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【週刊】 #VTuberニュースピック 22年4月1週
「VTuberニュースピック」。日本のVTuberニュースを中心に各メディアが報じたVTuberのニュースやその週に起きた出来事をピックアップしてご紹介します。VTuberのメディアを通すことで今何が注目されているか? に着目します。
採用基準
・対象はウェブメディアでVTuberについて扱ったニュース/コラム/インタビューなどの記事で、かつ筆者が注目すべき、面白いなど独断と偏見でセレクトしたもの。
・リライトを伴わないプレスリリース転載および執筆者がVTuber本人または関係者であるニュース記事の掲載は非優先的になる。
・VTuberの定義は各メディアが「VTuberとして扱ったもの」または「VTuberのグループ」などとして扱われたことのあるもの等を主に扱う。
・まとめサイトは除外。
・対象言語は日本語を中心に、世界各国21言語のニュースを取り扱う。
・採用は前週の日曜日(日本時間)0時〜翌週の土曜日24時の間に投稿されたもの。
・ロシアおよび周辺国地域の情報については、地政学的問題により技術的な障害が発生したため情報を収集できません。
※注意: 筆者はメディア寄稿を行っていることがあるため、選出は完全な公平を保障するものではありません(自作成記事も含みます。)。独断と偏見になります。また、記事中では日本国が「台湾」「ウクライナ」と定める国または地域をそのまま表記することがありますが、筆者は文中でその主張を支持する意図はありません。
「ぶいぶいているろぐ」との差別化について
先日、浅田カズラ氏が更新しております「ぶいぶいているろぐ」が日曜の週1回更新となりましたため、本シリーズと更新頻度も更新日も被る形となりました。元々本シリーズは浅田カズラ氏の更新をリスペクトしつつ、VTuberとメディアに着目することに重きをおいたものであり、今後も変わらず更新を続けます。なお本シリーズでは、浅田カズラ氏のようにVRやメタバースも範疇をいれたものではないため、はなから差別化できてるかと思われます。その点について今後もご留意いただければ幸いでございます。
今後とも両ブログをよろしくお願いいたします。
ピックアップ
27日
22/7が新体制初のシングルリリース、ツアーのライブ映像やドキュメント収めた仕様も
22/7が新メンバーを向かい入れてから初めてシングルリリースを発表しました。なお筆者が追いかけている範囲の情報では、今のところ新メンバーらの2Dビジュアルなどの公開は確認が取れていません。
28日
MonsterZ MATE、4周年ワンマンライブ「愚者」 2年ぶりの有観客で開催
執筆: ゆうき。VTuberの歴史の半分はコロナに覆われた世界である――そんなことを言われますが、MZMが4周年ライブで2年ぶりの有観客であるとタイトル付けされるとそれを強く感じます。発表時「発表がある」と配信をしていていましたが、ファンは「大体こういう時はライブかアルバム」と分かっているため終始落ち着いた和やかな雰囲気でした。
茨城県公認VTuber茨ひより 令和4年度の活動継続が議会で可決!
