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子育ての科学#2|わが子を「ナイスガイ」にしたいんです!

「子育て系研究まとめ」の続きデース(前回はこちら)。

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「検索エンジン、AIの発達で各人が欲する情報に容易にたどり着けるようになった!」とは言われるが、実際にはテキストの複雑さが低い、つまり平易な文章ばかりが表示されるし、プロンプトによらず結局最小公倍数的な情報が提供されるようになってるしでニッチで深い情報への道のりはむしろ長くなってしまっているのが現状。

もちろんAIはなんでも知っているけれど、それと同時に大多数の人がニッチな情報に興味を持っていないことも知っている。だからAIはあえてニッチ情報を提供しない。本ニュースレターは検索エンジン、AIからは辿り着けない「ニッチ」を毎週あなたにお届けする。
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わが子を「ナイスガイ」にしたいんです!

ママの笑顔が子どもの心を育てる?妊娠中のポジティブマインドの威力

「子どものメンタルを安定させたげたい」ってのは多くの親が抱く願いでしょう。最近だと子供でも精神に問題を抱えるケースは増えてますからねぇ。じゃあ親に何ができるんだろう?ってのが気になるわけですが、フィンランドで行われた最近の研究によると、子供が生まれる前からできることはあるのでは?みたいな話になってます。

この研究では、約2,600組の母子を対象に、妊娠中のお母さんの心の状態と、生まれてきた子どもの精神的健康の関係をチェック。しかもなんと子どもが18歳になるまで追跡調査したんだとか。すごいですねー。

さて、結果はどうだったかといえば、

  1. 妊娠中にポジティブな気分で過ごしたお母さんの子どもは、精神的な問題が少ない傾向に

  2. 好奇心旺盛なお母さんの子どもも、メンタルが安定している傾向があった

  3. 周りのサポートをしっかり受けていたお母さんの子どもも同様の結果に。

って感じ。「えっ、お腹の中にいるときのママの気分が、18歳になった子どものメンタルに影響するの??」と驚く方も多いでしょうが、実は、胎児期の環境が子どもの将来に大きな影響を与えることは、他の研究でも指摘されているんですよね。

では、これから妊娠を考えている方や、現在妊娠中の方は、どんなことに気をつければいいのでしょうか?ってことで、以下で推奨されることをまとめておきますのでご参考までに。

  1. ポジティブな気分を大切に:楽しいことや嬉しいことを意識的に確認するようにする

  2. 好奇心を持つ:新しいことに挑戦したり、知らないことを学んだりする

  3. サポートを受け入れる:周りの人の助けを遠慮なく求める

  4. ストレス解消法を見つける:自分に合ったリラックス方法を見つけておく

  5. 専門家に相談する:不安なことがあれば、遠慮なく医師や助産師に相談する

もちろん、「常に前向きでいなきゃ」なんてプレッシャーを感じる必要はなし。妊娠中はホルモンバランスの変化で、気分の浮き沈みがあるのは自然なことですからね。大切なのは、全体的にポジティブな気持ちで過ごすよう心がけることですよーっとこで。

パパの喧嘩

「夫婦喧嘩は犬も食わない」なんて言葉がありますが、子どもの成長にとって両親の喧嘩のインパクトはかなり大。最近の研究によると、特にお父さんの喧嘩の対処法が、子どもの心の成長に大きな影響を与えるかも?ってことが示されてたりします。

ここではアメリカのイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究チームが、約4,000組の家族を対象に面白い調査を実施してくれています。研究チームは、父親の夫婦喧嘩の頻度や対処法と、子どもの社会性や感情のコントロール能力との関係を調べたんだそうな

さて、結果はどうだったかといえば、

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