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世界一周紀行 3章 中南米 ④(パタゴニア)

【12月】
30日 ブエノスアイレス→エルカラファテ
31日 エルカラファテ→エルチャルテン

【1月】
1日 エルチャルテン
2日 エルチャルテン→エルカラファテ
3日 エルカラファテ→リオガジェゴス
4日 リオガジェゴス→ウシュアイア
5日 ウシュアイア
6日 ウシュアイア
7日 ウシュアイア→リオガジェゴス
8日 リオガジェゴス→プンタアレナス🇨🇱
9日 プンタアレナス
10日 プンタアレナス→プエルトナタレス
11日 プエルトナタレス
12日 プエルトナタレス
13日 プエルトナタレス

【12/30】

早朝、ウーバーに乗り空港へ。
空港でターミナルを間違えてギリギリまで走っていたせいでバテバテでゲートへ。

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南米最南端、アルゼンチンとチリの混在する地域、パタゴニアへ。

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人気観光地ということもあってか、やたらと日本人が多い。

3時間ほどでエルカラファテの空港に到着。
バスで町まで向かう。山々と湖。キルギスのイシククル湖を思い出させる風景。

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予約していた宿に行くと、予約できていないといわれる。調べてみると予約を昨日にしてたらしい、、
今日は満席とのことで、紹介された安宿へ。

宿に荷物を置いてから、飯食いに行こうと思ってぶらぶら。

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歩いてたらパタゴニアビールのブリュワリーを見つけてしまい、飯も食わずにビールに変更。相変わらず美味しい。

そのあと湖近くの公園を散策。

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帰ってきてから携帯でドラクエを呑気にやってると、同じ宿にいた日本人の方に話しかけられる。
明日レンタカーしてる日本人二人組と3人でフィッツロイという山に向かって初日の出を見るらしい。自分も同じことを考えていたこともあり、4人で一緒に山に登ることに。

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宿からの景色。かなり南に来たので、夜でも若干明るい。


【12/31】

朝、年明けのペリトモレノ氷河トレッキングを予約。
その後、バスに乗りフィッツロイへ向けてエルチャルテンという村へ。
日本時間の年越しはバスステーションまで歩いてたので全く記憶になく過ぎ去っていた模様。

バスに乗り込み2時間ほど走ってると、奥の方から山が。

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徐々に明峰フィッツロイが顔を出す。アウトドアメーカー、パタゴニアのロゴのモデル。
この時点で既にかっこいい。。
写真撮影のためバスが停車してくれ、撮影してると昨日お会いしたほたかさんと日本人二人組にたまたま会う。

ちょっとだけ話してからバスに乗り込みエルチャルテン到着。

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ちょっと寝ておこうかと思ったがドラクエをしてたので寝れず。
夜は4人でご飯を食べに。みんなで適当に頼んでシェア。IPAを頼む。

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同じIPAでも僕が苦手な青鬼というビールと違って嫌な苦みがなく美味しい。

一度宿に戻って、宿の人たちと年越し。

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現地のお酒もらって話しながら年越しを祝う。
年越したあとはおめでとうって言ってハグする文化らしい。

【1/1】

1時頃、ほたかさん達がレンタカーで宿まで迎えにきてくれて、登山口に到着。

暗闇の中歩きだす。

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快晴で星が綺麗だった。

歩いて10分ほど経ったタイミングで、ほだかさんが携帯置いてきたことに気づいて、一旦僕と馬場さんとりょうさんで登山していくことに。

平坦な道なのでそんなにしんどくもなかったが、眠気が来てふらふらになりながら歩く。

世間話しながら3時間ほど。ラスト1時間は地獄の坂。
水でぬかるんでおり、傾斜も急で、おまけに眠い。
限界に近づいている中、一山越えた瞬間、今までぼんやり見えてたフィッツロイが間近に。

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疲れすぎてブレブレな写真。。

荘厳な雰囲気を醸し出していて、見ただけで眠気や疲れが吹き飛んだ。
10分ほど歩き、ついに目的地へ。

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写真で見るのと全然違い、とにかくでかい。そして剥き出しになってるのがかっこいい。

一瞬で心が持っていかれる。そのあとは極寒の中日差しが出るのを待つ。

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足濡れており、ただただ凍えていたが、待ってる間も見惚れていた。

