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2023.4.15 第3期未来創造ユースチーム 第一回レポート

2023年4月15日(土)に第3期未来創造ユースチームの第1回ゼミが開催されました!

私、olly大学生メンバーyodaが今回、第3期ユースチームに参加しているので、リアルな内容と感想を綴っていこうと思います!

本記事では、「未来創造ユースチームって?」「なぜ参加したの?」から、ゼミの内容や実際にそこで私が考えたこと(よだopinion)を簡単にご紹介します!

【サクッと解説!未来創造ユースチームって?】
持続可能で幸せな未来を創り出したい意欲のある29歳以下の若者に、環境ジャーナリストとして活動されている枝廣淳子さんが中心となって、ビジョンを立て実行するまでの考え方や、SDGsの目標を具体的な事例を取り上げながら「望ましい未来」を創り出すために行動する若者を育てるプログラム

環境問題やSDGsに興味のある方や、目標の立て方や達成にむけての考え方など、自分あるいは組織で成長したい方にとっては新しい学びになると確信しています。

是非、気軽に読み進めて下さいね。

主催:株式会社『未来創造部』

本プログラムの主催である株式会社『未来創造部』は、2020年9月に静岡県熱海市に設立。

ミッションは、「未来の子どもたちにきれいで楽しい地球を残す

そのために大事にしていることは主に以下の4つ。
エコロジカル:環境への影響を最小限に
ソーシャル:社会の中の脆弱な人々との連携
エシカル:途上国の人々、未来世代、生きとし生けるものを大事に
ローカル:地元の方々と一緒に行っていく

主な業務は大きく分けると8つに分けられる。
企業研修
教育旅行・スタディツアー
オープンセミナー
レンタルスペース
温暖化を止めるための活動(自治体・企業への脱炭素化支援など)
海洋プラスチック汚染に対する活動(マイクロプラスチック実験など)
⑥地元の人々とつながりを作る活動

・持続可能で幸せの未来のためにできたのが、、。
=未来創造ユースチーム
課題に対して考えるだけでなく、変えていくために動ける人を育てる。

未来創造ユースチームの概要

目的:共に学び合いながら、変える力を身に着ける
内容:全6回のゼミ(6カ月)

スケジュール:
4月15日(土)バックキャスティングでビジョンをつくる
5月20日(土)「システム思考」でつながりから構造を考える
6月17日(土)創り出したい変化の連鎖をデザインする(変化の理論)
7月15日(土)プロジェクトを進めるための効果的なコミュニケーション
8月19日(土)社会的合意形成の進め方
9月16日(土)振り返りと今後に向けて

約束:
・積極的に参加・発言
・年齢も背景も違う仲間が参加しているので、配慮する
・ゼミをみんなで良くしていこう!

メンバー:約30人、小学生~29歳、日本各地から海外からも参加

会場:熱海・オンラインでも可能

費用:大学生以上は6,600円(小学生から高校生までは無料!)

参加理由

ここで「なぜ参加しようと思ったの?」といった私個人の話を少しさせて頂きますね!

私がこのユースチームを知ったのは、いつもゴミ拾いでお世話になっている大好きな社会人の方に勧めて頂いたことがきっかけです。

元々環境問題に興味があった私は「面白そう!」と、すぐに申し込みをしました。

ですが、ただ好奇心だけで参加したわけではありません!(笑)

毎回のゼミにおける講義は「今ある状況をどう変えたいのか」を考える機会を提供してくれるだけでなく、それをどう言語化して、実行していくかを学べます。

そしてこの学びをollyに還元しつつ、私が本当に社会に貢献したいこと、貢献できることを見つけるチャンスにしたいと思っています。

また未来創造部のミッションである「未来の子どもたちにきれいで楽しい地球を残す」に、大変共感したというのも参加している理由にあります。

私がかっこいいなと思う大人の共通点は、「より良い未来のために次世代を育てよう」と尽力している人であり、私もそうなりたいと思っています。

なぜかというと、この地球に生まれ、そして今を生きる人間として「私たちの世代」だけを考えて日々を過ごすことは、あまりにも「自己中心的な考え方」だとも思うからです。

「自分が、または自分の子どもの世代だけが便利な世界であれば良い。」
「私の生活に支障が出なければ将来どうなろうが関係ない」

確かにあらゆる世界的な問題は、私たちの生活に直接かかわることはほぼありません。

ですが、今の私たちがこうやって豊かに過ごせているのは、先祖の血と汗が滲む努力の結晶であり、過去の結果に過ぎません。歴史はいつだってより良い未来のためにあらゆる失敗と成功を重ねてきました。

それがもし悪い結果を今の私たちにもたらしているのであれば改善しなければいけないし、良い結果であるなら継続できるよう工夫を凝らさなければその幸せは続くことが難しくなってしまいます。

大学3年生の時に受けた「地球環境論」という授業で、「フリーライダー」という言葉を教わりました。

これは世界各国で環境問題に本格的に取り組まない国がある原因として、まだ生活を脅かす劇的な変化が少ないことに加え、誰かが取り組んでいればそれに乗っかることができてしまうから、本気で取り組む国が中々増えないという問題です。

私はこの「フリーライダー」意識が、まだまだ個人レベルでも根強いなと感じています。

環境問題の話題になると、どうしても「意識が高いね」と一蹴されてしまう社会では「持続可能な世界」などただの夢で終わります。

私もこういった考えを持っているだけで、具体的な行動に移せているわけではないので、フリーライダーとやっていることは同じです。
そんな自分を変えるために、この6カ月を通して今何ができるのかを考えていきたいと思います。

第1回ゼミ概要

株式会社未来創造部について
②みなさんの「変えたい状況」って何ですか?
(グループディスカッション)
③主テーマ:「バックキャスティング」でビジョンをつくる
サブゼミの説明
⑤SDGsゴール7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」

主テーマ:「バックキャスティング」でビジョンをつくる


①皆さんの「変えたい状況」は?
②「ビジョン」とは
③ビジョンのつくり方には2種類ある
④バックキャスティングのビジョンのパワー
⑤バックキャスティングのビジョンを描いてみよう

①皆さんの「変えたい状況」は?

