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最近のVやら京アニ放火犯の解説やらを観ていろいろ思うこと

近況。

徒然草の序文に、「つれづれなるままに毎日一人で引きこもって、日記でも書くと、なんか変な感じがするね」みたいなことがかいてあるのですけど、時代は移ろいゆくも、人の言動や動機というのはあまり変わり映えしないものなのかもしれないなぁとおもったりします。

年が明けてから、配信環境も徐々に再整備できてきたところではあるのですが、結局配信とかやるより見てるほうが楽しかったりしますし、動画を作るか、絵を描くか、作曲するか、勉強するか、みたいなところの練習動画とかも結局途中で思いなおして、「動画にしたとて」みたいな感じになってやらなかったりして、鬱々とした日々になってるところではあります。

まぁ、そうなってくるときっと最初のうちは動画や配信すること、それ自体を目的にした方がよくて、ほかの「再生数ほしい」「視聴維持率ほしい」「いいねいっぱいほしい」「チャンネル登録者いっぱいほしい」「収益ほしい」みたいなところはすっぱり思考から削除してやっていくのがよろしいのでしょうね、と思うところです。

外の世界との比較は自分を不幸にする

とはいえ、一度配信やら動画やら作ってアップロードすると、どうしても再生数2とか10とか、同接1と0を行ったり来たり、ということをとにかく繰り返すのですけど、それをほかの弱小チャンネルとかを見ると、「こいつらにも負けてるのか」などと傲慢に思ってしまったりします。

やっぱり人間というのは、どこかで、どうしても、「自分の存在証明」といった何かを欲したりするものなのかもしれません。

翻って、人気Vtuberがとにかく何気ないコメントを拾って話を広げたりするのは、そういう「存在証明の認知」のサインとして機能している側面があります。なんていうか、コメントを拾ってくれたらものすごくうれしくなったりして、それがなんとはなしに、自分の人間性のごくごく一部を認めてくれた、という気分になるんですよね。

で、逆にコメントが少ない解説動画とか、配信とかって、やっぱりどこか「視聴者よりも配信者側である自分のことを認めてほしい」と思ってるんじゃないかなと感じるのことが多かったりして、なんというか「承認欲求の争奪戦」みたいな様相になっているのが現在の日本の社会の病巣という気がしています。

ストレスというものの怖さ

振り返って、バブル経済が崩壊した後の学校教育というのは自分が思っていた時よりずっと荒んでいたというか、いうなれば教員も生徒も腹黒いものを隠しながら、自分の居場所を作り守るため、否応なしに闘いのコミュニケーションスキルを磨かされていったような感じがします。

それは、その後のホラゲーの流行、人狼ゲームの流行について関連がないとは到底思えないというのが今の感想です。そのための媒体として機能していたものがストレスという概念上のエネルギーだったねと思います。

ストレスというものは、ありすぎてもなさすぎても、人間にとって良くない影響を与えます。あらゆるストレスが無い環境というのは、人の思考をお花畑にしますし、ストレスをもらいすぎると人は自分自身の生と死について漠然と考え始め、その生涯を終えることに対して徐々に具体的に考えていったりします。

そして、人は喜怒哀楽といった感情によってストレスを発散しますが、あまりにそのストレスが恒常化するとその効果は薄れ、さらに強烈に感情を爆発させないと効果を得るに至らない、といったことが出てきます。その結果、普段はそのストレスを極力受けないようにするため、できるだけ外界からの情報を遮断し、自己フィルターを通してストレスになりそうな情報を濾過し、他者から攻撃されないように防衛するため、表情がなくなり、それでも受け続けたストレスが耐えられなくなった瞬間感情を爆発させる、ということを繰り返すようになります。

これが、浅はかな素人の妄想ではありますが、「キレる少年」のメカニズムではないかと私は考えています。ちょうどいい緊張と緩和が得られる場所を日本人は取り合っていったのが、バブル崩壊からリーマンショックまでの社会情勢だったような気がします。これは、その「キレる少年」が静かに社会問題化した際に、「コミュニケーション能力の欠如が特徴」といった表現で頻繁に解説されていたことからも、類推できるのではないかと思います。

鬱は誰にでもなりうる、という言葉の真意

こういう話は、この25年概ね何かと話題に出されては斜め上方向への謎論理が展開され消えていってるよなぁと思ったりしますが、ただやはりこのあたりが日本全体に蔓延る鵺の片鱗なんじゃないかなぁと思ったりします。

そのあたりの土壌の醸成ってのは、個人的にはアメリカGHQや新興宗教や政治腐敗や官僚政治等と関係性はあるものの、根っこの部分というわけではない気はしていて、なにかしらのなにかしらによるなにかしらの暗躍みたいな感じもあり、難しいところではあるよなぁと思います。

ま、世の中というのは、一切皆苦、諸行無常、諸法無我、という話ではあるらしいので、まぁ、頑張りたいときに最低限頑張れるように、という思いでやっていこうとは思っております。

LoL楽しいです。サイオン楽しいです。

ということで。


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