ほだかさんも無事到着。

1時間ほどするとついに初日の出が。

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雲ひとつない中、光りが照らされ、フィッツロイが赤く輝く。

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もうただただ感動。一生忘れられない気がする。

徐々に気温も上がりだしてくる。

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下に降りると湖に反射するのも眺められた。2時間ほど滞在して下山。

帰り際、もう見れないのかと思うと悲しくなる。

楽しい時間を超えると地獄の時間へ。。帰りも3時間のトレッキング。
下りで足がやられ、平坦な道になっても、なかなか進まない。

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 なんとか到着。そのあとみんなと別れて、宿へ。

倒れこんで爆睡。夕方に起きて、
バスのチケットの変更を行い、飯を食ベてから即睡眠。

【1/2】

起きて筋肉痛と戦いながらドラクエ。

明日は一日雨の予報とのことで、明日に予約していた氷河トレッキングの日程を数日後にズラせないか調べていた。

すると大晦日に宿で話してたアルゼンチンのルーカスがウシュアイアまで自家用車で行くらしく、一緒に行かないかと提案される。

即氷河トレッキングの日程変更をやめて、同乗させてもらうことに。
氷河トレッキングを万全の状態で迎えるのもいいが、結局人との体験の方が優先順位が高くなる。

昼頃、エルカラファテに向けてバスに乗り、
帰ってきてからは飯食ってだらだら。


【1/3】

7時に起きる。昨日からずっとわかってはいたが大雨。。。
行きたくない気持ちを抑えながら、8時に迎えのバスに乗りペリトモレノ氷河へ。

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2時間ほどすると氷河が見えてくる。雨で気持ちも晴れないとはいえ、氷河を目の前にするとテンション上がってくる。
曇っている中で青く輝いていて綺麗。

ビューポイントに到着。飯も含めて1時間半のフリー時間。
一目散に駆け出して色んな角度から氷河を眺める。

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氷が落ちると轟音が鳴り響く。その音がとても心地よい。

1時間ほど経つと徐々に雨も止んできてところどころ青空が。

一日雨の予報だったが、奇跡的に雨が止んだ。
ご飯休憩もあったが、全て無視して全ての時間を氷河鑑賞に使う。

そしてフェリーに乗りトレッキングへ。

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アイゼンをはき、いざ氷河へ。

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足の面全体を氷に乗せながら歩く。
少し重いが徐々に慣れてくる。

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どこを見ても綺麗で、氷河の上を歩いているという事実が体を震わせる。

トレッキングが終わったあと、
氷河の氷をピッケルで割り、ロックでウイスキー。

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粋な飲み方。

大満足でツアーを終え、宿へ。

着いたらすでにルーカスが待ってくれていて、すぐに車に乗り込む。
チャルテンからカラファテまでの道でヒッチハイクしてた日本人のゆうきさんという方も一緒にまずはリオガジェゴスという経由地まで。

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ゆうきさんは3年旅して一旦帰国したのち2年間の旅してるらしい。
ほぼすべての国行ってるっぽい。落ち着いていてベテラン感が漂う。

3時間ほどで大きめのガソリンスタンドへ。
周辺でテントを貼っていい場所の聞き込みを行ったが、結局難しかったらしく車中泊。リクライニングを限界まで倒せたので意外と快適だった。


【1/4】

起きて車中泊させてもらった宿で暖まりながら飯。

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ゆうきさんとは別れて2人でウシュアイアを目指す。

一度国境を超えチリへ。

その後しばらく進むと船乗り場に。

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車ごと船に乗り込む。
待機してると「Ushaia」とボードを書いたヒッチーハイカー。
目的地も同じだったので車に乗り込むことに。
ポールという名前で、カタルーニャ出身の旅人。
看護師でケニア北部の紛争地帯で働いてたらしい。

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下船してから数時間進み、再びアルゼンチン入国。

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さらに数時間、いくつかの場所で写真撮ったり休憩したりしつつ、
ようやく世界最南端の町ウシュアイアへ到着。

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iPhone初めて買った中学の頃、最南端という理由だけで天気予報にウシュアイアを追加していたのを思い出す。

