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えごま油の驚くべき効能3つ【スプーン1杯でカラダを助けてくれる】

こんにちは。菜食トレーニーおまめです。

今回は、慢性炎症体質が多いとされている日本人にとって必要不可欠な栄養素が摂れるえごま油について触れていこうと思います!

聞いたことはあるけど意外と「えごま油って何だろう?」と思う方は多くいらっしゃると思います。

えごま油の原料はシソ科植物で、その「えごま」の種子を搾ってとった油がえごま油です。                           えごま油には人間の体内では作れないオメガ3脂肪酸(必須脂肪酸)が含まれています。えごま油にはオメガ3脂肪酸の中でもαリノレン酸と言われる脂肪酸が約60%以上含まれていて健康的な食生活に欠かせない油と言われています。


つまり、約60%以上もαリノレン酸が含まれているのがえごま油の特徴です。ちなみに体内に入ったαリノレン酸は一部がEPAやDHAに変換されますのでαリノレン酸を摂取する事でDHAやEPAの効果を得る事ができます!!

えごま油がなんなのかを何となくわかったところで今回は【えごま油にはどんな効果があるのか】【えごま油の効果を最大限引き出すためのワンポイント】をご紹介致します!!

今回も論文や研究報告を参考にして書かせていただいてます。興味がある方は参考研究としてURLも貼っておくので見てみてください。
それでは解説をしていきます!

↓本文はこちら↓

■えごま油の驚くべき効能3つ 

⬇️その①:抗炎症作用⬇️

慢性炎症体質が多いとされている日本人にとってえごま油の栄養素が不可欠な理由の一つとして抗炎症作用です!!現代では慢性的な炎症が問題となっていて、炎症によって病気にかかってしまうと言っても過言ではないです。

えごま油には抗炎症作用があり、研究でもえごま油の摂取は有意に炎症を引き起こす物質の分泌を減少、産生を減少・阻害することがわかっています。それによって体内での炎症反応を抑制することができます。

えごま油の抗炎症作用は慢性的な炎症と戦うのを助けてくれるので病気や疾患予防に効果的ですね!!

⬇️その②:抗がん作用・がん予防⬇️

えごま油は抗がん作用・がん予防に効果的といくつかの研究で明らかになっています!

ラット実験ではえごま油の摂取量が増えるほど結腸がんのリスクを低下させたことがわかっていて、結腸の発がんを防ぐえごま油の最適な量を調べたところ0%のえごま油の摂取では結腸癌の発生率が67%、3%のえごま油の摂取では発生率が40%、6%のえごま油の摂取では発生率が48%、12%のえごま油の摂取では発生率が32%だったことが明らかになっていて数値を見る限り、摂取量が増えるほどリスクが低下していることがわかります。

その他の研究でも、油の種類によって発がんリスクが変化することがわかっています。結腸発癌に対するα-リノレン酸が豊富なえごま油の阻害効果をラットで調べたところ、えごま油の摂取は結腸がんの発症率が19%で、紅花油の摂取は発症率が56%、パーム油の摂取は発症率が58%だったと報告されています。

この結果からもえごま油の摂取は抗がん作用に効果的なことがわかると思います!癌の予防実験でも事前に摂取しておくことで万が一発がんするような場面になってもがん化を阻止できることがわかっているのでがん予防にも効果的ですね。

⬇️その③:抗アレルギー作用⬇️

えごま油の摂取は抗アレルギー作用があり、喘息やアトピー等のアレルギー過敏症を減らすのに効果的だと分かっています。

動物実験では、えごま油の摂取によって広範囲のアレルギー反応を抑制したことが報告されていて、特に肺機能・呼吸機能の点で利点を示し、喘息の治療にも役立つ可能性があります。その他の研究でも、喘息患者に4週間えごま油を与えたところ喘息に繋がる物質を阻害し気流を改善させたと報告があります。

アトピー性皮膚炎にも効果的だとマウス実験によって明らかになってます。アトピー性皮膚炎の症状のあるマウスにえごま油を経口投与し効果を調査したところ、皮膚の炎症評価スコアが有意に低くなりアトピー性皮膚炎の原因となる炎症細胞の浸潤を抑制したことがわかっています。

えごま油の摂取にはもっと多くの効能がありますが、この3つだけでもカラダを守ってくれる効能がえごま油にはあることがわかると思います!!

■えごま油の機能を最大化させる為のワンポイント

⬇️えごま油の効果を高めるには?⬇️

結論から言うと、「オメガ6の摂取を控える」ことです!

□必須脂肪酸であるオメガ6とオメガ3は、体内で対抗するように働いています。

オメガ6は血液を凝固させたり体内の炎症を促進したりする働きがあり、オメガ3は血液を固まりにくくしたり炎症を抑えたりする働きがあります。

しかし現代では外食西洋食によって炎症を促進する働きがあるオメガ6の摂取が過多になり、炎症を抑える働きのあるオメガ3の摂取が少なくなっているのが現状です。過剰なオメガ6の摂取では心血管疾患、癌、炎症性および自己免疫性を含む多くの疾患の病因を促進してしまいます。。。つまりオメガ3の摂取をしてもオメガ6の摂取量が多くなってしまうとオメガ3の炎症抑制効果が発揮されないのです。。

□研究では、オメガ6とオメガ3の比率が4:1の場合は総死亡率の70%の減少と関連しており、2.5: 1の比率では結腸直腸癌患者の直腸細胞増殖を減少させたと分かっています。

2~3 : 1の比率では関節リウマチの患者の炎症を抑制し、5:1の比率は喘息の患者に有益な効果をもたらしましたが、10:1の比率では悪影響を及ぼしたと報告されていますのでオメガ6の過剰摂取によって比率が崩れるとえごま油の効果は発揮されないことがわかりますね。

普段の食事でオメガ6の摂取を控えることがえごま油の効果を最大限引き出すためのポイントとなっています!!

オメガ6は牛肉、豚肉、卵、バターなどの動物性脂肪や、サラダ油、ごま油、お菓子、加工食品に多く含まれていますので注意が必要です!

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皆さんは普段オメガ6が多い食材を摂取はしてなかったですか?えごま油を摂取してもオメガ6の摂取が多いと紹介させていただいた効果を発揮することができない可能性もありますので、是非今一度ご自身の食生活を見直してみてください!皆さんの健康に少しでも貢献出来たら幸いです。

それではまた次回!!

↓参考研究はこちら↓

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3167467/ 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12672153/ 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27001658/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/1683347/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7908858/https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12442909/

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