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目標達成の科学②長期的なモチベーションが高くなる「後方プランニング」

目標を達成するためのテクニックは実はたくさんあり,その人に合う合わないがあります。
たくさんの方法を知っておいて,試してみて,自分にしっくりくるものを使い続けるのがベスト。
ということで,いろいろな目標達成テクニックを紹介していきます。

今回紹介するのは「後方プランニング」。
こちらは半年から数年かかるような長期的な目標を達成するのに効果を発揮するテクニックです。

どういうものかというと,目標から現在にさかのぼって計画を立てるというもの。

「半年後のテストで良い成績をとる」という目標を立てたなら

・1ヶ月前には問題集の正解率8割を達成しておく

・3ヶ月前には問題集をすべて終わらせておく

というように達成すべき目標を先に決め,逆算して現在までの計画を立てます。

後方プランニングの効果

多くの人は,現在から目標に向かって計画を立てる「前方プランニング」を使って計画を立てます。
前方プランニングと後方プランニングでは効果はどれくらい違うのでしょうか。

北京大学などが行った研究によると,達成までのステップが2〜3個くらいの簡単な目標の場合は,どちらの方法も差はなかったそうです。

しかし,達成までのステップがもう少し多く,複雑な目標の場合,後方プランニングのほうがモチベーションが上がり,目標達成率も高かったそうです(前方プランニングよりも10〜25%ほどパフォーマンスが向上)。

僕がやってみた感想は,後方プランニングを使うと「ヤバい」という危機感が生まれます。
目標から逆算して計画を立てると「今は何をすべきなのか」も明らかになるのですが,だいたい「今から始めないと間に合わない」となります。
むしろ「もう手遅れじゃね?」と思うこともしばしば。
ただこの危機感はフロー(没頭)を生み出す可能性もあるので,やはり後方プランニングは効果的だなと思うわけです。

後方プランニングのやり方

後方プランニングのやり方は大きく分けて3つのステップがあります。

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