![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28199064/rectangle_large_type_2_3a05653c9ac7fb0645c840b1fa022e21.jpeg?width=800)
お茶ができるまで
こんばんは、波瑠です。
先日、お茶を製造されている工場を見学してきました。
備忘録として煎茶が出来るまでの工程をまとめます。
【煎茶】日本人に最もなじみの深いお茶。お茶の特徴としては、フレッシュで清涼感のある香りと甘味、渋味、苦味、うま味のバランスがとれた味わい。
煎茶の製造工程
蒸熱→粗揉→揉捻→精揉→乾燥
1.蒸熱
【機械】蒸気発生装置・蒸機
【目的】
・生葉の酵素を失活させる
・生葉中の青臭や悪臭を除去
・生葉の柔軟性を増加させ、以後の工程の揉み作業を容易にする
【蒸熱時間】
・若芽→25~30秒、普通芽→30~40秒、硬葉→35~45秒
・若蒸し・・・青臭や苦渋味の原因
・蒸し過ぎ・・・香味が乏しく、緑色が褪せた茶になる
・蒸し時間と葉色の変化には相関関係が認められる
2.粗揉
・熱風の中で攪拌・揉圧し、茶葉の水分を均一に効率よく蒸発させる
・粗揉機には半円形の揉底部があり、これに沿って「揉み手」と「葉ざらい」が回転する
3.揉捻
・製造工程中、唯一熱を加えずに揉む工程
・茶や葉柄部は葉部に比べ乾燥し難い。それらを十分に揉んで細胞から水分を揉み出し、茶葉全体の水分を均一にすること、形を整えることが目的
・所要時間:若芽20~30分加重軽く長めに、普通芽15~25分、硬葉は加重を加え短めに
4.中揉
・茶葉を軽く揉みながら乾燥を進める。均一に水分を除去し、茶葉をよりながら細くする
・回転乾燥機の一種、火炉と本体から構成、本体は回転胴と主軸等でできている
・茶温34~36℃
・取出し時期:茶を固く握って話した時、茶の塊がゆっくり解ける状態。所要時間30~50分
5.精揉
・茶を針状にする工程、手揉みの要素を取り入れた巧妙な動きをする構造
・茶温38~40℃ 所要時間約40分
6.乾燥
・乾燥機:回分式棚型乾燥機、連続式早帯式乾燥機に大別
・熱風温度:80~90℃
・乾燥時間:20~30分
茶畑
最後に茶畑へご案内していただきました。雨の影響で第一工場が稼働してなかったからと気を遣ってくださり。
車の後ろをついて行ったのですが、ご案内してくださった方は慣れているからか、山道にも関わらず結構なスピード。ついて行くのに必死になっていて到着するまで景色を見る余裕が無かったので、車から降りた時は感動でした。
360度見渡す限り茶畑。一面に鮮やかな緑の茶樹が広がっていました。
時期的に茶を栽培した後だったので所々茶色がありますが…と少し申し訳なさそうに語る担当者さまでしたが、とんでもない。素晴らしい景色。
暫く1人でぼーっとしたかったけれど小雨が降ってきたので退散。住所を聞くのをすっかり忘れていたのですが、いつか記憶を辿ってもう一度行きたいです。
最後まで読んで頂いた方、いつもつまらなくてごめんさい。今日もお疲れ様でした!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?