毎年お決まりの記事ですが、茨ひよりさん予算が茨城県議で承認されました。昨今は地方創生を目指して茨ひよりさんを参考にしたVTuberが多数存在し、先週のVTuberニュースピックスで伝えたように予算が取り消されたことで活動継続が難しくなったケースなどもあります。毎年無事に可決されるのは、茨城県の財政とファンの応援のおかげといえるでしょう。
「電音部」のNFT発行 Gaudiy、バンダイナムコ系と提携
多数のVTuberも参賀しているプロジェクトである電音部が今回、NFTを発行することを発表。これについて日経も記事で取り上げています。
ただし、今回の件は、NFTに詳しくない電音部のファンを中心に凄まじい勢いで批判が展開されています。NFT自体は技術であるためそのものは悪くないのですが、それを儲けに使おうとする一部の投資家の印象が悪いことが今回の騒動につながっていると思われます。ただ、今回の件はまだ序の口であって、今後にじさんじやホロライブがNFTを活用することを発表した場合これ以上に揉めることが目に見えています。RIOT MUSICはじめNFTを活用するVTuberプロジェクトが増加傾向にあることから、今回の発表に対する反応は今後の企業の参考となるテストケースになるかと思います。
AniAni Festival: Sự kiện offline đáng mong chờ nhất tháng 3 dành cho các otaku
ベトナムのアニメイベント「Ani Ani Festival」が開催されます。これにVTuberも参加するようです。実はベトナムはVTuberの活動が徐々に広まっており、今回のイベント参加は象徴的なものだと思います。もう少しベトナムの動向を取り上げてくれるメディアが出てくれると嬉しいのですが……。
Twitch Permanently Bans Destiny For “Hateful Conduct,” Streamer Speculates It Was Over His “Claims That Transwomen Shouldn’t Compete With Ciswomen In Women’s Athletics”
Twichなどで活動するストリーマーのDestinyがTwichで無期限凍結。DestinyはTwich上でかなり影響力をもっており、VTuberに対してかなりきつい批判を行っていました。彼はこのほかに過激な発言を行っており、それが凍結に直につながったようです。今回凍結されたことで少しVTuberの活動の風通しがよくなりそうですね。
29日
somuniaインタビュー「VTuberの歴史と一緒に育ててもらった」
執筆: 森山ド・ロ。同人サークルから生まれ、YouTubeやTwitterを中心にして活動するシンガーとして活動をはじめたsomunia。そんなsomuniaのインタビューが掲載されました。同人時代、インディーズ時代について詳しく触れられていないことは残念ですが、somuniaから見たVTuber観などを知ることが出来るなどファンにとっては大変興味深い内容でした。
「結月ゆかり」の声モデルを担当した声優・石黒千尋がVTuberデビュー!
執筆: 浅田カズラ。非エイプリルフールネタで4月1日に石黒千尋さんがVTuberとして登場。元々VTuberに興味を示している様子でしたが、4年の時を経てVTuberに。石黒さんがモデルになった結月ゆかりのライブラリを使用したバ美肉のVTuberやアバターは多数存在しましたが、今回参入で同じ声を持つVTuberが違った形で増えることになりますね。
「じゃんたま PONG☆」特別話にVTuberの伊東ライフちゃん&天開司、一姫らと卓囲む
伊東ライフ、天開司などが出演する「雀魂」のショートアニメ「じゃんたま PONG☆」が4月1日よりMBS・TBS系ネット「スーパーアニメイズム枠」で放映開始。これに先立ってYouTubeでは限定動画が公開されました。これまで雀魂の公式番組に多数出演してきた多井プロがVTuberや雀魂の公式キャラクターと普通に卓を囲っており実にシュールです。
分身キャラ中傷は人への名誉毀損 Vチューバーの女性の訴え認める
3月28日に東京地裁で飯塚謙裁判官は、VTuberの女性が「自分の分身として活動させるキャラを中傷されて自分自身も傷ついた」と訴えた情報開示請求裁判で主張を認めた。本件は、夢月ロアさんとの関連性が言われているものの、現在判例文が公開されていないことからも同一視は出来ないのが現状。VTuberの法問題は現在進行で複数東京地方裁判所で行われている模様です。
30日
大学教員がゲーム実況VTuber!?ゾンビにゴキブリにキャンプ……カオスな研究室を徹底リポート
執筆: 千秋 凜太朗。近畿大学 総合社会学部 岡本健准教授について近畿大学の学内メディアが取り上げています。岡本先生は「ゾンビ先生」としてVTuberを行う傍ら、ゾンビになどについて研究されており、VTuberの研究についても興味を示されています。今回のリポートではそんな先生の教えるゼミの様子を知ることができます。
