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自分の時給って

 たしか昨年も、このことを気にしていた時期があった。昇給のことだ。
 パートさんは、どれだけ長く働いていても昇給がないという職場。育児休業から復帰する社員は、会社が決めた年齢に子供がなるまでは時短勤務ができる。その後は通常の働き方に戻さないといけなくなるが、さまざまな事情で時短を続けたり、残業を断る人もいる。働く時間が短くなると、評価にも影響が出てくるのは仕方がないのだろう。評価の仕方が、これまで以上に厳しくなったらしい。時短勤務の方の昇給額は、上がったことにも気付かないような額だったという。
 その話を知人にしたら、その額は月給か時給かどちらか聞かれた。時給というのは、残業代があるときに気にすることはある。同じ年代の人の平均額を調べると、自分よりかなり高額でショックを受ける。同世代の平均の、だいたい半分くらいの時給だ。調べなくてもいいのに調べてしまうから、どんどん暗い気持ちになる。
 ちなみに、私の今年の昇給は時給にすると15円もなかった。パート勤務する知人は、結構いいんじゃない?と言う返答。一体何が良かったのだろうか。よく分からなくなってきた。何も上がらないよりはいいのだろうけど、もう40代も後半にさしかかる。新しい職種で一から頑張ろうという気持ちもなくなってきた。疲れることも多くなってきて年を取ったことを実感するようになってきたのだが、でも、この先30年くらい生きたとして、今こんなに疲れていてどうなるのだろう。

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