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自活の心得!

母が認知症になり、男二人では面倒が見られないので特別養護老人ホームに入ってもらうようにしてから、父は食事の支度もボクに任せっきりになった。

最愛の人を亡くした人の心境は計り知れないものがあるのかもしれないけれど、それからの父というものは、何事においてもやる気が起きないようであった。

でも、自分が食べたいものについては別であり、ボクが何を食べたいかを聞くと「お鍋が食べたい」と言い、それから一年間に渡って鍋料理を作り続けることになってしまったのだ。


そんなある日のことだが、米櫃に虫がわいていた。

夏であるのに密封もしないでおいたからなのだろう。

虫を取り除いても、次から次へと虫がわいてきた。

しかたなくお米を全て捨てて新たに買いなおすことにしたのだが『「現在の生活」でも必要であるお米』を買いに行くにあたり、知り合いに電話をしてアドバイスを求めたのである。

虫がわかないようにするには、どうしたら良いですか?

  答えは冬だから心配しすぎることもないということと、やはり密封して保存すべきであること、そして室温の低い場所に保管することであった。

南区の社会福祉課の人が民生委員を紹介してくれないから、知り合いに頼むことにしたけど、本来なら民生委員を紹介するのが筋というものだろう。

独り暮らしのマスターであるのなら、何も心配は要らないと思うが、なにしろこちらは独り暮らし失敗経験がある身であるのだから。


これからも分からないことが出てきたなら、誰かに聞いてアドバイスをもらうことにしようと思う。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわさもあるから、恥ずかしさに負けず、人を頼ることもやっていくつもりです。


経験値が貯まれば、必ずレベルアップできるからね!


独り暮らし王に、俺は、なる!



…以上、おまえでした。

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