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まるごと料理はぐうたらの性に合う

一物全体、という言葉があります。
野菜でも魚でもなんでも、皮や根、骨などまで含めた全部が揃ってはじめて命となるので、食するときは取り除かず、すべていただくべきだという考え方です。そうすることによって生命力をいただくことができると考えます。

このことを知ってから、私は野菜の皮を剥かなくなりました。いや、まずかったりめんどくさかったりなどの不都合があれば、それでもすぐやめたかもしれません。だけど野菜の皮を剥かないというのは「健康に良くて、美味しくて、楽ちん」で、いいこと尽くめなのです! 

ニンジン、ダイコンはもちろんのこと、ジャガイモ、サツマイモ、とにかく皮を剥くと言われている野菜全般が対象です。ゴボウはたわしで擦らず、泥を流水で擦りながら落とします。私は、タマネギの皮や根まではなかなか使えていませんが、人によっては煮込んで出汁をとるのに使うそうです。

玄米だって、楽ちんなんですよ。さっとゴミを落とすのに洗うくらいで、何度もとがなくたっていいんですから。炊くのは、うちではなでしこ健康生活というスイッチポンでもちもち玄米が炊ける炊飯器を導入しているため、とても簡単です。 

魚の場合、骨まで食べてしまえるような調理法にするとか、煮干しを食べることなどを取り入れるといいです。

肉は自然療法ではあまり推奨されませんが、それでも内臓からテールまで日にちをかけて一頭をいただいていくという本来の肉の食べ方をするならばあまり悪くない、とも最近知りました。※
 
今まで調理の際、皮を慣習的に剥いていた、ぐうたらな方も、ぐうたらでないきっちりした方も、 まずはおいしさを求めて「皮付きまるごと料理」にチャレンジしてくださいね!


※『自然流食育のすすめ』真弓定夫

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