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回想日記 LXXX

彼女は瞳を爛々とさせながら、
こう言った。
「放置していたSNSをあなたが復活させてくれた。mixiとか忘却の彼方だったのに」
「...新しいグループを立ち上げてくれた」
mixiに活路を見出しているヤツがいる...だと...!?
この、彼女独特の妄想を言語化するスキルはTwitterっぽい感じがする。
開いた口が塞がらない。
俺は、困惑しながら
「面白いジョークだね。でも俺はmixiなんか触ってないよ」
「ああ、そういうでしょうねぇ」
と言いながら、彼女はモニターに映る、ダンサーの振り付けを真似て、ゆっくりと踊る。
ソファに座って、ペチャクチャお喋りしている銀閣を呼び寄せて、
「ねえ、先週の会議があった日のこと、覚えてる?あの日、彼とmixiでつながったでしょ?」
「うん!」
「彼、コミュニティを立ち上げたよね」
「ああ、そうそう。作っちゃったね。やっちゃったね」
といって、笑った。
「ありがと」
銀閣はまた、ソファに戻っていった。


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