民宿みたいなところに3人1部屋で泊まることに。
近くのローカルな飯屋へ。

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チキンを買ってシェア。

食べてからその辺ぶらぶら街歩き。

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23時30分時点の景色。
何時に完全に暗くなるのやら。


【1/5】

朝起きて3人で博物館へ向かうも日曜だったので空いておらず。
周辺を歩く。

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昼飯はカニを食べに行く。
かなり混んでいたこともあり、後ろに並んでた旅人の韓国の女医さんも相席することに。

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ワインとカニ。合わせて1500円ほど。

甲殻類系の食べ物は元々好んで食べなかったがかなり美味。
ワインとの相性も良い。

ご飯を食べながら旅の話。
旅のスタイルに関して、アジアと欧米で全然違うし、特に日韓台湾でめっちゃ似てるなという話に。1カ国に長くとどまる人が欧米人には多いが、アジア人は短期移動の人が傾向的に多い気がする。

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飯食ったあと山登りに行くことに。韓国のヒョンヤンも同じ場所に行く予定だったらしく、一緒に向かう。

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雨が降ってたので、登山口の休憩所でマテ茶を飲みながら時間を潰す。
20分ほどで雨が上がったので登山開始。
はじめは坂だったが、途中で緩くなってきた。
それぞれのペースで黙々と歩く。

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1時間半ほどで登頂。
街を見下ろした景色が南アフリカのテーブルマウンテンに少し似ていた。

登山自体はハードではなかったが、道のぬかるみで滑るって大変だった。

ヒャンヨンと別れて、3人で昨日の飯屋でご飯を食べた後バーへ。

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IPA。美味しいけど、度数の割に酔いが早い気する。

最南端の町のレストランでルーカスと僕の写真を飾っておいた。

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【1/6】

今日は朝は宿でみんなゆったり。

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僕はバスのチケットを買いに。


昼3時ごろに、湖があるところへトレッキングへ。
毎日トレッキングしてる気がする。

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道中の風景。モンスターハンターのステージにありそう。

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1時間ほどで到着。色味も綺麗でいい景色。

湖を泳いでる人がいて、みんなで足をつけてみたが、冷たすぎて即断念。

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帰りはスーパーで肉を買って、宿でハンバーガーとチョリソー。

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ボリューミーで美味。


【1/7】

朝に一人で博物館へ向かう。

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ヤマナ族についての特集があったのでみてみる。
アフリカであった日本人の航海士さんに、パタゴニアのヤマナ族について色々と教えてもらっていたので少し楽しみにしていた。

ウルトラマンに出てくるメトロン星人のようなペイント。独自の文化で生活していた民族で、疫病などが原因で滅んでしまったらしい。

そのあとルーカスと一緒におみやげ屋へ。
年賀状がわりにポストカードを購入。

昼飯を宿で食べてからウシュアイアを後に。

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道中観光地に寄りながら、夜中にバス乗り場のあるリオガジェゴスへ到着。
夜中も営業していたハンバーガー屋さんで夜食を食べ、車中泊。


【1/8】

車でバス乗り場まで送ってもらって、ルーカスとポールとはお別れ。

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数日間の車旅だったが、楽しかった。

9時半にバスは出発し、14時ごろパタゴニアのチリ側、プンタアレナスに到着。

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他のパタゴニアの都市と比べると、かなり大きめ。
中心部は綺麗かつ洒落た感じの建物が多い。

宿着いてから土砂降りになったので1時間ほど待機したのち、まち歩き。
町の中心部ぶらぶらして、銀行で金おろしてから、町が一望できる高台へ。

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高台から町見下ろしてると、現地の人が民族音楽みたいなのを歌っていて、すごく胸に響いた。

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帰りに地元のジャンクフード店でハンバーガー食って、スーパーでビール買ってから帰宅。

facebookをみていると、数年前にタイで夜一緒にビール飲んでたスズケンさんという日本の方がたまたまチリにいるようだった。連絡してみるとちょうど明日プンタアレナスに来るらしく、会うことに。

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Australという地ビール。ラガー(緑)は濃くて美味しい。
野菜入り(赤)は稀に見るまずさ。宿の人と色々話して23時ごろには就寝。


【1/9】

朝飯食ってから郵便局を目指して歩く。

途中にお墓があったので立ち寄る。

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ブエノスの墓と似た感じ。観光地っぽくなっていた。

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道中に見つけたヤマナ族。何回見てもコミカルな姿に笑ってしまう。

