センスがいいと思われていた人が、ある日伸び悩むのはなぜか?【原因編】
今まで順調に上達してきたのに、ある日突然伸び悩むことは誰しもが経験することでしょう。
問題なのは、その伸び悩んだ状態から抜けだせる人がほとんどいないということです。
なぜ伸び悩みという現象が起きるのでしょうか。
今回の記事では、伸び悩む原因を解説し、伸び悩みを解決するためにはどうすればいいのかということをお伝えしたいと思います。
なんとなく、速く、上手くなってしまった人が伸び悩みに気づきやすい
伸び悩むという現象を感じるということは、それまでは順調に上達してきたということです。
世の中には上達しない人もいます。
そういう人たちは伸び悩むということすら感じることができないので、ある意味、今までは順調に上達してきたということに誇りをもつべきなのかもしれません。
僕が今まで見てきたケースだと、小学生のときに頑張ってレッスンに通って、イベントにも積極的に出て、周りから「あの子は上手い」「センスがある」と認識されていた子が、中学生に上がってしばらくしたら周りに追いつかれて目立たなくなってくるということが多いでしょうか。
競技としてダンスを頑張ってきた子だと、小学生部門では結果が出てたけど、中学生部門では結果が出なくなってきたとか。
この現象の原因は、上達のステージが切り替わる時期で、今までと変わらない練習方法や練習量を続けてしまったことにあります。
子どものころ、初心者のころというのは、伸びやすい時期で、受け身なインプットをしていても自然と上手くなってしまうことが多いです。
受け身なインプットだろうが、それまでにはなかった刺激が脳に与えられるので、それに適応しようとして脳も頑張るわけです。
よく「ビギナーズラック」みたいなことを言いますが、何かを始めて数年は受け身でも量さえこなしていれば上手くなりやすいと言えます。
ところがある日、脳が慣れてきて変化しなくなってきます。
今までと同じ練習、同じ練習量の刺激を与え続けても脳が反応しなくなり、今まで上達してきたスピードでは伸びなくなってくるのです。
なんとなく練習していて、他の人よりも早く上手くなってきた人は、今まで早く上達してきた分、伸び悩むことに敏感になって、気づくということなんですね。
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