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過去を見るか?未来を見るか?

自己紹介をする時、
「私は、周囲から〇〇な人と言われます」
「私は、人見知りです。」
「〇〇が得意で、〇〇が苦手です」など
過去の経験や特性を伝える。

面接でも同じように過去に焦点を当てた質問をしている。
「当社を選んだ理由は何ですか?」という質問でも
「過去に〇〇の経験がありまして・・・」と
プロセス型になっている。

では、未来に焦点を当てた場合には
「私は、こんな世の中を創るために、この仕事を選びました」
このスキルを社会に役立てようと、この活動をしています。」
「あなたがどんな人ですか?」と聞かれた時に
過去を参照しているのか、未来を参照しているのかで
大きな差が生まれてしまう。

過去に意識が向いていると、前例がないもの、未経験なことは
避ける傾向にある。また、判断基準は、社会のルールや常識など
「周りがそうしているから自分もそうする」という理由で行動してしまう
外的基準や他者基準になってしまう。

未来に意識が向いていると、正しいか?正しくないか?よりも
やりたいか?やりたくないか?で判断し、人生の目的や信念、価値観に照らし合わせて行動する内的基準、自分基準になっている。

これらは、生まれてきた環境にも関係している。
子供は親に褒めてもらいたい。
そんな思いから行動することが多い。
褒めてもらう=認めてもらえるという自然な流れであるが、
誰もが、少なからず自分を認めてほしい思いがある。

問題なのは、社会に出てからも認めてほしいという思いから
行動するようになってしまうこと。
成果が出ていれば問題ないが、成果が出ない=自分には価値がないと
自分と成果を同一化してしまう。
成果を出しても外的基準、他者基準では、喜びを感じられない。

本来は、成果を出しても出せなくても
自分の価値は変わらないのである。
自分の価値は自分で決めていいからだ。
他人から何か言われたとしても
それらはその人の価値観であって、その人の喜びを満たしているに過ぎない。
その人の価値で自分を評価して欲しくない。その人の物差しで測らないでほしい。

人に認めてもらうことが主目的になってしまうと
自分の価値は他人次第になってしまう。
人に喜んでもらうこと、人の役に立てることは素晴らしいことである。
しかし、何のためにそこまで喜んでほしのか?
自分の内なる心を省みる必要がある。

何のためにそれをやっているのか?
過去を見るか?未来を見るか?
他者基準か?自分基準か?

757 2024/03/13

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