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ネットを彷徨う小説書き

まったくもって小説は不思議なメディウムである。カクヨムとか、なろうとか(あと、○テ○ブン○イとか)、熱心な作家志望を惹きつけるプラットフォームはあまたあれど、ここnoteも小説コミュニティがちゃんと育ってきている。しかし、ネットで小説を書くにあたり、まず認めなければならないのは、一般人の小説が読まれることは、ほとんどない。この残酷な事実である。また、そこそこ有力な書き手が満を持して小説を発表したとしても事情はさほど変わらず、散々な結果に終わるのが関の山だ。みんな記事をサクッと流し読みしたいだけなのだ。ましてや、ノンフィクションが圧倒的に多く、純粋なフィクションの分が悪いnoteで、小説を読む忍耐力のある人が、どれほどいるだろうか?…とはいえ、みんな小説を諦める勇気もないだから、これいかに?…あと、noteでうまくいかないのならば、他のプラットフォームを試してみるべきだろうかと考える向きもあろうが、それは必ずしも得策ではない。わたしは以前、○ク○ムにいた時期がある。あんまりプラットフォームを批判したくはないが。まーいろいろありまして。だからそのつまり、世の中そういうものだ。インターネットは広大といえどもスティーブン・キングのようなスゴ玉は一人もいなかったのだ。これは小説の「専門性」に関わる、重大な問題だと思う。

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