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子どもに泣かれるストレスからの卒業

我が子に泣かれると疲れる、イライラする
そんな方は多いと思います

自分の思い通りにならなくて泣き出す我が子を見て
「この子このままわがままになっちゃうんじゃないか」
「ずっと嫌なことから逃げて好きなことばっかりやって」
「自分の欲求だけ主張しないでよ」とかね
泣かれると周りの目が気になって
泣きたいのはこっちだよ、、、とか
単純にうるさいし不快だったりね

こんな様々な理由から
我が子に泣かれると「はぁあああ」と深いため息が出て
どうにか泣き止ませようと頑張っているみんなに朗報です!!

きっとこの記事を読み終えたら
「子供が泣く事」に対してのストレス値が低くなるはず
きっと目から涙ではなくウロコかこぼれ落ちちゃうぞ☆笑

息子が2歳の時に教えてくれた衝撃事実

第一子の息子がやっと2歳になるかならないかの頃
少しずつ言葉も出てきて可愛い時期
それまで貯め込んできた言葉たちを
可愛い口を一生懸命動かしてバババーと話し出す姿は
今思うと、尊い以外の何物でもなかった。

でも2歳と言えば、かの有名ないやいや期ですよ。
自我が芽生えて、指図させるのがとにかく嫌。
目が合っただけで「ナイナイ!!」とキレられた時には
もう笑うしかなかった。
(我が家はナイナイ期だった。笑)

そんな自己主張を泣きながら繰り返す息子と
どこかに出かけるもの疲れるし
家でずっと二人だけで過ごすのも疲れるし
ナイナイスイッチがなるべく入らないように
地雷を踏まないように
もし泣き出したらなんとかすぐに泣き止ませたいと
あれやこれや試していたある日、
息子自身がが拙い日本語でとても大切なことを教えてくれた。

その日も息子は一生懸命泣いていた。
確かテレビをもっと見たい、か、デザートをもっと食べたいか、
そんな自分の欲求を主張する系の激しい泣き叫びの時
「もうおしまいだって!!」と何度も伝えても泣かれる
始めは優しく伝えていたが泣き続ける息子に
【なんでわかってくれないんだよ】とイライラが増して
「お・し・ま・い(# ゚Д゚)!!」と怒鳴る
最後は放置して少し離れた場所にいた時に
息子の口から衝撃的な一言が放たれたのだ・・・

「あ~、ちゅっきりした。泣いてちゅっきり。」

ん?今なんて言ったの?とすかさず聞く私。
「たくさん泣いてスッキリしたの。」と笑顔で遊びだす息子

え、泣くことってあなたにとってストレス発散だったん?困惑
己の欲求の強さを表して親の主張を曲げてやろうとする泣きじゃなくて
親の言ってることもちゃんとわかった上で、
むしろ親の言っていることがわかるからこそ悔しくて悲しくて
それでも○○したかったよ!!って
その気持ちを発散するために泣いていたの?
そして、泣いたらスッキリして気持ちよくなるの?!と心底驚いた。

子どもが泣く事=子供のストレス発散
だから、泣かせていい。無理に泣き止ませなくていい。
側にいてあげて、必要だったら胸を貸してあげたらいい。
失恋して悔しくて悲しくて泣き叫ぶ女友達と一緒だ。
ストレスを発散させてあげたらいいんだ。
泣かせてあげることは子ども自身の叶わなかった欲望を
成仏させてあげている作業なんだ。

そう思ってから、無理に泣き止ませないようになった。

新しい挑戦と涙の関係

ナイナイ期も無事に過ぎ去って
最近泣かなくなったなぁと思っていたら
(時々まだ自分の欲求を突き通したい泣きはまだあるけどね)
6歳になるかならないかあたりから
泣く場面がまた増えだした。
息子の場合は「出来ない時・失敗した時」によく泣く。

息子がやりたい!!と言ったこと
例えば
・ピアノ
・スノーボード
・水泳
・スケート
・ダンス
・ルービックキューブ  などなど
彼自身が興味をもってやりたい🔥と言ったことは
必ず、タイミングを逃さずまずはやらせる
(反対に本人がやりたく無い事は絶対にやらせない)

