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ヴラディミア・ヴァシリエフ大阪セミナー『知覚と適応』

一年振りのシステママスター ヴラディミア・ヴァシリエフ師(以下ヴラッド)による来日セミナー。

正直最初システマを学び始めた時にヴラッドのセミナーに参加するも何が何だかわからないまま始まっては終わり「何かよくわからないけど指がもげるくらいとんでもない投げを食らった」という感想だけが残ってしまった🤣

2019年ヴラッドとの初対面 まだまだ距離は遠い🤣

しかしそこから数年経ちトロントで学ばせて貰ったりコロナ明けの来日セミナーなどを通じて

「あの時はさっぱりワケがわからなかったがコレはとんでもなく物凄い事を学ばせて貰っているぞコレは‼️」と自分の成長につれて少しずつマスターの学びを吸収できる様になってきたように思う。

もちろん更にわからない事は無限に広がるけど🤣
それでも以前に比べて自分の成長も実感させていただいた素晴らし過ぎるセミナーだった。

トロント修行、2023年セミナーを経て少しずつ距離は近くなってきた様な🤭

そんな素晴らしいセミナーのコンセプトは「知覚と適応」人様の身体に携わる者としては永久に深めていく必要がある内容だった。

そんな素晴らし過ぎる時間の中で特に印象深い部分をかいつまんでこの場を借りてシェアさせて頂こう

「身体の何処にテンションがあるかを知らないといけない」

仰向けになって身体の何処で床と反発してるかを感じてそこからリラックス、そこから筋肉、呼吸などを使って動いたあとさっきより反発が減っていたり快適に動けているか

快適に動いていれば動いた際、床との反発や音が減る

「呼吸で動く準備ができているか❓」

立っている状態から呼吸に身体が動かされ歩行へと繋げる。ヴラッドの動きを見ていると頭で動きをつくる時は普通の歩きになるが、リラックスして呼吸が身体を動かしてくれる歩行になるとまるで一流の舞妓さんや日本舞踊の達人の様に、軸足への重心移動や足の振り出しに股関節を使う事なく膝抜きの様に自然に膝が前に出てくる。この呼吸がくれる動きが自分や環境を知覚しながら相手に知覚させない動きの源泉なのかもしれない🤔

「テンションでなくて身体の動きで動けるか❓」
パートナーと揉みくちゃにならない様にゆっくりと相手の動きを知覚してテイクダウンへと持っていく

そこからストライクへと移行するが「骨を使う」「皮膚を利用する」「中に響かせる」などなど様々な知覚を利用したストライクをみせてくれた❗️

せっかくなのでヴラッドからストライクを二回ほど頂いたが骨を使うストライクやリラックスを伝えるバージョンは何とか受けられた(もちろんヴラッドはめちゃくちゃ軽く入れてくれている)

しかし

身体の中に響くやつは知らぬ間に目でヴラッドの手を追っている自分がいた。ヴラッドが目で追わなくても済む様に目隠ししてくれても自動反応で目がヴラッドの手を追ってしまう💦

何回目かでようやく反応がマシになって軽く小突くくらいのを入れてもらったが自分の想像を越えて中に残る。

今回adapt(適応)とadjust(調整)とヴラッドは言ってたけど奥に響くストライクは何とか慣れないものを入れない様に身体がadjustしようとしてadaptは出来なかった様に思う。

結果受ける事はうまく出来なかったけど何とか現状に対して最大限なんとかしようという身体の力にスゲ〜なと感心しながらも今度は適応できる様に慣れていく必要があるなぁと実に深い学びを得る事が出来た❗️

その後はストライクなど貰ったテンションからリカバリーする為に呼吸や動きを使うワーク

先日相手の動きを感じたら中から動く的な話があったらしく確かに貰う前から動きを感じていたら楽になる

しかし恐怖で固まると実際の何倍も痛みを感じて余計に辛い事になる。

特に背中が固まる癖が強くてそうなるとお腹に貰う恐怖やダメージが増幅されていた。なのでパートナーの方にお願いして背中をストライクでほぐして貰うと不思議とお腹で貰う際の恐怖やダメージは軽減されていてビックリ‼️

心理的なテンションは胸に宿ると聞いた事はあるが、なるほど背中が硬いと胸も動きにくくなるし呼吸もままならないと心理にも影響を与えるのは想像できる🤔

先のヴラッドのストライクにも多分目だけでなく背中も固まり呼吸も止まっていたんだろうなと💦

「適応できるという事はリラックスできているか❓」

2日目後半はレッグワークが中心だったが地面を使える上に寝ながらの足であればパンチが顔に届くより確率は大分下がるので個人的にコンバット系の導入としてはありがたい。

そこから立った状態で相手に蹴る準備をさせないように動いたりテンションがたまらない様に動いたり相手の蹴りを受け入れられる状態に持って行ったりなどなど

結局この時の足や心理状態って昨日や今日の最初にやった事が出来てるかどうかなのでは❓と

自分でもわからなかったテンションへの気付きや学びが盛り沢山な二日間、またまたパワーアップする事が出来ました❗️

最後になりましたがマスターのヴラッド、奥さんのヴァレリーさん。セミナー開催に辺り尽力頂いたシステマ大阪代表の大西さんはじめ大阪の皆様、参加された日本、世界各国の皆様。2日間の週末セミナー参加を快く了承してくれた奥さん。そしてここまでは読んで頂いた貴方にも心から御礼申し上げます。

本当に有り難うございました🤲

追伸 ヴラッド曰く「本当の銃弾が飛び交う場所では小さくならざるを得ない。」というのもそんな場所でテンションで膨らみまくると格好の餌食になってしまうという事は仕事でイライラしてしまうくらいはまだまだ安全安心楽勝という状態なんだと思っておこう😎

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