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成果と結果の違い

経営指針とは、
経営理念・10年ビジョン・経営方針・経営計画を成文化して
実践するためのものである。
実践とは、目的や目標の達成や環境への変化をもたらすために
自ら実際に行う過程のことである。

成文化とは、読んで字のごとく「文を成す」
つまり誰もが読んで理解できるよう、はっきりと明文化することである。
明確な指針を示すことで、はじめて進むべき方向を見定めることができる。

では、経営指針実践の定義とは
指針で掲げた企業像に近づくための成果を伴う具体的な行動として
混同されやすいのが、「成果」と「結果」である。

結果とは、意図せずして外的な要因によってもたらされるケースもあり
偶然の産物に過ぎない。
「今まで何とか経営してきたから・・」と成り行き任せや惰性になりやすく
行動せずして偶然に手に入った実績にすぎない。
これではいつまで経っても強靭な組織体質にすることはできない。

これに対し成果とは、
それを獲得するために意識的に取り組み、具体的に行動することで
初めて手にすることができる。
例え小さな実績でも、組織にとっては大きな意味があると言える。

自社の実績を振り返る時、それが「結果」なのか?
それとも「成果」と呼べるものなのか?

私たち経営者は、客観的かつ厳しく峻烈する必要がある。

いずれにせよ最も大切なことは、
変革すべき事項を明確化して経営指針に盛り込み
実効性のある具体的な行動を立て全社で実践していくことである。


822 2024/05/18

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