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青春18きっぷ6日間の旅 1日目

旅程はこちら↓

2018年3月に友人と2人で青春18きっぷの旅をした。1日目は広島へ向かった。
京阪神から広島なので、比較的ゆとりはある。せっかくなので満喫しよう。

始発の電車に揺られて西へ

起床午前4時。あまり寝られなかった。まるで修学旅行前の学生みたいな感じがする。
この日のために衣類用圧縮袋を100均で買って、6日分の服を詰めた。リュックはかなり重い。

最寄りのJRの駅までは徒歩20分。よく利用しているので普段は遠いとは思わないが、荷物が重いのと、夜明け前の真っ暗な空のおかげで、今日は少し遠く感じた。

やってきた普通列車西明石行に乗車。この時間帯は新快速や快速は走っていない。始発なので空いているかと思ったらそうでもなかった。やはりそれなりに始発に需要はあるのだろう。
朝ご飯は多分おにぎりか何かを車内で食べたんだと思うが記憶は定かではない。

明け方の西明石駅
駅名標と明け方の月

JR神戸線に揺られて西明石駅到着。ここで普通列車播州赤穂行に乗り換える。18きっぷ旅行者(以下、キッパー)とおぼしき人々のダッシュが見られたが私はダッシュしなかった。乗り換え時間自体には多少余裕があったので駅構内を散策。
時刻はまだ午前6時過ぎ。ようやく日の光が差し始めた。

窓の外は朝の風景

姫路駅で山陽本線、普通列車新見行に乗り換え。国鉄型車両、115系が6両編成でやってきた。時刻は午前7時台であり、通学する高校生で車内が混む。

列車の写真はないのかって?残念、私は撮り鉄ではなく乗り鉄なので。

山陽本線の上郡~三石間の列車本数がかなり少ないので、ここはキッパーには難所として有名である。もっとも、ここを難所と言っていては他の区間で大目玉を食らうだろうが。

多くの学生は上郡駅で下車し、列車は山間部へ。

上郡〜三石間

狭隘な山の中を走る区間。3月の山と青空が美しい。
岡山県に入ると次第に谷が開け、田園が広がってきた。いよいよ「旅が始まった」感が湧いてきた。ワクワクしてきた。

桃太郎の故郷、岡山

岡山駅到着!
駅前の銅像は桃太郎
都市感溢れる駅前

予定通りに岡山駅到着。時間には余裕があったので(ここ重要)、駅構内や駅前を散策。また、ここで友人と合流して2人で旅行をする予定だ。
駅前はビル群で都会的だ。

行程には余裕を持たせることが大切である。特に18きっぷの旅では。無茶な行程を好む、いわゆる限界旅行オタクも中にはいるが、一般の方にはお勧めしない。

ここ岡山は、桃太郎伝説で有名だ。駅前に銅像まである。有名であるので知らなかった方は覚えておいていただきたい。

とりあえずお土産にきびだんご(本当にあるんだよ)を購入して、LINEで友人と連絡を取って…

「電車?もう乗ったよ。今どこ?」

唖然。早速計画が狂う。

とりあえず友人には隣の北長瀬で待ってもらって、20分後の山陽本線普通列車三原行に乗車。今度は国鉄型車両の117系が来た。
私は113系・115系の方が好きだが、117系に乗る機会も少なくなる(たぶん)から悪くないだろう。友人は残念そうだった。

尾道に寄り道

尾道水道のパノラマ
行き交う船

何となく有名だよね、尾道って。そんな話で尾道に立ち寄った。
始めは、尾道ラーメンとか食べたいねーなどと話しながら予定を立てていたが、ここでは昼食をとらず駅から歩いて尾道水道を眺める。滞在時間20分。
対岸には工場も見える。工業的にも重要な港のようだ。なんせ20分なのでそれ以上は分からない。とりあえず記念写真撮って駅に戻る。

