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鳩は迷信を信じる?依存とドーパミンと迷信の関係。

アラサーカムガールのカム子です。
海外ライブチャットサイトでチャットレディーやってます。


実は先日、
お恥ずかしながら私この歳になって初めて、

メタルゲームというものをやってみました。


巷では
メダルゲームはパチカス養成機である。
なんて言われていますが、一度やってみたかったんですよね。


しかしまぁ・・・
これがもう、びっっっっくりするほど

「??????」


何が面白いのか全く分からん。


一緒にいた旦那に
「あのボールを落とすんだよ」
と言われメダル投入・・・

機械に投入したメダルに押されてボールが落ち、
派手な演出があり、
機械からメダルが出てくる・・・。


(・・・・は???)


要は、
上手くやれば確率で沢山メダルが機械から出てくるので、
出てきたメダルで更に遊べる・・・というシステムらしい。


・・・何が面白いんだ?


初体験×旦那と一緒に騒いだ
という経験は楽しかったが、メタルゲーム自体は意味不明でしかなかった。

ちなみに、今回は
買ったメダルより、出てきたメダルの方がちょっと多かったので、
一応勝ったようだ。


余談だが、パンチングマシーンも初めて遊んだ。

私の戦闘力は30でした・・・。


メダルゲームは、純粋な娯楽ゲームです。
(昔はメダルを利用した賭博が行われた為、風営法が定められ現在はメダル持ち出し禁止などのルールが課されている。)

しかしゲームといっても、
UFOキャッチャーのように景品がもらえるわけでもなければ
パンチングマシーンのように明確な「楽しそうな遊び」があるわけでもありません。
ましてやパチンコのように現金化も出来ません。

ただ手元のメダルが減ったり増えたりするだけ。


機械によって内容は変わりますが、
メダルゲームの流れを説明しますと基本的には以下の通りです。

ゲーム機にメダルを投入しボールを落とす

ボールが落ちるとルーレットが回り、
当たった分のメダルが獲得できる

大当たり(JP:ジャックポット)を引くと、
更に大きいルーレットが回る

またまた大当たりを引くと大量のメダルを獲得できる

といった具合で、2段階の当選システムによりメダルの獲得量が変動しゲームの目玉となります。

なんでこんなゲームが置いてあって、遊んでいる人がいるのでしょうか?

それにはちゃんとした理由があります。

実は、

ハマってしまうように上手く設計された巧妙なゲーム

だからなんですね。

単純なゲームで私のようにすぐに飽きてしまいそうですが、実際メダルゲーム依存症の人は結構います

メダルゲームに依存する3つの理由

ゲームのからくりを紐解くと以下の3つの点が挙げられます。

  1. 上手くやれば半永久的に遊べる

    メダルはゲームセンターに預けておくことも出来るので、多く出たらその分は預けておいて後日からはメダルを買わなくても遊べるんですね。
    せっかく遊べるんだったら遊んだほうが得ですよね。

    暇な人ならメダルが出続ける限り遊び続けてしまい、
    いつのまにかメダルゲームをすることが習慣になってしまいます。
    習慣化も依存症への大きな入り口です。

  2. 煽り・当たりの演出・爽快感

    当たりを引くと派手な音とともにジャラジャラとメダルが出てきます。その演出に興奮したり、爽快感を感じたなら依存症への第一歩。メダルと一緒に脳汁ドパドパ出ちゃってます・・・。
    この効果音もテキトウな音ではなく、
    人間が快感に感じるテンポや音をしっかり計算しています。

    更に、ゲーム内では落とした数でコマが進む仕組みもあります。
    「あと1コマ進めば大きなルーレットを引ける!」
    という状態にある場合、多くの人は
    もう一度メダルを買ってきて、せっかくだから1コマ進めたい!)と思っちゃうんですよね・・・。
    このように(あと少し・・・もう少し・・・)と常に期待させる、
    期待感を煽る演出」があちこちに仕掛けられているのです。

  3. 完全な運要素ではなく多少コントロールできる

    メダルを落とすタイミングや方向は自分で調整できるようになっていて、落とし方によって勝ち負けが大きく変わってきます
    運要素の強いゲームですが、
    「自分でコントロールしている」
    という気持ちが更にのめり込ませる要因になっている
    のです。