宗谷いちかが有閑喫茶あにまーれを4/30に卒業、774inc.ソロタレント第1号に
宗谷いちかさんがあにまーれを卒業し、ソロタレントになることを発表しました。今回は裾野を広めるためのソロ化であると捉えられており、774 inc.としては初の試みです。
【写真85枚】ホロライブ3rd fes.初日ライブ全曲レポ──画面の中の“みんな“が好き
執筆: 古月。今週は諸般の事情でホロライブ3rd fes.のレポート記事が多数メディアに掲載。そんな1つを私も記事をKAI-YOUさんで執筆してます。今回はファミ通、インサイド、PANORAなどが記事を公開。これだけ多数のメディアがVTuberの同じライブを取り上げていることに時代を感じます。
Italian Air Force Launches Its Own VTuber
今週海外のVTuberに詳しいVTuberファンの中で話題だったのは、イタリア空軍がVTuberを制作したというもの。しかも、独自の技術で開発したというパワーワードを含んでいたことも話題の起爆剤に。投稿した動画では戦闘機や航空機に関する情報発信をしていく旨を話しており、緊急射出座席について紹介しています。
31日
コーサカ(MonsterZ MATE)と考える、VTuberの“シーンとカルチャー”
執筆: 森山ド・ロ。コーサカさんと親交も深い森山ド・ロさんがインタビューを行っています。ただ、今回のインタビューは深いファンにとっては嬉しい内容となっていますが、一部読者には伝えたい内容がわからないなどの批判の的にもなっており、そこが少し残念なところです。
ブシロードのVTuberプロジェクト「いろどり芸能郵便社」が終了
いろどり芸能郵便社が3月31日をもってプロジェクトを終了を発表。プロジェクトは初期はかなり力を入れており、秋葉原エンタスで会見を開くなどブシロードらしくIP展開をしっかりしていくことを発信していましたが、実際は戦略がうまく回っておらず、活動が広く知れ渡ることはありませんでした。もう少しやり方があったのではないかと個人的に思うところです。
なお服巻有香・冬守しずく・御園結唯の3名はブシロードクリエイティブ所属VTuberとして活動を継続する模様です。
にじさんじ所属のVTuber童田明治が4/30をもって卒業
童田明治さんがにじさんじを卒業することを発表。また、同時ににじさんじライバーによる音楽ユニットRain Dropsからも脱退をする模様です。卒業理由については現在メンバー限定配信を行っているためこの中で公開されているかもしれませんが、公にはなっていません。
キズナアイのボイス提供者 春日望が所属事務所を離れ、フリーに
春日望さんが「新規案件は受けつけず現在お話しているものや継続案件のみ」に絞り、フリーの声優として活動することを発表しました。春日さんは「正直自分の活動に対してずっと複雑で もじもじとしていたので一度すっぱりしたかった」と声明を出しています。
星街すいせい×TAKU INOUE、新プロジェクト「Midnight Grand Orchestra」始動 サイバーパンクなビジュアル&ティザー公開
ホロライブ所属の星街すいせいさんがサウンドプロデューサーであるTAKU INOUEとユニバース・ミュージックでプロジェクト「Midnight Grand Orchestra」を開始することを発表しました。この2人は「3時12分」などを生み出した黄金タッグといえ、名作が期待できるでしょう。
キズナアイ活動休止前に「思い出作り」朝日と大自然の旅へ ホンダ特設ページで動画公開
ホンダは「みんなの、“やってみた”を応援してみた」プロジェクトの一環としてキズナアイをサポート。先月にキズナアイさんが外に出かける動画を投稿していました。このタイミングになり、プロジェクトについて改めて発表が行われました。
1日
エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2022年版
さて、今週は年1回のエイプリルフール特集です。VTuberのエイプリルフールネタを取り上げていきます。初手は毎年エイプリルフールネタを特集するGigazineさん。鈴木勝などにじさんじ、鷹嶺ルイなどホロライブのメンバー、牧場系VTuber「肉ヲ食エ」、リン☆ユウのVTuber化、東京放課後サモナーズなどVTuberのネタを多数キャッチしています。
VTuberエイプリルフールネタまとめ【2022年4月1日版】
もちろんMoguLive!さんもまとめ記事を作成しています。今年はかなりまとめている内容が少なめではありますが、どれも面白い内容となっており、おすすめです。
にじさんじのSMC組が… 性転換&ショタ化!?
月ノ美兎、今回の騒動の件で22時より生配信を実施
兎田ぺこらの“ぺこNEWS”が1年ぶりに帰ってきた!
