんです。
ーーうわ〜めっちゃドラマでありそう。yuccoさんの言いたいことがわかってきましたよ…!
yuccoさん:(笑)。この遠くにいる本当に好きな人が【理想の自分】で、近くにいる自分を好きでいてくれる人が【現在の自分の生活】に置き換えられるなと思ったんです。そしてコーチングは、「近くにいる自分を好きでいてくれる人」じゃなく「遠くにいる本当に好きな人」を思い出させてくれるもの。つまり、【現在の自分の生活】から【理想の自分】へと視点を切り替え、その道のりを支援してくれるものだと思ったんです。
ーーうお〜。その例えはちょっと天才すぎやしませんか?
yuccoさん:よかったです。えへへ。
「朝顔の支柱」で理想にまっすぐ
ーー感動してしまいました…。ちょっとまた話は変わりますが、コーチングを受けて自身の中でいちばんの変化はなんですか?
yuccoさん:そうですね…。いろいろあるのですが、いちばんは「なんとかなる」と思えるようになった、ということでしょうか。コーチングを受ける前は、「普通はこうで〜」とか「大多数はこっちで〜」みたいな考えがあったんですが、完全になくなったといえば嘘になりますが今は少なくなりました。世間体を気にしなくなったといいますか。
ーーそれはすごい。
yuccoさん:「やってみたい」を行動するためのハードルは間違いなく下がりましたね。人は意外と自分のことを気にしてはいないと知りました。
ーーyuccoさんが眩しいです。
yuccoさん:(笑)。あと、悩みの種類が変わりましたね。悩みがないわけではないですが、悩みに鬱々としている感じがなくなりました。お松さんのコーチングを受ける前は。「自分はどこに進んでいるんだろう」という漠然として、かつ、大きな悩みがありました。それがなくなったんですよね…。なんでなのでしょうか?(笑)。
ーーそれはきっとyuccoさんが【理想の自分】に向かって行動を起こし、その過程で悩みと向き合った結果「あ、実際に行動してみると悩みは自分で対応可能なんだな」と知ったからじゃないですか? 悩みに対する認知が変わったんじゃないでしょうか。
yuccoさん:なるほど! 確かに悩みが小さくなった感覚あります。昔は自分で自分の悩みを大きくしていたんでしょうね。
ーー時間が迫ってきたのですがあと数点質問させてください! 最後のコーチングから約半年がたっていますが、「今でもコーチングを受けていたときの〇〇が生活で生きている」みたいなものがあれば教えてください。
yuccoさん:それでいうと、東京で働く友人と話すときに「東京いいなあ」と思うことがあるんですけど、それと同時に今の選択をした自分も「かっこいい」と思えているんですよね。それはお松さんとのコーチングを通して、「自分の望んでいるもの」と「他者が望んでいるもの」の区別がはっきりとついたからだと思います。私は「自分の望んでいるもの」を選び進んだという自負があるんです。
ーーyuccoさんが眩しくて目を開けられないですよ。
yuccoさん:(笑)。自分を俯瞰してみる、もできるようになったと思います。今の生活ももちろん嫌なことは多々起きます。けど、どこかゲーム感覚でやれるようになったんですよね。いろんな自分を切り分けられるようになったんです。それはお松さんとのコーチングで自分を第三者視点でみることができるようになったからだと思います。
ーー(すごすぎる…)では最後に! お松のコーチングにキャッチコピーを付けるとしたらなんとつけましょう?
yuccoさん:難しいですね(笑)。そうですね…。私にとってお松さんのコーチングは「朝顔の支柱」ですね。
ーー朝顔の支柱!?
yuccoさん:そうです。あの朝顔の真ん中にある棒です。あれがあるから朝顔って上にまっすぐ伸びることができるじゃないですか。けど、支柱はまっすぐ伸びることを強要しているわけじゃない。ただそこにあるのみ。朝顔はその支柱を頼りにして、自分を見失うことなく安心してまっすぐ成長することができる。そんなイメージです。
ーー遠距離恋愛の時も思いましたが、天才ですね。
yuccoさん:えへへ。ありがとうございます。
ーーこちらこそです! yuccoさん、本日は貴重なお時間ありがとうございました! これからもyuccoさんの幸せ全力祈願しています!
yuccoさん:こちらこそありがとうございました!
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
yuccoさんは転職、移住、結婚と複数の大切な転機を同時に抱えていたため、自身も語っていたように初回のコーチング時はがんじがらめになっていました。
しかしながら、モヤモヤを抱えながらも【理想の自分】を諦めない意志が奥底にあり、それを感じて僕は「この方はきっと自分が望んだ道に進むのだろうな」と漠然と思っていました。そしてその予想は的中しました。
しかし、このインタビューで彼女の変化は僕の想像のはるか上を行っていることがわかり、すごく嬉しくなりました。コーチングは魔法じゃないが時に思いもよらないマジカルなことが起きる、と思っているのですが、それを体感できる素敵な時間でした。
最後に、このnoteをyuccoさんに読んでいただき感想をいただいたので、それをのっけておきます。yuccoさんありがとうございました。これからもめちゃくちゃ応援してます!
yuccoさんより
▲お松のコーチングについてはこちらから
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