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映画の感想文「青春18×2 君へと続く道」

※ネタばれあります。まだご覧になっていない方はお気をつけくださいmm
パリからの帰国便で観ました。機内食を食べながら泣いたラブストーリー。


亜熱帯の気候 バックパックの旅

ああ、自分みたいだ・・・
図々しくもそう思った。
大学生の時、バックパックで東南アジアの国を旅した自分を思い出しました。

※画像は公式サイトより

でも
「ここで働かせてください」
はしたことない!
アミの行動力、すごいわあ。

ジミーの働くカラオケ店に、突然やってきた日本人バックパッカーのアミ。
日本の漫画が好きだったジミーは、日本語が少しできるということでアミのお世話係をすることに。

旅の中の出会い

旅といっても、1~2週間では短すぎて、もう少し長く、しかも同じ場所にいることができれば、その土地の人たちとの関係が生まれます。

ジミーとアミは、同じカラオケ店で働く仲間。
人気者のアミに、淡い恋心を抱くジミー。
アミに夜景を見せたり、がんばって映画に誘ったり。
18歳のジミーの、粗削りで優しい恋心がキラキラです。

旅での出会いは、偶然の出会い。しかも、いつかは旅立っていく今だけの時間。
そんな切なさに加えて、だいぶ大人になったジミーのシーンがたびたび出てきて、「なんかジミー、落ち着いた大人の男になってるんだけど・・・アミは?」という、はかない予感で余計に2人の楽しいシーンが切ないものになっていきます。

大人になったジミーの旅

時は流れて、自分で起こした会社をたたんだジミーは、アミの生まれ故郷の福島県へと旅をします。
でも、まっすぐに福島県に行けないジミー。
松本、新潟、と回り道の旅をし、そこで出会う人たちに少しずつ背中を押されるように、福島県へ。

アミと出会った頃の、やんちゃでまっすぐなジミーはそこにはもういません。
何かを知って、感じて、確かに時間が流れていったあとの36歳のジミー。

ジミー役のシュー・グァンハンさんが、18歳も36歳もほんっとうにかっこいいのです。
透明感のある目が印象的。そして、私は長くてたくましい首が特に好き・・・!
台湾のスターなのですね。インスタなどもチェックしたら、韓国などアジア各国で人気の様子。
スケールの大きな俳優さん。他の出演作も観てみよう。

アミ役の清原さんも、少女でも大人でもない、でも芯のある女性のアミを演じてとっても素敵でした。
インタビューなどでドレスアップした姿が、めちゃくちゃ美しい・・・!

青春からの旅立ち

ジミーは福島のアミの実家へ。
ああもうなんだか、先を観たくないような。

アミの使っていた部屋で、アミが書いた旅の絵本を読み、ジミーはアミが台湾でどんな気持ちで過ごしていたかを知ります。

ずっとアミの面影を心に持って生きてきたジミー。
これからは、横で寄り添う様にいてくれるんじゃないかなあ。

このメイキング動画がとてもよかったです。

こんなに切ない気持ちになったのは久しぶり。
旅の途中に、旅の映画を観たのも印象的。

旅は自分に大きなものをくれるというのも、思い出しました。


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