で、上記に挙げた「自分の好きな事・やりたい事」だったとしても
やっているうちに上手く出来ない場面・予期せぬアクシデントが
必ずやってくるものだ。

ピアノだったら、いつも同じところで間違ってしまったり、スノーボードでなぜかどんどん右にばかり行ってコースアウトから戻ってこれなくなったり、水泳で鼻に水が入ったり、スケートで転んでお尻を思いっきり打ったり、ルービックキューブで・・・あ、ルービックキューブのことは語れる知識が私自身ないからもう、なんで泣いているかすらももよくわからないけど(笑)

とにかく、何かと、すぐ泣くのだ。

そんな姿を見ると親としては
「そんなすぐメソメソ泣くなよ」
「自分でやりたいって言ったんでしょ?」
「失敗は成功の元なんだから泣くな」
「泣くくらいなら辞めなよ」と
私はまた我が子の涙を見るたびにイライラ、モヤモヤしていた。

でも、また息子の一言で考え方が変わった。

その日はピアノの練習をしていたのだが
上手く先生に言われたとおりに弾くことが出来なくて
また泣き叫んでいた。
そんな姿を見てイライラしていた私。
でもしばらく泣いたと息子は言った。

「あぁ、すっきりした。さてまたやるか。」と
また、笑顔でピアノを弾き始めた。
え、、、完全にデジャブ、やん。
もう6歳だし流暢にしゃべりまくるので
私はインタビューしてみた。

母「すいません、先ほど泣いてたと思うんですけど…?」
子「あぁ、出来なくてただ悔しくて泣いてただけなので
  お気になさらず」※本当にこんな話し方です、我が子(笑)
母「悔しくて泣いていた、ただそれだけですか?」
子「あ、はい。ただの悔し泣きなので気にしないで下さい」
母「気にしないでと言われましても…私は何をすれば?」
子「じゃあ、隣で、いつも大丈夫だよって言ってくれたら
       安心してもう少し早く泣き止めるかも~」

と。。。
あぁ、4年前とほぼ同じではないか。
子どもは自分の気持ちを消化したい時に泣くのか。
それなら、また泣かせておけばいいのか。

泣いている=嫌な気持ち、やりたくない気持ち
→なんとかしてあげなきゃ!!!
と親は想いがちだけれども
悔しい気持ちや悲しい気持ちを発散・消化させるために
大きな声で泣いているパターンもあるのか。
そんなときは、ただ隣にいてあげるだけでいいんだ。
失恋した女友達の対応と一緒じゃないか。(デジャブ)

でもここで注意して頂きたいのは
「子供自身がやりたいと思っていること」が条件であり

やりたくない事をやらされている環境での涙は
【もうやりたくない、逃げたい、怒られたくない】という
SOSの涙だから、その泣きはしっかり対応しなきゃダメなやつ。

本人が本当に好きな事・やりたい事であったとしても
新しいステップに進むときは悔しくて泣く
いや、上手くなりたい・出来るようになりたい・勝ちたい想いが
強いからこそ、泣く。
その涙は成長のための涙。

でもやりたくない事をさせられて流す涙は
成長には繋がらないただの悲しい涙。

結論
・自分の欲求を突き通したい泣き
→欲求が受け入れられずストレス発散で泣いている
→その想いを聞きながら、華麗にスルーでOK

・上手く出来なくて泣く(子供が好きな事、やりたい事限定)
→悔しい思いを発散しているだけ
→大丈夫、大丈夫、と伝えて気持ちの整理ができるまで放置
→また再挑戦したら、結果に関係なくまた始めた事がすごいと褒める

この思考パターンでいられたら
我が子の涙に心をかき乱されることも少なくなるはず!!
ポイントは
「泣いている」状況だけを見ないで
その奥にある本人の気持ちと向き合うこと

ぜひ、試してみてーーー!!!

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