コーチングたくさんやったので「得られる効果」をまとめたら自画自賛になってしまった
今コーチングをバリバリやっている者です。
コーチングをやってると「コーチングって何?」とよく聞かれます。そこで説明するわけなんですが、そのあとに高確率で「結局コーチングを受けるメリットってなんなん?」と質問がきます。
確かに。
受けてメリットがあるかないか。そしてあるとすればどのようなメリッなのか。気になりますよね。今まで40人近くの方にコーチングを行って、みなさんにフィードバックをもらっているので、その声を元にメリットをまとめてみたいと思います。
▼いつもフィードバックをお願いしている内容です。
① お松のコーチングセッションを終えての率直なご意見お願いいたします。
② 話したいテーマ内容について考えは整理されましたか?
③ 「ここ感動した!」「嬉しかった」という点があれば教えてください。
④ 「継続的にお松コーチングを受けたい!」と思っていただいた方は「イエス、高須 クリニック!」、そうでない方は無回答でお願いします。
まとめてみたらいいコメントしかなかったので、自画自賛noteになってしまいました…。人の自慢話聞くの辛い時あると思うので、「よし、自慢を聞いてやろうじゃないか!」と整った時に目を通していただけると嬉しいです。
参ります!
(僕のコーチングの実感であり、すべてのコーチングに当てはまる話ではないです)
①思考が整理される
コーチングを行う時は、話したいテーマをクライアント(コーチングを受ける人)に決めてきてもらいます。
<テーマ例>
・将来の目標
・やりたいことがわからない
・転職しようか迷っている
・プログラミング身につけたい
・痩せたい
・部屋を綺麗にしたい
・なんかモヤモヤする
・ワクワクしたい
など
具体的なテーマでも抽象的なテーマでもOKです。よく「こんなフワッとしたテーマでもいいのでしょうか…」とご相談いただくのですが、全く問題ないです。
なぜなら、悩み事って大体フワッとしているから。
「うわ〜転職迷ってる〜!今の会社は辞める事決まってる、なんなら次の会社の目処も立ってる、やりたい事、自分の市場価値、希望の待遇も定まってるけど、悩みが尽きない〜〜!」
なんてことはあまりないと思います。
「転職に迷っている状態」って、
・今の会社で良いのか迷ってる
・会社の人間関係で悩んでいる
・会社の給料に不満がある
・やりたい事わからない
・大学時代の友人がSNSでキラキラしててモヤモヤした
などが混在している状況が多い。つまり、悩みの正体は様々なモヤっとしたものの集合体なのです。そしてこの「モヤ集合体」は、一度集合してくっつくと、個別に認識しづらい。(スライムがくっついてキングスライムになった姿をイメージしてもらうとわかりやすいです)
コーチングでは、この「モヤ集合体」を分解し、ただの「モヤ」にしていきます。それだけでかなり思考がすっきりした実感が得られます。
加えて、僕は分解した後グルーピング・再構築する事をよくやります。そこに質問を重ねて「転職に迷っている状態」の裏にある価値観や欲しているものを探していくイメージです。
<会社への不満>
・今の会社で良いのか迷っている
・会社の人間関係で悩んでいる
・会社の給料に不満がある
⇨1番不満なのは?
⇨それが解決されたらどうなる?
⇨逆に好きなところは?
<自分への不満>
・やりたい事わからない
⇨今の会社でやりたい事を実現できている人は?
⇨やりたい事が明確になったら何が可能になる?
<その他>
・大学時代の友人がSNSでキラキラしててモヤモヤした
⇨キラキラとは?
⇨キラキラをSNSで発信できたらどんな気持ちになる?
こんな感じですかね。そこで出てきた答えをまた分解したりくっつけたりすると、思考が深まるな〜と実感してます。ただこのやり方は、編集を仕事にしている自分の思考が色濃く反映されてる気がするので、コーチによってはやんないかもです。悪しからず。
▼実際の声
・私の話を構造化&可視化してくれて、思考が深まりました。
・整理され過ぎて、課題が浮き彫りになり「ちゃんと向き合わなきゃやべえな」と改めて思いましたね。
・かなり明確に5年後の理想の自分になるために何をすればよいのかが整理できました。自分はよく考える前に行動してしまうタイプなので、お松さんからの質問で自分がやりたいことがわかりました。
・本当に頭の中が整理されましたし、自分が潜在的に思っていることも表に出てきて、発見のある時間でした。お松さんのコーチングは、無理に導くのでもなく、自然に話を引き出してくださったのがとても心地よかったです。
・思考が整理されました!実は苦し紛れに出したテーマだったんだけど、こんなに深堀できて、かつポジティブな方向に転がるなんて驚き!
