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過去の自分と値踏み

「コイツは使える」「アイツは使えない」と誰かを値踏みする会話を
聞いたり、言われたりした経験があると思います。
値踏みする人の特徴としては、
誰かと比べることで優越感に浸りたい、ステータスが欲しい、自分が付き合っても良いと思えるレベルの相手を選んでいる、見た目をとても大事な判断基準としている、過去の栄光に縋る、人によって態度が明らかに違うなど、口に出さないだけで以外と多いものです。

SNSが普及したことで、他人の充実した生活を目にすると
自分の日常の平凡さに嫌気がさしてしまうことがあります。
ましてや自分より若くして成功している人を見ると、
心がザワついて自分が嫌な気持ちになることがあります。
見せたい自分と見られたくない自分がいる時点で、
他人の評価を意識しているのかもしれません。
「他人にこう見られたい」という欲望の裏返しなのかもしれません。

仕事においての「こうあるべき」も欲望の裏返しかもしれません。
仕事でもプライベートでも「どうしてわかってくれないのか?」と
自分の価値観を押し付けてしまうことがあります。
分かってもらえることより、言い放つ自分に嫌気がさしてしまいます。
「あるべきでないこと」もたまには受け入れていたら
どうなっていたでしょう。
きっと他人にも自分にも縛られない存在になれるかもしれません。
自分の「こうあるべき」を疑ってみよう。

自分の価値は、他人に決められるようなものではありません。
自分の価値は、自分で決めるものです。
自分が選んでそうしているのです。
言うことは簡単ですが、そんなに単純ではありません。

「やってみたけどできなかった」という結末は恥ずかしいし
、そんな自分の嫌気がさしてしまうものです。
「私だってやればできる」という可能性の残しておいた方が
良いから、あえて行動を起こさないことがあります。
10回中3回ぐらい上手くいけば儲けもんです。

今できないことは、決して恥ずかしいことではありません。
過去の自分と比べて少し進んでいれば
それでいいのです。
今の自分を受け入れることが、値踏みからの解放されるのです。


#515 2023/07/14

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