![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140595609/rectangle_large_type_2_11303b67551384d18b98b60e7ec98a3f.png?width=800)
GPT-4oで駆逐されるかもしれない「駆け出しエンジニア」層
ネットはOpen AIからリリースされた GPT-4o の話題でもちきりですが、試しにwebページを生成させてみたところ、驚異的にヤバいことが判明しました。
GPT-4 までのwebページ生成
GPT-4でも、プロンプトを作り込めばそれなりにwebページの生成はできました。しかし、簡単で適当すぎるプロンプトでは実用的とは言えないレベルのページ生成でした。
例えば、
ワインメーカーの公式webサイトのTOPページを作成する。
- 生成したHTMLと画像をzipファイルでダウンロードできる形にする
- 使用技術はHTML+TailwindCSS、TailwindはCDNで読み込む
- ページ構成は商品紹介のランディングページとして多用されるタイプ
- ワインの画像も生成し、HTML内で参照できること
というプロンプトでGPT-4が生成してくれるwebページは次のようなものでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1715681043646-u4rCJLdgY2.png?width=800)
まぁ雛形としては使えるよね〜という程度。
GPT-4oでのwebページ生成
これを GPT-4o で実行して生成されたページはこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1715681095569-L624IXCkqy.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1715681171538-UZsjXt8SPc.png?width=800)
画像も3点生成してくれました。
しかし、わかりますかこのポテンシャルとヤバさ。
これをさらに発展させた先に何が待っているのか。
GPT-4oでちょっとだけ本気を出す
架空のワイナリーの公式webサイトを、GPT-4oでちょっとだけ本気を出して作ってみたレスポンシブページがこちら(とりあえずPC用のみ)。
![](https://assets.st-note.com/img/1715681371035-ZsD8X7ajfw.png?width=800)
わかりますか、このヤバさ。
最初にランディングページとしての構成を GPT-4o に設計させてから、次のような簡単なプロンプトを実行させただけです。
ではその構成で、新興ワインメーカーのTOPページとしてwebサイトを作ります。
- 生成したHTMLと画像をzipファイルでダウンロードできる形にする
- 使用技術はHTML+TailwindCSS、TailwindはCDNで読み込む
- ページ構成は商品紹介のランディングページとして多用されるタイプ
- ワインの画像も生成し、HTML内で参照できること
- ブランド名や商品名、画像は架空のもの
- ブランド名は "OLDGRAM Winery"
- ワインは新製品ワインを3種類紹介する
- 従来製品のラインナップも6種類紹介する
- お客様の声やニュースセクションには架空のコンテンツをよしなに生成して当てはめる(後で差し替えます)
- 他、ランディングページとして不足が無いように生成
あとは何度か GPT-4o とやりとりをしただけで生成されたものです。こちらはコードを一切手書きしていません。
プロンプトを作り込めば、「ハイスキルなバーチャルwebフロントエンドエンジニア」が調達できます。
GPT-4o以降、生成AIは天使にもなれば悪魔にもなる
![](https://assets.st-note.com/img/1715681868818-45BljSiYAc.png?width=800)
生成AIでコンテンツ作成コストが劇的に下がった今後、中途半端なスキル持ちは間違いなく駆逐されていきます。
「短期間でスキルを身に着けて稼ぐ」
みたいなやり方はもはや通用せず、その領域はすべて生成AIに駆逐されていくのは間違いありません。
これはwebエンジニア領域に限らず、士業を含めてデスクワーク系の広範囲に多大な影響を及ぼすことでしょう。
スキルワーク系は「本質的なスキル」をしっかり身に付けない限り、生成AIに太刀打ちできない社会が到来してしまいました。
コンテンツづくりも今までは画像・イラスト・写真・音楽など、それなりにお金になった部分ですが、多くが内製化できる=クリエイターに発注する必要が無い=クリエイターが稼げない 状況が本格的にやってきました。
ある意味では「クリエイター・ディストピア」になってしまった感じはありますが反面、生成AIとの協業や協働で生まれる新たな価値があることも事実です。
今までと同じ方法は通用しなくなりましたが、この大きな変化の波にいかに乗って対応していくかで未来は大きく変わるのではないでしょうか。
ともあれ、まずは進化を続ける生成AIを楽しんでいきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?