だから私は引きこもる。
4ヶ月前にバイトを辞めてから自分の部屋に引きこもる日々が続いている。
バイトを辞めた原因はうつの悪化。原因は全然分からない。
唐突に「あ、もう無理だ」となってしまった。
バイトに行く途中で泣く、職員用出入り口のドアの前で泣く、更衣室で泣く。
休みがどんどん増えていき、これ以上迷惑をかけれないと思った私は、上司に「辞めたいです」と相談した。
上司は「あなたがいてくれてとても助かってる。辞めてしまうのは、あなたにとってももったいないことだと思うから、1ヶ月ほど休職してみたら?」と言ってくれた。
私は主治医とも相談し、1ヶ月休職することにした。
けれど、1ヶ月の休職では体調も精神面も回復せず、もう1ヶ月休職することになった。
2ヶ月の休職を経て、なんとか回復した私は、またバイトを始めた。
だけど、回復したと思った心の傷は塞がっていなかったらしい。
バイト再開して3日目だっただろうか、また私はバイトにいけなくなってしまった。
なんとかバイト先まで辿り着いても、涙が出て止まらない。
「休みたい」と心の底から思った。
もう限界だと心が悲鳴を上げていた。
けれど、バイトの身である私はこれ以上休職することは難しい。
休職できたとしても他の職員の方に申し訳ない。
私はバイトを再開して2週間でバイトを辞めることにした。
バイト最終日ですら家から出ることができず、バイト先の方々にもきちんと挨拶ができないままバイトを辞めた。
バイトを辞めた私は、自分の部屋にこもってYouTubeとTwitterを眺める日々を送っていた。
たまにある元気な日にはちょっと遠くまで買い物に出かけたりした。
バイトを辞めて2ヶ月ほどは自分のことしか考えられず、周りのことは良くも悪くも見えていなかった。
けれど、しだいに心が回復してくると周りが見え始める。
私の周りの同級生は1人暮らしや同棲をしている人が多い。
そして、正社員として働いているか、大学生として勉学に励んでいる。
自分はそのどちらもできていない。
親のすねをかじって、仕事も勉強もせず、ただ部屋に引きこもっているだけ。
このままでいいのだろうか?
いいわけが無い。
そんなことを考えていたら、またうつが酷くなった。
だから私は考えることを辞めた。
真剣に考えてしまったらきっと自分は死んでしまうから。
死にたくないわけでは無いけれど、自分が死んだら悲しむ人がいることを知っているから。
だから今日も私は部屋に引きこもる。
そしてYoutubeを見ながらTwitterを眺めるのだ。
いつまでこの生活を続けられるのかは分からない。
自分の生活について正面から考えなければならない日は近いうちに必ず来るのだろう。
でも今は、部屋に引きこもる。
死なないように。考えるのを辞めて。
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