見出し画像

揺れ動くのはしょうがない

知人からモーニングページの効果を聴き、もう1ヶ月近く続けています。

モーニングページとは、朝起きたらできるだけすぐ、思ったことをすべてノートに書いていくというもの。どんなくだらないことでも、「書くことがない」でもいいそうです。知人はモーニングページを書くことで一日をすっきりと過ごすことができると言います。頭の中を掃き掃除するような感じなのだとか。

本当はA4のノートに3ページぐらい書くそうなのですが、できる範囲でやってみた結果、「手持ちのノートに“もう終わり!”と自分が思うまで書く」というスタイルで続いています。3ページ書いた日は1回も無く、だいたい半ページぐらい。短いときは5行で終わる日もあります。
そんな適当なスタイルでも、なんだか頭の中に舞っていた埃が掃き清められたような感じがして、1日が今までより少し、穏やかになったような気がしています。

モーニングページの内容は、大体こんなイメージです。
“虫の声がする、あれをしなくてはというタスク、しんどい、今度やりたいこと、静かな部屋の感じ、おなかすいた、子どもの頃の回想、あれをやろう、もう書くの終わろうか、鳥の声と虫の声がする、眠い、芸能人の●●の人生ってすごいよなあ、窓の外の空の明るさ(夜明けに書くので気になる)、疲れた”
このような脈絡のないことが次々と沸いて出てきて、それをどんどん書き留めていって、“終わり!”と思うまで続ける感じです。

そんな毎朝の作業の中で、時々、こんな記述が止まらなくなることがあります。
昨日のあの出来事への消化できない気持ち、それに対する本音、それに対する別の視点からの考え、でも解消できない本音、モヤモヤ、モヤモヤ、モヤモヤ、モヤモヤ・・・・
そういうときは、“終わり!”が来るまでそのままモヤモヤ、モヤモヤ・・・と書き続けます。違うことが浮かんできたら、そのまま書くので、モヤモヤ、モヤモヤ、鳥の声がする、モヤモヤ・・・と言う風になったりもします。

そうやって続けてきて、今回なんとなくパラパラとノートをめくってみたら、面白くて。
だいたい3日に1回ぐらいモヤモヤしているんですが、そのときにひきずっていたモヤモヤについて、だいたい1日経つと忘れるんですね。で、3日後にまた新しい何かを捕まえてきてモヤモヤしている。もちろん、ノートをめくっている現在、以前のモヤモヤはすべて忘れています。

これについて、2つ思うところがあります。
(1)モーニングページで書き留めていなかったら、モヤモヤは掃除されないまま舞い続けて、何度も心に沸いてきただろうということ。
(2)そのときは真剣にモヤっているかも知れないけど、心ってほんとうに気まぐれだなあということ。

心の気まぐれ度合いが分かってきたので、その気まぐれに巻き込まれないよう、少し距離を置いて付き合っていこうと思います。
揺れ動くのはしょうがない。
揺れ動くのはしょうがない。
そう思って、モヤモヤしている自分の心を、離れた場所から見守りたいと思います。
そうすると、言葉を選んで発する余裕ができて、言い過ぎることが少なくなるかなあ、と思います。

昨日は、わざわざ言わなくてもいいかもね、と思い直せた。そんな風に振り返って、ノートに書ける日が増えるといいなあと思います。

<モーニングページについて書いてある本>
やってみると、良い感じです。よろしければ参考にしてみてください。
https://amzn.asia/d/agjbN6m


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?