いやぁ怖いですね。「パチカス育成機」と呼ばれても仕方ないです。
なんせゲームセンターの大手セガは、パチンコメーカーのサミーと経営統合しているんですね。
他にも、バンダイナムコやコナミもパチスロ事業をしています
そりゃハマるわけだわ( ;∀;)
彼らは「人間が何を楽しみ、何を喜ぶか」とことん理解していますから。


「期待」は一番の報酬

メダルゲームの例から分かるように、
「ルーレットで大当たりを引けるかもしれない”期待”」
に人は抗えません。

というのも、
快感物質であるドーパミンは

何かを得た瞬間よりも、得られる直前の方が多く分泌される

しかも質が悪い事に、

確率が低いほど快感が得られる
のです。

「何かを得られる」と”期待している時”こそが動物がもっともワクワクする瞬間なのです。社会問題となっている「ガチャ系のスマホゲーム」も同じ理由で課金しちゃうんですね。

メタルゲームやスマホゲームは「期待させるプロ」とも言えるでしょう。


そういえば、最近ディスカバリーチャンネルのエド・スタフォードにハマってるんですが、

彼はナミビアでのサバイバル生活中に、
イボイノシシと罠に使えるイイ感じのワイヤーを見つけた時点で、

捕獲率の高い漁をするのを忘れ、捕まえられるか分からないイボイノシシに夢中になってしまいました。


その結果、

数日間何も食べずひたすら罠をチェックして回るだけ

になってしまったのです。

これは「肉を食べられる」という強烈な期待によりで、判断力を失った為です。
本来なら空腹を感じる前に安定して捕獲できる魚を捕るべきなのに、数日間もそれを行わなったのは明らかな判断ミスであり、撮影でばければ下手すると餓死していたでしょう。
これほどまでのドーパミンの威力は強大で、

如何に自分の行動に影響を及ぼしているかが分かります。


ドーパミンとは別に、もう1つ見逃せない本能がエドの行動から読み取れます。
それは「迷信に頼ってしまう」という本能です。

エドの行動は、ある意味動物的でサバイバルらしいと言えます。

というのも、このときのエドは迷信に走っているのです。
「罠」という文明的な道具を使ってはいますが、本当に上手く捕獲できるかどうかは確定していない試作段階です。

それなのに「失敗するかもしれないから他の食材を調達するべき」という肝心な点を失念してしまっています。
これでは迷信と同じです。

古代の人々が、雨が降るまで雨乞いを続けたり、
現代人が、ゲン担ぎとして受験前日にカツ丼を食べるのと同じことなのです。


実は知能の高い動物ほど迷信を信じやすいと言われています。

鳩は迷信を信じる?

1951年、アメリカの心理学者であるスキナー氏によって以下の実験が行われました。

押すとエサが出てくるボタンの付いた箱があり、そこにハトを入れます。

ハトは当初ボタンが何なのか分かりませんが、そこで過ごすうちに何かの拍子でボタンが押されエサが出てきます。 やがてハトは「ボタンを押すとエサが出る」ことを学習し、エサが欲しくなればボタンを押すようになります。

このハトは正しい認識を持つことができました。 ではこれを踏まえて別の実験を見てみましょう。

一定時間ごとにエサを自動で出す箱があり、そこににハトを入れます。

エサは時間をトリガーに出てくるのでハトの行動には関係しませんが、ハトはエサが出てきた時に取っていた行動こそがエサを出す行動であると認識します。

ウロウロ歩く、羽をばたつかせる、首を傾げる、じっと動かないなど行動は様々ですが、それを続けているとやがて時間が来て次のエサが出てきます。 するとますます「これこそがエサを出す行動である」と認識する訳です。

しかしハトの行動とエサが出てくることに、何の因果関係もありません。

こうしてハトは間違った認識を得るに至ったのですが、このプロセスが迷信を信じる人のそれに似ていたため「ハトの迷信行動」と呼ばれるようになりました。

https://amaru.me/trivia/scheme-of-superstition/


動画を見れば分かるのですが、エドは「イボイノシシ捕獲作戦」の前に、実は1度同じような罠で鳥を捕獲しているんです。
罠を設置する事自体は間違った認識ではありませんが、罠で獲物を捕らえた成功体験がエドの脳裏に強く刻まれ正常な判断を鈍らせました。

そして鳩のように、同じ行動を繰り返すようになってしまったのです。
今回の場合もっとやり方を変えて工夫する必要があったはずです。

肉を食べられる という期待
罠で獲物を捕った という成功体験

この2つの要素が今回の失敗に導いてしまったのです。



高収入のハズの風俗嬢は、なぜワーキングプアになってしまうのか?


