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狂四郎2030と、2030年代

どこかで西部邁がいってたはずだが、戦後、日本の言論はドメスティック一辺倒である。
ほんとは、こういう老害っぽいこと、いいたくないんだけど。
今、国内の知識人、言論人たちはXの中で「笑点」をやっている。東歌丸とか、三遊亭全裸とか、前座、二つ目から真打まで同じ空間の中にいて大賑わいである。
まるで呪いにかかっているかのように、知識人は誰なんびともこの枠組みから逃れることができない。
左翼だろうが、右派だろうが、リベラルだろうが、同じ。
フランス現代思想、国際政治学、経済学、社会学、イスラム思想、脳科学、等々、どれにおいても状況は変わらない。
なんとなくではなく、完全無欠のドメスティック。
インターネットがインフラとして整備された今日においてすら、西部的な視点に変化はなく、まことに残念ながら、ここ20年間でこの傾向はさらに強固なものとなった。
東浩紀が成田との対談で言及してる通り、たしかに近い将来、AIが進化して、言語の壁が崩れた時、この鉄板の均衡が崩れる可能性はあるが、
しかしどこまで楽観視してよいものやら。
あくまで仮定の話だが、アジア圏の論壇人が中国語も日本語もハングルも理解できるようになったとき、
言い換えると、嫌中、嫌日、嫌韓、の三つ巴がミクスドされて、ケミストリーが起きた時に、いったい何が起きるのか、、、
来るか?三国志2.0
あと、東・成田対談つながりで書くと、
現在、わたしと同じ歳で有望株なのは、成田悠輔と、あともう一人は佐藤航陽だと思っている。
あのキツネみたいな顔が、良いね。
彼が提唱しているメタバースは2030年代にバズるのは確実なんだが、そうなるとちょうど狂四郎2030と帳尻があうわけだ。
いわゆる人類補完計画、である。
なお、今の日本は完全に「疑似80年代」「元気が出るテレビ(≒ネット)」状態である。
あと数年のうちに「90年代」アップデイトが起きて、メタバースmeetカルト宗教・テロ団体復活祭とか、ひろゆきが映画監督になったりとか、いろいろあると思うよ。


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