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初めまして 自己紹介です


歩みの足跡を辿りながら

井原敏男と申します。
サラリーマンを辞めて起業体験をとおして個人の
悲喜交交を記述して自己紹介とさせていただきます。
よろしくお願いします。

調剤薬局が3日で潰れて

処方箋発行医が倒れて調剤薬局1号店が3日で潰れた。
もう40数年前になる医薬分業創成期の出来事だ。
当時はマンツウマンの形で分業が始まった。
その1号店と提携したドクターが4日目の朝9時に脳動脈血管の
障害で加療後植物人間になってしまった。

医師のペン先ひとつで薬局事業展開が左右する。
これでは、自分も社員も食べていくことはできない。
そんな疑問を抱いたことを鮮明に覚えている。
起業の本質について考えさせられた瞬間だった。

この時代にチャットGPTに
「次はどのように行動するといいですか?」と
質問するとどんな回答があったのだろうか。
「事業資金を借り入れして次の店舗を出店しなさい」
きっと、当たり前の概念的な答えしか返ってこないのではないだろうか。
事業って感じて覚えていく「感覚」が大切なんだろうと思う。
自分で進んでみたいと思う道では、いろんな経験をして
人は大きくなると思っている。

当時、ある製薬メーカーのニュースペーパーのトップ記事に載った。
「調剤薬局開業の怖さ」というテーマだった。
これは私の調剤薬局1号店が3日で潰れて受けた取材の記事でした。
事業とはいつでも危機回避の道も整えておかなければと考えた。
そんなことから自分の意思で展開できる小売を主体とした薬局も
必要と考えた。
経営理念の大切さを若いながら刺激となっていった。

夢を持つ社員に救われて

1号店が機能麻痺しても雇用した新卒薬剤師2人は医薬分業の幕開けに
夢を膨らませていた。
私が事業再開して増店することに希望を持って退職することはなかった。
この二人のおかげで事業を再開できた。
二人への感謝はいつまで経っても忘れない。

再出発の好機に恵まれた。
1号店は縁あってまた調剤薬局、2号店は小売薬局と
8ヶ月でとにかく社員の給料は払えるようになった。
厳しい資金繰りの中、さらに翌年2店の調剤薬局を開くことができた。
2号店の小売薬局は出店してから地域に根差してよく売れた。

時代は小売薬局の開局ラッシュの波、出店しただけで安泰ではない。
またまた不安が頭をよぎった。
一般販売の医薬品の価格が乱売競争に巻き込まれた。

お客様に教えらて

お客から「便秘症を治してしまうものはないのかい?」・・と。
切実な願いを持つ、多い便秘客にヒントをもらって救われた。
営業コンセプトの中に便秘専門のオリジナル性を出すことを腑に落とした。

世界に一つしかない便秘薬を持とう。
世界に一つしかない腸サプリを持とう。

辛さから逃れ始めた頃、人の五欲の中の金欲と名誉欲が頭をもたげてきた。
このような本性が存在する腸脳(腹)に尋ねてみた。
「自社品を作って活動を広げてみたい」・・・と。
すると「やってみろよ」・・・と返事が返ってきた。
その時の感覚は面白いから・・儲かるから・・ライバルに勝てるから・・と単純思考であった。

便秘薬1品、腸関係サプリ1品の2品を軽い気持ちで取り組んだ。
全てが初体験で発売まで少し苦労はしたが、完成の喜びは今も忘れない。
発売と同時にテレビコマーシャルでPRすると2品で月1,500万円を
売り上げた。
利益の中から盲導犬協会に寄付をする機会にも恵まれた。

コンテンツを持って

しかし、薄っぺらな販売テクニックでは長続きはしない。
ライバルは竹の子が芽を出すように多くの類似品を発売が目立ってきた。
大手も参入してきた。
起業や商品企画は甘くはなかった。
自分の商品を持てば良いというおごりが出てくるのが人情だ。
そして独創的で体系的な(メソット)手法が足りないことを
知ることになった。
自社の立ち位置や差別化やブランド作りに力を入れるようになっていった。

こんなとき天の声が降りてきたと言っても過言ではない。
腸内細菌学者さんよりマンツーマンで師事することができ、
おかげで腸内細菌叢(腸内フローラ)の生態系を知ることがてきた。
人生こんなに勉強したことはなかったが面白いように腑に落ちた
そして見事に腸内環境の一連のつながりが現実的に理解できるようになったのである。

そして腸や便秘や商品に関する情報づくり(コンテンツ)を
次々に作り上げた。
薬局系起業家対象に全国講演活動を続けながら
薬局取引仲間が360軒以上に広がっていった。

経済スピードの速い中で

10年以上続けるうちに薬系販売代理のパートナー2社の
相次ぐ財務トラブルで先行きに不安を感じるようになった。
人生の先を考えると大変な事態になる前に、早めに事業を継承してゆこうと考えはじめたのがこの頃だった。

2社を併営していたわけだが、年齢的にそろそろ継承して
ゆかなければとも思っていた。
まずは薬局5店を順次譲渡し始め、すべて譲渡できた。
製造発売会社1社も運良く共感してもらえるSE技術者の若手起業家に
譲渡することができた。
事業は一代限りと決めていたので未練は何一つなかった。

次世代へアシスト

起業と学びの実践から30数年間積み上げた自分の棚卸しをしてみた。
自身で長年積み上げた学びをアウトプットするために。
怪我、病気で体験した学びをアウトプットするために。
人との関わりで学んだことをアウトプットするために。
いまどきの健康情報にも照らし合わせてブラッシュアップだけは
続けてきた。

noteとともにこれからの人生を歩んでみようと考えた。
健康志向の方々や新しく起業をめざす方々をアシストできれば
この上ない喜びです。

プロフィール

井原敏男 1945年 北海道生まれ(現在札幌在住)

医療用医薬製薬メーカーMR 
10年勤務
薬局開設会社 調剤及び小売薬局5店36年経営

製造発売会社 31年経営(全法人譲渡)

腸内環境情報オフィス 主宰

資格 医薬品登録販売者

著書 「腸を愛する習慣」山中企画 2013.3
国際ロータリークラブ活動歴 26年
その他 ゴルフ、スポーツ観戦、柔道初段(18歳)
    洋画鑑賞、カラオケ(演歌)、漫才など腹から笑うことが好き
    自転車で街中を探索しながら足腰を鍛えている


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