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好きな場所

また好きな場所を見つけてしまった。
1日で2つも。

1つは、喫茶店。
エーデルワイス。

病院までの時間潰しに好きな喫茶店に入ろうと思っていたんですが、そこがお休み。
あーー予定が崩れた。。
なんてトボトボ歩いていたら、ふと目の前に喫茶店の看板とメニューが現れたんです。

ハンドドリップで淹れてます。って書いてあったっけな。メニューの価格もそんなに高くなくて。出費を抑えていた私にも、行き場を失っていた私にも優しい看板でした。

中に入ると、よくある喫茶店で、おばあちゃんくらいの綺麗な女性が迎えてくれました。

私が頼んだのはカフェオレとハムトースト。

ビスケット付きのカフェオレとハムトースト

ハムトーストにはポテトサラダが塗ってあって、その上にレタス、塩、ハム。

商品自体への特別感はないけれど、
この雰囲気、
優しいおばあちゃんが作ってくれるハムトースト、
これで、この時間が特別なものとなった気がします。

私は今時のお洒落な若い人が行くようなカフェに入るのにとても勇気が入ります。だから、こういう場所は本当に入りやすいし、ほっとするんです。

帰りがけに、おばあちゃんから、

「おとなしくてほわほわしてて素敵ね。外国の方かと思ったわ。ぜひまた来てね。」
と言われたんです。

別に褒め言葉ではないかもしれないけれど、私は何だか嬉しくなりました。外国の方に見られたのはなぜかよくわからないけど、周りとは違う私だけの雰囲気があるんだ、と少し自分に特別感を感じる瞬間だったんです。もしかしたら自分以外のお客さんにも別の言葉で同じように声をかけているかもしれないけれど、それでも嬉しかった。また来てねって言われて嬉しかったんです。

もう1つは博物館の2階のフリースペース。
次は病院を後にしてお迎えまでの時間つぶしにうろうろしていました。少し孤独感も感じ始めて、たまらなくお姉ちゃんに電話。その時に、「あそこ良いよ」と教えてもらったところがそこだったんです。

誰でも使えて、置いてある本は自由に読んで良くて、おまけに2席だけひとり用ソファが置いてありました。これはなんと居心地のいい空間なんだろう、音楽もゆったりしてるし、。編み物をしながら小1時間お姉ちゃんと電話を繋いで過ごすその時間はとてつもなく特別な時間でした。

良い時間を過ごせた1日になった気がします。

📷エーデルワイスにて

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