②「強みカード」を発見できる
まずはこちらをご覧ください。
視力検査のやつですね。
さて、見た瞬間、どこに目がいきましたでしょうか。
おそらく上の空白に着目したのではないでしょうか。このように、人は「ないもの」に注目しがちです。「ないものねだり」って本当にそうですよね。
コーチングをやっていても「〇〇ができなくて」「〇〇があれば…」なんて言葉をよく聞きます。
その気持ち、めっちゃわかります…!
以前、「1年後の自分」をテーマにコーチングを受けたのですが、ある目標に対して「自信がないから無理〜」とこぼした事があります。そこで言われたのが
「じゃあ自信があったらどうしたいですか?」
でした。当時は「そんな鬼畜な…」と思ったのですが、今では「自信がない」と言う事で「行動できない自分」を守っていたのだな〜とわかります。コーチングの凄いところは、コーチにされた質問がずっと心に残り続ける事。質問が内在化します。今では事あるごとに「自信があったらどうするか」と自問し続けています。
すみません、めっちゃ話がそれました…。
話を戻します。
人は「ないものに」に目を向けがちです。自分自身の「ないもの」に目が向くから、自分に自信が持てない。でも、コーチはクライアントの「良い面」に目を向け、それを引っ張り出します。
人間、100%悪いところ、もしくは、100%良いところ、で構成されている人はいません。また、悪いところも視点を変えれば良いところになりますよね。
スヌーピーの名言「配られたカードで勝負するしかないのさ」でいうと、自分に自信がない状態は、手元に自分の「強み」カードがない状態と言えます。でも、人には必ず「強み」がある。つまりカードに気づけずにいるだけです。
コーチはクライアントが「透明」に見えているカードに色をつけます。色をつけられる事によって、自分にはこんなカード(強み)があったのだと知り、大げさに言うと、自分自身に価値を感じることができるようになります。
僕はストレングスファインダー(ざっくり言うと強み)の1位が「ポジティブ」、2位が「最上思考」です。その組み合わせが特に「人の良い面」を見る傾向にあるそうでして、そうかもな〜と思ってます。違ったら恥ずかしいですねコレ。
▼実際の声
・今ある私の中の要素から「強み」を引き出していただき、純粋に嬉しかったです!
・今まではつい改善点ばかりに目が行っていたけど、もともとある力を伸ばす方向性に気づかせていただいた。
・やろうという方向に少し気持ちがシフトしたのか、抵抗感がちょっと下がったような気がします。
・これまで、どうしたら良いか考えたり、なぜこうなったのか考えたり、落ち込んだり、というところをぐるぐるしていたのですが、そのループを抜けて次のアクションをとる目の前まで来ることができました。
・「得体の知れない不吉な塊が私の心を始終圧押さえつけていた」という感じでしたが、未来に向かって動き出して行けるような気がしました。
↑梶井基次郎の『檸檬』ですね。おしゃれ!
③目標達成のための行動が決まる
思考を整理するのも、手持ちの「強み」カードに気づくのも、目標を達成するためのアクションを導くためと言っても過言ではありません。
コーチングの一般的な流れは下記。
①目標設定
②現状把握
③行動設定
大切なのは順番です。「③行動設定」からやってしまうと失敗します。
転職したいな〜とぼんやり迷っている方に「どこの転職サイト使うの?」とか「どこの業界をリサーチする?」といきなり行動を聞いても、答えは返ってきません。
なぜなら、先ほども書いたように、悩みは「モヤ集合体」だからです。自分が何に悩んでいるかよくわからない。何に悩んでいるかわからないのに、「どう行動しているか」なんてわかりっこないんです。
目標が定まっていないのに行動を引き出そうとすることは、作る料理が決まってないのに、スーパーで買い物する事に似ています。買い物かごを持ってスーパーをウロウロしても、作る料理が決まってないと食材を手に取ることはできませんよね。だからコーチングでは行動を設定する前に必ず目標を設定します。
整理したらこんな感じになります。
①目標設定(思考を整理)
⬇︎
②現状把握(「強みカード」を発見)
⬇︎
③行動設定
まずは、「モヤ集合体」を分解して「どうありたいか」を設定する。次に自分の「強みカード」を発見して正確な自分の力を理解する。そして、そのカードを駆使しながら目標に近づくための行動を設定する。
とはいえ、コーチングは「個別対応」なので、この流れの通りになるとは限りません。①と②が入れ替わることは結構あります。特に25人を超えたあたりから、流れをあまり意識しなくなったので、もし僕のコーチングを受けている時に「あれ???noteの流れと違うぞ??手を抜いてんのか???」とか思わないでもらえるとありがたいです…。いつも全力です。
