静寂のなかから美しさを感じる感覚に目覚める アパンヴァーユムドラ瞑想

私たちは、宇宙の大いなる力によって生かされ、存在しています。
この現実は、深遠な真実であり、それを心から受け容れることが、魂の深い喜びへの扉を開く鍵となります。

ムドラは、サンスクリット語で「印」や「象徴」を意味し、インドのヨガや仏教の修行法の一部として古くから用いられてきました。
ムドラは、エネルギーの流れを制御し、精神的な意識を高めるための手や体の特定のポジションによって生体反射のしくみを指します。

アパンヴァーユムドラは、アパン【APAN】ムドラとヴァーユ【VAYU】ムドラの各々の特徴をアレンジしたものです。

別名でムリッタサンジーヴァニ【Mrita Sanjeevni】と呼ばれています。

「絶体絶命の死の淵からの生還」といった意味で、このムドラは心臓発作・心筋梗塞の際に応急処置に救命アイテムとして古代より使われてきました。
現代社会において、不適切な食習慣やライフスタイルが原因で心臓病などの循環器系の疾病を患う人がよく見られるようになりました。
多くの人々が食べやすく不健康なファーストフード、油っぽい食べ物、ジャンクフードなどを食べています。

これらの不健康な食品は、心臓病を発症しやすくします。
その他にも、喫煙、夜更かし、運動不足、飲酒などの毎日の習慣は、心臓の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
心臓の問題は50〜60歳の人に多くみられますが、稀に25歳から30歳ごろの若者でさえ高血圧などの心臓の問題を抱えています。
ヨガやアーユルヴェーダに、心身に流れてくるエネルギーを管理し、心臓病を予防する多くの智慧とテクニックがあります。
インドの予防医学と言われているアーユルヴェーダによれば、ドーシャという、3つの生命エネルギー「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」を総称したものがあります。

3つのそれぞれの生命エネルギーは、アーユルヴェーダの基本となる5大元素(空・風・火・水・地)のうち2つから構成されていて、その元素のイメージを反映した特徴を持っています。

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