よだopinion「環境問題に興味を持つ若者を増やたい」

②「ビジョン」とは?
→「ありたい姿」、「北極星」、「目指していく方向」、「ぶれない目的地」

③ビジョンのつくり方には2種類ある

1:近い未来のビジョンのつくり方(フォーキャスティング
今の現状から考える、現状立脚型、短期向き、堅実で達成可能なビジョン
「今こうだから、こういう(近い)未来にしたい」

2:遠い未来のビジョンのつくり方(バックキャスティング
今の現状は脇に置く、できるかできないかは後で考える、ありたい未来
「今はどうあれ、こういう未来にしたい」

※どちらも大事!
だが、大きく未来を変えたいとき、目の前ではない変化を考えたいときにはバックキャスティング。

④バックキャスティングのビジョンのパワー

・現状とは大きく異なる未来を作り出すことができる
・そのビジョンが魅力的であるほど、「そのために頑張ろう!」と力が生まれる
・途中で大変なことがあっても、「あそこを目指しているんだから頑張ろう!」と支えてくれる

⑤バックキャスティングのビジョンを描いてみよう

けど、いきなり理想の未来を具体的に考えるのは難しい。
そんな時に使えるのが
ビジョンづくりの「魔法の言葉」(差分法)!

・現在と、理想の将来の状況を比べて
1:何が増えててほしいか
2:何が減ってるのか
3:何が変わらずにあるのか

を考えれば、立派なバックキャスティングができる!

よだopinion
1:持続可能な世の中にするための活動をする人
2:安ければよいという風潮
3:多様性を認め合う気持ち

SDGsゴール7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」

【ミッション】
①安価かつ、信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する
②世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅の拡大させる
③世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる

【今の知っておくべき現状】
・電気を受電できない人口:7億人3,300万人
アフリカが顕著に電気を使えていない人が多い、特に南スーダンは90%の人が使えていない
・空気を汚さない調理器具を使用していない:24億人
・最終エネルギー消費量に占める再生可能エネルギーの割合:17.7%
各国の再エネ発電量:1位ウルグアイ 2位コスタリカ 3位ノルウェー

【国別 再生可能エネルギー発電量】
水力:1位中国 2位ブラジル 3位米国
太陽光:1位中国 2位米国 3位日本
風力:1位中国 2位米国 3位ドイツ
バイオマス:1位中国 2位ブラジル 3位米国
地熱:1位米国 2位インドネシア 3位フィリピン
海洋エネルギー:1位韓国 2位フランス 3位英国

再生可能エネルギー発電量は中国がほとんど1位を総なめしてる!

【取り組み事例】
世界
①インドネシアの団体の家畜の排泄物、ビニール袋などの身近な素材を用いたエネルギー供給システムの開発
②コペルニク(日本のNGO):「課金式ソーラーホームシステムの導入による手ごろで持続可能な電力の供給」
③フランス政府:「エネルギー政策の一環として電動アシスト自転車の普及を促進」
④バルセロナ首都圏交通局:自動車を手放せば、3年間バスや地下鉄が無料で使える!

日本
①岐阜県石徹白(いとしろ):水力発電の工夫、地域の素材を使ったカフェ
②北海道下川町:産業連関表によりエネルギー代が約13億人、バイオマス発電の開始
③湘南電力株式会社

最後に

最後に、第一回ゼミを通してビジョンのつくり方について実践的な学べただけでなく、小学生から社会人の方の意見を聞けて沢山の刺激をもらいました。

またSDGsゴールのお話の中で、一つ何か環境にやさしい取り組みを行うと、それが経済の発展にも貢献できて、それをまた持続可能な取り組みにつなげていくという好循環で回っていく様子がすごく新鮮で、そういった取り組みが全国に広められたら、持続可能な社会にグッと近づけると確信しました。

これをどう組織に還元するかを考えつつ、これからを学ぶ姿勢を忘れず吸収していきたいと思います。


ollyについて

ollyのビジョンは
社会課題をテーマに、人を豊かにする経験を通じて、未来の創造力が育つ"やや自律分散型組織"の形成」です。

主に環境・まちづくりに関する社会課題をテーマに、楽しくて持続可能な、社会的に価値の高いプロジェクトをつくることを目指しており、

学生~若手社会人を主体に、現在は42名のメンバーが活動、7つのプロジェクトを運営しております。

渋谷が拠点ですが、組織はオンライン上で機能しているため、プロジェクトによっては、世界中どこでも活動が可能です。

このNoteでは、ボランティアの組織形成に役立つ内容や、プロジェクトの内容などを公開し、社会課題への取り組み方のアップデートをしていきます。

Instagram: https://www.instagram.com/olly.shibuya/
メンバー募集:https://activo.jp/articles/87315


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