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彼らは敵なのか?

毎月開催している読書会。
先月に引き続き、オンラインでの開催だった。

今宵の本は『ウイルスは生きている』。
生物と無関係の電子の波に乗せて、画面の向こうにいる仲間と意見を交わす。

ウイルスは生物なのか?敵なのか?硬めの本だったけれど、比喩がふんだんに使われていて目に見えない存在のことが少しだけわかったような気がした。

人間の体にも住んでいるウイルス。生物は何億という彼らの働きによって生命活動が行えている。共生する存在であって、必ずしも敵ではないようだ。
ウイルスの大家さんが生き物という構造は、地球と人間の関係に似ているかもしれない。そんなことを思った。
良好な関係の時もあれば、悪意なく害をなすこともある。
向き合い方を学びたい。

先日、お遣いで鎌倉に行かねばならず車で桜の名所を通過した。
いま、私たちはしんどいけれど、人間のいない世界でも生き物はあいも変わらずキラキラとしていて美しかった。庭にやってくる猫たちは今日も春を満喫している。この世界の仲間でいたい。共に生きていたいなぁと思った。



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