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「なにせこいことしとんねん!」 義憤を覚えたWeb広告業界を変えたい

東京は夜の24時

平日の24時。渋谷駅へ急ぐ人の波に逆らい、道玄坂にある事務所に戻る。
「いつも働いているよね」とよく言われる。たしかに、事務所で過ごす時間は長い。
飲みに行ってもジムに行っても、ここにもどって仕事をする。

努力が結果となって表れる、仕事をしている時間が好きだ。
生きていると実感する。

だから今日も、僕は働く。

はじめまして。Webマーケティングのスクール、『デジプロ』を運営する、株式会社Hagakure代表の奥 雄太(おく ゆうた)です。ダウンタウンで有名な尼崎出身。ふだんはバリバリの関西弁です。

それはさておき、うちのスクールで講習している「Webマーケティング」とは、その名前の通り、Webを中心に行うマーケティングのことです。

そのなかでも、主にネット上で商品やサービスを知ってもらい、購入してもらうためのWeb広告(Google、Yahoo!、SNS)の活用の仕方を中心に講習をしています。

いま事業をしている会社で、Webマーケティングを必要としていない企業は、ほとんどありません。多くの企業がWebマーケティングを担当できる人材を求めています。

ところが、Webマーケティングを担当できる知識や経験を持った人材は、圧倒的に不足している。そのギャップをうめるのが、僕たち『デジプロ』の役割です。

はじまりは、たった一人で始めたスクールでした。それが『デジプロ』のサービス開始から約2年がたち、全国9都市でスクールを開校できるまでに成長しました。

未経験から、Webマーケティングへの転職を希望する人も増えています。実際に『デジプロ』で学んだあとで、未経験からの転職に成功する事例も増えて、手応えを感じています。

『デジプロ』は、ようやくスタートラインにたったところです。
Webマーケティング業界の吉本興業(NSC)のような存在を目指して、一線で活躍できる人をバンバン育てていきたいです。

新たにやりたいことも山のようにあります。日本全国だけではなく、アジアから世界にも『デジプロ』を広めていきたい。

このnoteでは、僕が事業に向きあう中で感じたことを伝えていきます。

noteを読んで、一緒に『デジプロ』を広げていきたいと思ってくれた人がいたら、ぜひ連絡をください。

Web広告業界はまだ発展途上

起業したきっかけは、僕の憤りからです。

2019年、27歳で起業して『デジプロ』を始める前は、Web広告の代理店で働いていました。インターネット上には、検索エンジン、動画、SNSなど広告が表示できる場所が無数に存在します。

Web広告の代理店は、クライアントに最適な広告手法を選び、プロモーション戦略を考え、事業の拡大をサポートする存在です。僕も、Web広告を活用して、クライアントの事業が拡大していくことにおもしろさを感じていました。

そんななか、「他の代理店にお願いしているが、予算をかけてもWeb広告の成果が伸びない」と相談を受けることがありました。状況を確認すると、予算の半分しか広告費用に使われておらず、半分は運用手数料にされていたことがわかりました。

Web広告業界において、クライアントが割高な料金を取られていたり、適切な運用がなされず放置されてしまうという相談は少なくありません。
クライアントの利益ではなく、自分たちの利益を最大化させているのです。

「なんでこんなせこいことしとるんやろう」

嘘や不誠実な行動がめっちゃ嫌いなんです。
めっちゃ腹が立っても、イチ社員だった僕にできることは限られていて、もどかしさを感じました。

こうした業界の構造に違和感をもち始めると、「誰のための広告なのか」を考えるようになりました。

そして、クライアントが不利益を被らないようにしたくて、起業を決めました。
影響を与えられる輪を広げて、業界を良くしていくためにも、起業という選択を選びました。

Webマーケティングを誰もが使える武器にしたい

起業のきっかけをカッコいい感じで伝えてしまいましたが、本当はそんなカッコいいものとは違うんです。組織にずっといるのはなんとなく窮屈で、性にあってなかったんですよね。自分で自由にやりたいという気持ちも強くありました。
広告の運用ができれば食いっぱぐれることはないだろうと思っていたので、思い切れたところもあります。

だから、明確なビジネスモデルがあって起業したわけではありません。
広告運用の仕事をしながら、サービスを試行錯誤する日々でした。

まずは、クライアント側の課題にアプローチするために、Webマーケティングに関する相談がなんでもできるチャットサービスの提供を始めました。でもこれは、全然あかんかった。

サービスを始めてわかったのは、質問をする人にも知識が必要だということでした。実際に、「SNS広告の反応を上げたい」といった、かなりざっくりとした質問が多かったんですよね。

次は、Webマーケティングについて学べる動画コンテンツの販売を始めましたが、これも全然あかんかった。動画を「見るだけ」のサービスでは、積極的にお金を払ってもらえませんでした。

ただ、「学び」の必要性は確信していたので、スクール形式に変更してみたところ、経営者や個人事業主、フリーランスで広告運用をしている方たちからの反応が増えていきました。これが今の『デジプロ』のスタートでした。


【プロフィール】

奥 雄太(おく ゆうた)
兵庫県尼崎市出身。メーカー勤務を経てGMO NIKKO株式会社へ入社。インターネット広告事業に従事し、中小企業からナショナルクライアントまで企業規模に関わらず幅広く支援。年間20億円以上のWeb広告運用の実績を持つ。2019年に株式会社Hagakureを設立。デジタル広告のプロを育てる学習サービス『デジプロ』の代表および講師を務める。
趣味:読書
座右の銘:自分に、相手に、社会に誠実
好きな食べ物:魚

【デジプロ】
未経験からでも現場で使える実践的なスキルを習得できるWeb広告専門のオンラインスクール・サービス。
Webマーケティングスクール受講者数NO.1(調査機関:日本マーケティングリサーチ/対象期間:2021年9月時点の累計受講者数/調査対象 主要企業5社)

編集協力/コルクラボギルド(構成・栗原京子、編集・頼母木俊輔

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