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内定辞退

「実はあの会社の内定を辞退しました。4月からこちらでお世話になります。」
大手有名企業の内定を辞退して、聞いたこともない中小企業を選んでくれた。
「えっ!なんで?」と思いつつ、心の中では自社の方がきっと成長できると信じていたからだ。
業界最大手で知名度もブランド力もあり、自分の成長にもプラスになるだろうし、きっとご両親だって喜んでいたに違いない。
しかし、既に出来上がった規模や知名度にぶら下がることよりも、自分が理想とする会社を自らの手でつくり上げる方がどれだけ面白いことなのかを感じてくれたことに嬉しいのだ。
当然ながら、気持ちだけではなくこれから行動で示していく。
彼の人生の選択が正しかったと思えるために、私はしっかりと事業をし、地域に必要とされる存在になるための環境づくりをしていくと心に誓った。

私は、現在の企業規模や労働環境で大手と比較しない。
「今は小さい会社だが、将来はこんな規模の会社に成長させたいので、一緒に目指さないか、ワクワクするぞ」とビジョン型志向で接している。
自社より大手に就職した方がいいと考えている時点で、優秀な人材を採用することは難しい。
大切なのは、経営者の志であり、情熱や覚悟が相手に伝わることで、情熱を持って仕事に打ち込んでくれると信じている。その結果会社が成長していくのだ。

大手有名企業に入れたことは凄いことだと思う。しかし、それは最初だけであって
これからの人生で、会社をどこまで成長させたかの方が重要かもしれない。
私は、選考段階から「働くことでどんな人生を描きたいのか?」「その人生が叶うとどんな気持ちになるのか?」と自分自身の未来像をイメージできるような働きかけをしてきた。

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