一方で、なぜだか電撃オンラインさんはVTuberのエイプリルフールネタを複数記事にしています。
【にじさんじ】まさかのサーニャ、ちーくん、鈴鹿ウタなどのアクスタ・缶バッジが販売。販売期間は本日4月1日23:59までなのでお早めに!
同じくKADOKAWA系メディアであるファミ通は、「にじさんじ 4月1日グッズ」が販売されることを報道。ちーくん、鈴谷アキ、Ruco、鈴鹿ウタ、鹿鳴館キリコ、サーニャ、ギル子、卯月コウという最高ににじさんじな面々。すでに紹介しているように他のメンバーもエイプリルフールネタをしていますが、今回グッズ化したのはこのメンバーだけになったようです。次回は全メンバーグッズ化してほしいです。
ホロライブ新人スタッフ春先のどか活動開始 グループの広報活動を展開
4月1日には、エイプリルフールネタではないものも発表されています。以前より存在は明かにされていたAちゃんの後輩、春先のどかさんが公開されました。これを機にTwitterアカウントも公開しており、カバー運営サイドのあ新たな動きになりそうです。
東雲めぐ成人直前緊急インタビュー まだ満足していない! ファンへの感謝と今後の野望を語る
4月1日に誕生日を迎えるVTuberは意外と多く、東雲めぐさんも20歳を迎えました。今回のインタビューで、「もっと面白いことできるんじゃないかなとか、VTuberはもっと何かもっと違う方向性に行けるんじゃないかなって思ってて。今のVTuberのあり方にはちょっと、満足してないです。満足していないというか、なんかもったいないというか、なんかちょっと進化が止まっちゃっているような気がしています。」と答えており、ハングリー精神をちらつかせています。
2日
花譜、ひとつの世界との別れと旅立ち 未来への一歩を踏み出した高校卒業記念ライブ
執筆: 満島エリオ。花譜が高校卒業ライブを開催。Real Soundではライブレポートを掲載しています。卒業に合わせた選曲、春を連想させる演出をしっかりと文章に落とし込んでいます。
注目note/ブログ
学術動向
本日付で東京大学大学院メタバース研究科の特任研究員に着任しました。担当する講座は「VTuberの哲学」です(通年かけて「にじさんじ・ホロライブの比較文化思想」の講義を行います)。
— 山野 弘樹@『独学の思考法』(講談社現代新書 / 第3刷) (@Ricoeur1913) April 1, 2022
今後は僕自身もVTuberとして研究活動に尽力してまいりますので、チャンネル登録のほどよろしくお願いいたします!
#vtuber論文
— 財津 優太郎 (@312_yutaro) March 29, 2022
先生に許可頂いたので卒業論文を公開します!
テーマは「なぜバーチャルな存在のvtuberにリアリティを感じるのか」です!
どんな形であれvtuber研究のお役に立てれば…と夢見ながら書きました!
「我々はバーチャルYouTuberのどこにリアリティを感じるのか」https://t.co/7KjXZy1Rw9
その他動向(エイプリルフールネタを除く)
・ガリベンガーV、木曜日に引っ越し
・KAMITSUBAKI STUDIO一部マネージャーが担当を変更
・小山内めい休止を発表
・トレーディングカード「VTuber Playing Card Collection」『.LIVE』が発表
・アネモネプロジェクト解体
・懲役太郎、草野共著「常識として知っておきたい裏社会」が出版
・紡音れいが一時休止
・AZKiがホロライブに移籍
・ほしずむが無期限活動休止
・ぶれプロ一部メンバーが引退
・ひま食堂がバルスから独立。hokahoka Inc.に転籍。
・鈴花ステラ卒業
など。
次週は4月10日~4月13日に投稿予定です。
※予定は変更となる可能性があります。
告知欄
告知欄では、ぜひともこの欄で告知をしたいVTuber、おすすめ動画を載せてほしい、こういう企画を載せてほしいといったファンの声にお応えします。詳細はDMまたはコメント欄にて。
Discordサーバー「Project Virtual History」では、VTuberに関する情報を収集・蓄積しています。
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