▼実際の声
・自分のやりたいと潜在的に思っていたことが見えたので、今後の仕事の方向性を考える上でとても有意義でした。また、アクションも具体的かつ低いハードルの目標(がんばれば達成できることが見えている)なのでとても整理できたと感じます。
・自分の中でのふんわりとした将来的な構想を整理したく、セッションに名乗りを上げましたが、想像以上にプランやスケジュールが具体的になり、良かったです。
・悩みが物理的な部分での相談だったので方法が手詰まりになっていたのですが(頑張るしか無い的な)、新しい工夫の方法を思いついたのは嬉しかったし楽しかったです。
・自分のやりたいと潜在的に思っていたことが見えたので、今後の仕事の方向性を考える上でとても有意義でした。また、アクションも具体的かつ低いハードルの目標(がんばれば達成できることが見えている)なのでとても整理できたと感じます。
・まさか落としどころ(行動)になって、だいぶ感動しました。
④自分への向き合い方が分かり、物事への取り組み方が変わる
先ほどコーチングのゴールは「目標を達成するためのアクションを導くこと」と書いたのですが、最近なんかしっくりこなくなってきました。
コーチングを行ったクライアントは、コーチングで設定した行動以上のアクションを自主的にとるようになります。これ本当に凄くて、その姿を見るたびに「人ってすごいな〜」と感心してしまいます。
以前「部屋をいつも綺麗に保ちたいができない」をテーマに1時間コーチングを行い、そのための行動が「洗濯時に、トップス類、パンツ類、下着類を分けるネットを購入する」と決まりました。
コーチングのゴールが「目標を達成するためのアクションを導くこと」だとすると、これ以上の成果はないはずですよね。でも、ここからクライアントは「洗濯機からベランダまでの動線を綺麗にする」「ゴミ箱を指定の場所に固定する」、さらには「床が綺麗になったのでベッドを購入」とめちゃくちゃ行動を積み重ねています。
ゴールを突き破ってる。すごい。
これなんでかな〜と思ってたんですが、コーチングを受けてくれたクライアントが書いてくれた感想noteを見てなんとなくわかってきました。
詳細を書くとあまりにも長くなりそうなので結論から言うと、私が本当に悩んでいたのは転職ではなく「自分との向き合い方」でした。
この答えが出た時は、ボロボロと涙してしまい「本当はなんとなく分かってたけど何かのせいにしたかったんだな」という自分の思考に気づきました。
「〜さくまがラクマになる話〜」より抜粋
つまり、クライアントはコーチングを通して、「自分との向き合い方」を知る。向き合い方を知ることによって、人は前向きになり、「物事への取り組み方」が変わるのだなと。
もちろん、クライアントの頑張りが99%、コーチングの効果が1%ぐらいの割合です。でもその1%になれたらこんなに幸せなことはありません。
⑤【番外編】楽しい
これはコーチングとは関係ないと思うのですが、「楽しかった」とコメントを残していただくこと多いので、多分楽しいのだと思います。決して面白いことを言うわけではないのですが…。
あまりに多いので「これはコーチングの効能として正しいのか!?!?」と思っていたのですが、暖かい言葉をいただいたので「おっけ〜!」と今は思ってます。押忍。
▼実際の声
・初めてお話したとは思えないくらい話しやすかったです!結構人見知りをするので、話せるかな…と少し不安に思っていましたが、お松さんの声から感じる心理的安全性の高さと楽しい雰囲気で楽しくセッションを受けることができました。お松さんは、「楽しいと言われるのが良いのかわからない」と仰っていましたが、(私の主観ですが)楽しいことは心理的安全性の高さに繋がり、緊張が少ない状態の中で、自分の考えをまとめ言葉を発することができるのでとても良いことだと思いますー!
・少しお話しましたが、割と考えていることを丸裸にされるのではとドキドキソワソワしていましたが(笑)、終始楽しんで対応することができました。お松さんの持つ優しくちょっと話し方が砕けても聞いてくれそうな雰囲気がより話やすい空気を作っているなとも思います。
うお〜!やっぱりこれはかなり恥ずかしいので、この辺にしておきます!!!
以上です!
長くなってしまいました…。ここまで読んでくれてありがとうございます。
コーチングとても良いなと思っているので、これを読んでいるあなたがコーチングに興味を持ってくださると、とッッッッッッッッッッッっても嬉しいです。
コーチングやってますので、ご希望の方はこちらにDMお送りください!
記事にスキをもらえると、スキになります。