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任短かな

皆さんこんにちは、まるです。

つい先日年が明けたかと思えば、約二か月終わってしまいそうな勢いです。

日本はまだまだ寒い時期が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?

モザンビークは相変わらず暑い日々が続いています。
と言っても最近ようやく落ち着いてきて30度前後を行ったり来たりしてます。
北部のほうは40度超えるらしいですが。。。
今の任地でよかったとつくづく思います…

さてさて本日は任短について書いていこうかなと思います。

任短

正しくは‟任期短縮”

つまり本来の任期である二年を全うせずに途中帰国するということです。

ボランティアの中には一定数この人たちがいると聞いています。

理由は様々で病気だったり精神的なものだったり、やりたいことと違ったり…etc

私の場合はやりたいこととは違ったというところでしょうか。

本当であれば、森林保全・調査隊員としてコスタリカに派遣予定でした。

その後コロナウイルスの影響があり、派遣は中止、案件もなくなりただただ待っているだけ。

でもその期間に出会えた山という生涯、命を懸けてもいいと思えるもの

ある意味コロナには感謝しています。

そういった経緯もあり、ボランティアに参加することを辞退しようと直前まで思っていました。

しかし、何事も経験。やらずして後悔は世の常。と思い参加しました。
特にみんながみんな受かるわけでもないので…

それからの半年、いろいろなことがありました。

楽しかったです。
辛いこともたくさんありました。
多くの人に支えられ、人のやさしさに甘えていたような気がします。

そして活動先でも現地の方は優しく接してくれます。
仕事に関しては腰が重いのが玉に瑕ですが…

ここでも多くの人に支えてもらいました。

しかし心のどこか、と言うか大部分でこれは違うと思ってることが日に日に膨らみ始めました。

特に森林に関して

守るべき森林の明確な線引きがされていないこと、そもそもにどういった生態系なのか調べられていないこと

など保全に関する情報はとても少ないものでした。

それも調査する側ならいいでしょう。

僕はそういった任務ではなく、しかもそれをするお金も移動手段も何もない

配属先がそういったことをする機関でもない

やるのは環境教育

しかし環境教育をするためには自分たちが住んでいる地域の情報は必要不可欠だとも思うのです。

また農業についても環境アセスメントが行われていないため、環境への影響が測れない状況で規模を拡大していくようなことはできないなと

何をするにもまずは調査が必要だと考えている僕には、厳しい現状でした。

わかっていたことと言えばそうなのですが、配属先の名前がそういったこともしている、そして要請内容にもそのようなことが書かれていたため、心のどこかで安心していたところもあったのでしょう。

まぁ全部言い訳なんですけどね…

もともと登山ガイドになりたいとずっと思っていて、登山ガイドの仕事の一つとして子供登山教室のような環境教育をやっていきたいと思い、環境教育の経験を積むためにボランティアに参加しました。

しかし、そのような経験をあまり積めないなと感じています。

また、登山を主体的にこれから活動していくのであれば、登山を極めるべきだと思います。

登山に関する様々な知識や経験、生物の情報、土地の名前や歴史などなどこれらを知ることによってはじめて教育というものができるだと

環境教育の経験はあくまで手法の経験であって、登山を主に扱うならまず登山の知識が必要なのだと感じました。

ゴミ問題や汚染問題など大きな問題は登山をしなくても身に着けられるし、いくらでもその問題へ繋ぎようがあります。

しかし、登山をすることでしか得られない経験や知識など最前線のものがあります。

広く一般的な環境問題を枚挙するだけの環境教育は僕がやりたいことでもなければ中身がないと感じてしまうのです。

もちろん全部が全部そうではいですが、僕が同じことをやれば中身のないものになります。

だから私は日本に帰って登山をしながら今描いた夢に向かって突き進みたいと思っています。

帰国後は山小屋で働こうと思っています。

山のことをよく知るために

ボランティアは日本国の税金によって賄われているため、いろいろな葛藤もありました。税金の重みから結果に囚われていたりします。

そういったいろいろなことを加味して、まだ半年ですが、任短しようかなと考えています。

まぁとりあえず今やらないといけないことを片付けて、周りに迷惑が掛からない状態で任短試用と思います

飛ぶ鳥跡を濁さずです

ではまた

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