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「歴史を紡いでいる感覚」をもつこと。
こんにちは。
猛暑が続いており、関東は梅雨明け間近ですね。
今日は、日常キロク製作所が大切にしたい価値観、
・歴史を身近に感じられる豊かさ
・歴史を紡いでいる感覚を持つこと
にまつわる想いを記録します。
歴史(の雰囲気)が好きで、過去の想いに浸ることが大好きなのですが、
歴史を紡いでいるのは自分自身だし、
京都や奈良に行かなくても、もっと身近なところで
歴史のロマンを感じられる!という記録になります。
1.名所でなくとも歴史はある。
![](https://assets.st-note.com/img/1689207923937-0kmJEtIhZB.jpg?width=800)
「歴史」と聞くと、教科書に載っているような大きな事件や戦い、
その舞台になった場所など、
いわゆる観光どころの「名所」などがイメージされるかと思います。
だけど、今歩いているその道、住んでいるこの家、乗っている電車…
そこかしこに過去の時間は流れていて、
きっと何某かのストーリーがあったはず。
そう思うと、なんだかロマンを感じませんか…?
記録に残っていないだけで、知らないだけで、
大切な時間が積み重なった場所があちらこちらにあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1689215448930-vtHw5oa36t.jpg?width=800)
時間の縦軸を、少しだけ感じながら過ごすだけで、
なんだかわくわくしたり、気持ちが穏やかになったり、
「今」を大切に過ごそうと思えたり。
このような“歴史を身近に感じられる豊かさ”を大切にした制作を
していきたいと思っています。
そして、今住んでいるこの家、この街で、歴史を紡いでいるのは自分自身。
そう少し意識するだけで、日々の生活も、散歩も、通勤の道のりも、
ちょっとだけ充実感が増す気がしませんか…?
2.意外に知らない、身近な歴史。
![](https://assets.st-note.com/img/1689215434114-ebwHxU0LIy.jpg?width=800)
「歴史」は、自分とは少し切り離された、なんだか遠い世界の話…
という気もしますが、
身近なところに歴史があれば、身近な人にも歴史あり。
一番身近な歴史は、家族の歴史。
そして、以外に知らないのも、家族の歴史。
小さい頃からお説教入り愚痴のように(?)聞かされた母の昔話を、
ところどころは記憶しているものの、
母の歴史を、子供や孫にも語れるかと言ったら、
「昔は苦労したらしいけど、口うるさくて、おこると怖~い母だった」
…で終わってしまうレベルです。(極端すぎますが)
昨年亡くなった祖母は、戦時中、外国に赴いており、
帰国後の日々も様々な苦労や経験をしているようだったのですが、
詳しい話を知ろうとしないまま、
もう聞くことができなくなってしまいました。
父は「まだいつでも聞けるな」と思っていたら
突然体調を崩して、今は会話が難しい状態です。
家族の歴史を知ることは、自分のルーツを知ることでもあります。
知ることで、新たな一面を知ったり、共感できたり、
家族の距離もぐっと縮まるきっかけになったり。
きっと長年の経験の中から、伝えたいこともたくさんあるはず。
いずれにしても、聞ける時間は限られています。
なるべく、早い方がいい。
ということで、母の自分史づくりに取り掛かりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1689216297103-fK5zWxvad0.jpg?width=800)
長時間のヒアリングでしたが、知らなかった苦労話、笑ってしまう体験、
青春時代の淡い思い出、子育てに苦労したエピソード、
私や弟に伝えたい想い…
やっぱり、聞いておいてよかったと思うと同時に、
自分の人生も、1日1日の積み重ねで歴史になって、
次の世代に移り変わっていく
という、当たり前だけど見過ごしがちな事実を
改めて感じました。
(そしてやっぱり、こんな大切な歴史は、聞きっぱなしではもったいない。
記録に残したい!と思って、文章をつくっています。)
長くなりましたが、こんな想いから、
歴史を身近に感じられること、
積み重ねた時間に想いを馳せやすい仕掛けや工夫
をした制作ができたらと思っています。
制作する「家のお守りBOOK」は、
家と共に歩んだ家族の年表や、
住んでいた町の歴史、思い出のスポット、ご近所さんの移り変わりなども
記録してお渡しする予定です。
今回も、貴重なお時間割いてお読みいただき有難うございました。
また来週、お会いできたら嬉しいです。
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