海軍カレー食べに呉まで

尾道から電車に乗り、三原駅で呉線に乗り換え。

呉線から眺める瀬戸内海
遠くにしまなみ海道のつり橋が見える

呉線は国鉄型通勤車両の105系が当時現役で走っていた。ロングシート車(座席が横向きに長いやつ)で長時間の移動にはしんどい。
呉線の広駅までは線路の線形が悪く、時速35kmくらいの区間が続く。一方で、車窓は瀬戸内海の中でも特に島が多いエリア。風光明媚な景色が最高。

呉線の広駅で広島行に乗り換え、呉駅で下車。滞在時間80分。

潜水艦のインパクトが強い
かっこいい

呉は軍港都市として発展してきた。駅から5分ほど歩くと、大和ミュージアムがある。そこでは10分の1スケールの戦艦「大和」が展示されているほか、多数の展示がある。
…のだが、今回はお昼を食べるくらいの時間しかないので、ミュージアムショップを見て昼食へ。

海軍カレー美味い

本場で食べる海軍カレーは美味い!これこそが旅の醍醐味だよ。現地でしか食べられないものを食べて、現地でしか見られないものを見て。旅って最高だね。

次の目的地、厳島神社

観光客で賑わう宮島口駅
JR西日本宮島フェリーから見える大鳥居

日本三景といえば松島、安芸の宮島、天橋立(全部覚えておきましょう)。
宮島口駅からフェリーに乗って(このフェリーも青春18きっぷで乗れる)、宮島へ上陸。

シカは神の遣いか

日本三景ともみじ饅頭は知っていたが、鹿が沢山いるのは知らなかった。ずいぶんと人慣れした鹿だ。奈良公園ほどではないが。
フェリーのりばから厳島神社までは多少距離があり、そこに土産物店がずらりと並ぶ。日没が近かったので、先に参拝することにした。

厳島神社の本殿はほとんど海の上で、珍しいと思った。足元は全面板張りで木が腐らないかと思ったが、やはり定期的に張り替えしているらしい。この旅が無事に行って楽しいものになるよう願った。

干潮のため歩いて鳥居まで行けた

大鳥居は本来海中に立っているのだが、訪れたタイミングが良く、歩いて鳥居まで行くことができた。と思っていたらだんだん海面水位が上がってきたので慌てて陸に戻った。

もみじ饅頭や揚げもみじを購入し、宮島を出る頃には夕暮れ。宮島口駅を出発する頃にはすっかり日が暮れていた。
ところで宮島にはみやじマリンという水族館があるのだが、今回は行けなかった。一度は行ってみたい。

広島のお好み焼、美味い

広島駅(日中に撮影)
広島電鉄。路面電車って都会っぽい

広島駅到着。駅構内コンビニで明日の朝ごはん(おにぎり)を購入。朝ごはんにはお金をかけないタイプ。
その後路面電車でホテルの最寄り駅で下車。チェックインを済ませ、近くのお好み焼屋さんを探す。広島といえばお好み焼だろう(個人の見解)。

一軒目のお好み焼(食べかけかよ)

始めに行ったお店で食べたお好み焼に感動。これが広島のお好み焼か…!!関西と全然違う料理だが、とても美味しい!衝撃的!

二件目では山芋焼(食べる前に撮れよ)

本当に感動したので、予定には無かったがもう一軒お好み焼屋さんに入った。今度は山芋焼を頼んだ。美味しかったのだが、流石にお腹いっぱいだったので、友人に半分譲った。山芋は重たいよなそりゃ。
ちなみに友人は牡蠣が入ったお好み焼を食べていた。そういう手もあるよな、広島だし。

楽しかったぞ、広島!

ホテルに戻り、今日の振り返り及び帳面をつける。友人と同じ部屋で、セミダブルの部屋に宿泊。旅費はできるだけ抑えたい。その割にはいろいろ支出が多いが。
尾道も呉も宮島も、そして広島市内も、全てが新鮮で、楽しかった。今回行けなかった場所にもまた訪れたいと思う。

明日は三次まで行き、廃線直前の三江線に乗り、江津から山陰本線で下関に行く予定だ。無事に行くように祈るばかりだ。


こうして1日目終了しました。これでも書ききれないくらい沢山の思い出があります。
2日目も乞うご期待!
(続く)

(更新)2日目はこちら↓

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