内臓から背筋を伸ばす

烏梅茶を作って飲みました。

ニ煎、三煎いけますということと、
24時間水出しして飲む方法もあると書いていたことから、
日曜日に一煎目で終わっていた烏梅をタンブラーに入れてお湯を足し、月曜日に会社に持って行ったのでした。　

ただ炭と燻製の香りだけだったところが、時を経るにつれだんだんと梅の香りが引き出されて行きました。1日の中での変化を感じました。　

何度も何度もお湯を足して、その日は一日中烏梅茶。　

健胃、整腸の薬とありましたが、梅肉エキスみたいに、腹痛を派手に治してくれるという感じではない気がします。かわりにそっと体を整えてくれる優しさを感じます。垂れてた内臓が上に上がるのでしょうか、飲んだら勝手に自分も背筋を伸ばしたくなるような感覚に駆られます。　　

最後は家で烏梅を取り出し、ちゃんと実を食べて終了。1日半かけてやっと一つを消費しました。種の色をじっと見てみるとやはり真っ黒でした。ここまで燻すのには相当な時間がかかったはずです。

一生知らない可能性もあった烏梅。おもしろいものに出会えたことに感謝です。