パタゴニアで購入したポストカードを年賀状がわりに出してから、歩いてスズケンさんの宿へ向かい久しぶりの再会。エジプトでの出会いもそうだが、初の海外旅で出会った方との出会いが世界一周中に2回もあるとは、、

乗りたいタクシーに乗って遠くのショッピングモールへ。
飯を食ってから、周辺の店を散策。

一回町の中心部へ戻ってからお土産屋へ。

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パタゴニアのステッカーとビールの栓抜きを購入。
旅の中で初めてお土産を購入した。

30分ほどお土産屋の中眺めてから博物館へ。

 スーパーで飯買ってから一旦解散。
ビール呑んでゆったりしてから、スズケンさんの宿へ。
同じ宿のアメリカ人の女の子が誕生日らしくて、ミニ誕生日パーティー。

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各地でスペイン語と英語と日本語が飛び交っててごちゃごちゃに。
最近のイランのこともあり、混みいった政治の話に。
アメリカは人数的にはクリントン派が多いけど、州の問題でトランプが勝ったみたいな話。比較的階層によって支持層が分かれいるそう。

所属してるコミュニティ外の人のことも想像するの大事だなと。あとやはり旅人はリベラルな人が多い。

22時30分ごろに宿に帰宅。着いてすぐに爆睡。


【1/10】

朝にバスでプエルトナタレスという町へ。昼過ぎぐらいに到着。

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明日のパイネ国立公園へのバスチケットを買いに行く。

帰りにぶらぶら街を歩く。

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宿へ戻るとオーナーが「上を向いて歩こう」を歌ってくれた。

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イギリスで昔はやったと聞いたことはあったが、チリでも流行っていたのは驚き。
昔ラジオでよく流れていて、母親が聞いていたらしい。

夜に自炊してふりかけご飯を食べていると、宿にいた韓国の若い二人組がウインナーをくれた。おかずあるの嬉しい。
韓国人はペルーから入国して南へ抜けて行くルートが多いらしい。


【1/11】

6時に起床。バスに乗り、パイネ国立公園へ。

昨日夜遅くまでドラクエしてたこともあり、バスの中で爆睡。
2時間ほどでパイネ国立公園の入場口に到着。

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入り口から一番有名な峰が見えている。フィッツロイを思い出す。

入山許可証を発行してからシャトルバスに乗り、いよいよ登山開始。
空気が澄んでいて気持ちいい。ただ暑い、、

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フィッツロイが最後に大きな山登りがありしんどかったのに比べて、緩やかな坂が続くので比較的楽だった。

所々で見える川や谷がとても綺麗。

3時間半ほどで頂上に到着。

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山頂が少し雲に覆われており、それはそれでかっこいい。

1時間ほど眺めていると、気温も落ちてきて、寒くなったので下山。

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下山してから待合室でビール。
飯食ったあとバスに乗ってプエルトナタレスへ戻る。

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宿までの通り道にあったホットドッグ屋さん。
アボカドが嬉しい。

帰ってきて携帯を触っていると、
パラグアイの民宿小林で一緒にいたゆうきくんが、プエルトナタレスにくるらしく、明日会うことに。


【1/12】

昼過ぎにゆうきくんに宿まで来てもらって、そのあと町をぶらぶら。
週末なので全然店が空いていなかった。
なんとかネットを駆使し、イタリアンへ。
内装すごいオシャレで、ビールの数がとにかく多い。

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ピザとペールエール。どっちも美味しい。
そのあと海沿いでベラベラと2時間ほど話して解散。
数日僕の方が出発遅いだけで、この後のルートがほぼ一緒なのでまた会いそうな予感。


【1/13】

今日はほぼ一日中ドラクエ。。

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iphoneで気軽に暇を潰せるのは本当にありがたい。
もう少し有意義な時間の使い方もあるだろうとは思うが、気にしない。

 途中歯磨き粉とか買いに行ったり、昼飯ローカル店へ食べに行ったり。

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人型のゴミ箱。いいアイデアだなぁと。

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スーパーで買った蜂蜜入りのビール。絶望的に不味かった。


3章③ウルグアイ〜アルゼンチン編へ         3章⑤チリ編へ  

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