日本の景気が悪い事は、もう誰もが知っていることです。
各国の経済成長率ランキングでも日本は最下位・・・。

このような状況では非正規労働者のみならず、正社員として普通に働く人達も同様にワーキングプアに陥っており、


風俗嬢だからワーキングプアなのではなく、

風俗嬢でさえもワーキングプア

だという前提があります。


ジャーナリストの中村淳彦氏は対談で以下のように語っています。

10日に1人くらいずつ風俗やAVの女性を取材するという仕事を続けてきたんですが、2004年くらいからスレてない普通の子が現れるようになりました。最初は「えっ、こんな子が!?」ってびっくりしたんですけど、それから5年間で普通の子だらけになってしまいました。

供給が増えたと同時に、需要も減ったと思うのですよね。昔、風俗をやれば女性は月50万円は簡単に稼げたんです。ちょっと頑張って月100万円という子もゴロゴロいました。いま月100万円以上を稼いでいるのは業界上位10%もいないでしょう。

https://diamond.jp/articles/-/225855

私がお世話になっていたソープランドのマット講習の先生も、
「今はどこにでもいるような普通の子が風俗をやってる。ただ出勤してるだけじゃ全然稼げない。」
とおっしゃっていました。


私が思うに、女性がワープアに陥る原因にも


「風俗は稼げる」という【幻想(迷信)と期待(ドーパミン)】が関係していると思っています。


バブル時代のイメージを未だ持っている無知な若い女性は
脱げば稼げるんでしょ?
今となっては迷信と化した高収入バイトに足を踏み入れ、

なんか思ったほど稼げないけど、これしか方法はない
といズブズブと脱出不可能な風俗業界の迷路に入り込んでしまいます。


新人期間は、大々的に宣伝されるし客も新人が好きなので稼ぎやすい時期です。
その一瞬の稼ぎが脳に「期待」としてこびりつきます。

稼げるはずだ。という迷信
あの時は稼げた。という期待

この二つがまさに
稼げてないのに辞められない、というワーキングプアを誕生させているのです。



また、もう一つの要素として

他の稼ぎ方を隠されている

という点もあります。

日本の・・・というより全人類がそうしていることですが、
金の卵を産むニワトリに、もっといい生活が出来る場所を教える飼い主はいませんよね?

飼い主はニワトリに「ここは住みやすい場所だ」「ここにずっといるのが安全だよ」と思い込ませているんです。



会社の上司が「辞めてもろくなことにならない。」と言うように、

風俗業界やAV業界、チャットレディー業界も、
何処に行けば稼げるか?どうすればもっと稼げるか?という情報は徹底して隠しています。

ライブチャットの国内サイトと海外サイトが互いにけなしあっているのが良い例です。

両方経験のある私から言えば、
「そんなの個人の生き方次第。」

日本でも海外でも、稼げる人は稼げるし稼げない人は稼げない。

しかし、女性の流出を防ぎたいライブサイトやチャトレ事務所は
徹底して「海外は危険」「国内は稼げない」と言い合っているのです。


得する情報は誰にも教えないのが世の真理


賢い女性は、自分の性的魅力が年数とともに減るのを十分に理解しているので、逆算して資産形成をしています。

更にお金持ちの顧客獲得のために、稼いだお金を投資したり、
資格勉強のための教材費用に回したり。


しかしながら、
親切な誰かが、貧困女性にこのような情報を教えてくれることはありません。


世の中は貧乏人はもっと貧乏に、
お金持ちはもっとお金持ちになるよう仕組まれています。


感情に身を任せて生きていたら、あっという間に泥沼ですので

期待」と「迷信」にはお気をつけくださいませ。

このようなnoteにサポートしてくださる酔狂なアナタ!私の生活費になります。市民税払います。