子育ての科学#2|わが子を「ナイスガイ」にしたいんです!
「子育て系研究まとめ」の続きデース(前回はこちら)。
わが子を「ナイスガイ」にしたいんです!
ママの笑顔が子どもの心を育てる?妊娠中のポジティブマインドの威力
「子どものメンタルを安定させたげたい」ってのは多くの親が抱く願いでしょう。最近だと子供でも精神に問題を抱えるケースは増えてますからねぇ。じゃあ親に何ができるんだろう?ってのが気になるわけですが、フィンランドで行われた最近の研究によると、子供が生まれる前からできることはあるのでは?みたいな話になってます。
この研究では、約2,600組の母子を対象に、妊娠中のお母さんの心の状態と、生まれてきた子どもの精神的健康の関係をチェック。しかもなんと子どもが18歳になるまで追跡調査したんだとか。すごいですねー。
さて、結果はどうだったかといえば、
妊娠中にポジティブな気分で過ごしたお母さんの子どもは、精神的な問題が少ない傾向に
好奇心旺盛なお母さんの子どもも、メンタルが安定している傾向があった
周りのサポートをしっかり受けていたお母さんの子どもも同様の結果に。
って感じ。「えっ、お腹の中にいるときのママの気分が、18歳になった子どものメンタルに影響するの??」と驚く方も多いでしょうが、実は、胎児期の環境が子どもの将来に大きな影響を与えることは、他の研究でも指摘されているんですよね。
では、これから妊娠を考えている方や、現在妊娠中の方は、どんなことに気をつければいいのでしょうか?ってことで、以下で推奨されることをまとめておきますのでご参考までに。
ポジティブな気分を大切に:楽しいことや嬉しいことを意識的に確認するようにする
好奇心を持つ:新しいことに挑戦したり、知らないことを学んだりする
サポートを受け入れる:周りの人の助けを遠慮なく求める
ストレス解消法を見つける:自分に合ったリラックス方法を見つけておく
専門家に相談する:不安なことがあれば、遠慮なく医師や助産師に相談する
もちろん、「常に前向きでいなきゃ」なんてプレッシャーを感じる必要はなし。妊娠中はホルモンバランスの変化で、気分の浮き沈みがあるのは自然なことですからね。大切なのは、全体的にポジティブな気持ちで過ごすよう心がけることですよーっとこで。
パパの喧嘩
「夫婦喧嘩は犬も食わない」なんて言葉がありますが、子どもの成長にとって両親の喧嘩のインパクトはかなり大。最近の研究によると、特にお父さんの喧嘩の対処法が、子どもの心の成長に大きな影響を与えるかも?ってことが示されてたりします。
ここではアメリカのイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究チームが、約4,000組の家族を対象に面白い調査を実施してくれています。研究チームは、父親の夫婦喧嘩の頻度や対処法と、子どもの社会性や感情のコントロール能力との関係を調べたんだそうな
さて、結果はどうだったかといえば、
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