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パネルディスカッション登壇します。話したいことまとめました。


①福祉から雇用のつなぎ。のはなし。

日本における障害者雇用の現状を俯瞰しながら、「訓練モデル」として福祉から雇用へのトランディションが行われる現状であること。
(障害者総合支援法でもそのようになっている)

②「努力不足」ってつらたん。

つまり、障害者個人を社会に適応させるようなトレーニングが必要であると説き、雇用ができないかことは「障害者個人の問題である」「本人の努力不足である」という視点に立ちやすい現状であること。それって、ちょっと辛くない??って話。

③障害者雇用求人についておさらい

そもそも、障害者のための求人は障害のない人との雇用機会の差をなでらかにするための「積極的差別是正措置」であること。そのため、企業側が差別是正措置に向けた取り組みを推進していかなければならない。つまり、企業側が障害者の状況に応じた業務の切り出しを行い、求人を出しハード面・ソフト面の整備が求められる。
「企業への負担が大きいんじゃないか!」という話もあがってきそうだけれども、そのあたり具体的にどういったことが負担なのか、それを周りの資源で解消できないのか、そもそも負担を軽減させるための配慮をされているのか、などは聞いてみたい。

④企業は採用についてどう考えている?

企業側は、どんな人を採用したいのだろう。経産省などが提唱している「ニューロダイバーシティ」の概念によって、障害者の中でも分断が生まれる可能性が危惧されると感じている。
(注意:ニューロダイバーシティは本来は、障害という言葉からの変換だと私は考えており、この言葉自体に「優秀な」という意味が付与されているのではないか、というのは私の解釈である。)
「何か秀でた才能のある人を採用したい」という企業の考えがあり、障害のない人を採用する時と同じ様に「企業にどれだけ貢献できるか」という視点で雇用が語られているところもあると思う。そのような考えに一定の理解は示しつつも、「積極的差別是正措置」の観点からいくと、その視点だとすれ違いが起きそうであることを問題提起して議論したい。

⑤みんなで仲良くししない?

医療・福祉・行政・企業が手を繋ぎながら当事者中心として包摂していくようなネットワーク作りが弱いと思う。就労してしまうと、地域の資源から遠ざかってしまう現状があるのでは。このあたりをもう少し支援者同士で強度なネットワークを構築していくことが重要で、変にお互いを牽制し合うのやめないかい?

⑥対話って超ムズイよ。

合理的配慮をめぐる対話かー。そもそも、我々きちんと相手のことを慮りながら自身の意見を伝える様なコミュニケーション取れてるかな?日常で。雇用場面だけではない様な気がする。

つまり、みなさんとディスカッションしながらきちんと「日本の障害者雇用はどうあるべき?」ってことを考えていきたい!むしろ色々教えて欲しい!!!

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