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世界一周紀行 1章 アジア+a ③(タジキスタン・ウズベキスタン)

【7月】
24日 ドゥシャンベ
25日 ドゥシャンベ→サマルカンド🇺🇿
26日 サマルカンド
27日 サマルカンド→ブハラ→タシケント
28日 タシケント→バクー🇦🇿


【7/24】

ここ数日は車での移動続きだったので、今日は一日休暇日。
午前中はゆっくりと過ごし、そのあとの旅程を立てたりイランビザの申請したり。翌日にはドゥシャンベを出発するので半日だけ観光することに。

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ゲストハウスの人から教えてもらった王道ルートを進む。
バスで向かおうとしたら早速バスの番号を間違え、空港近くまで行ってしまう。バスの中にいた女の人が一緒に降りてくれて、次これ乗ればいいよって教えてくれた。有難い。

バスにいる時に感じたが、譲り合いが当たり前になっている。男性が女性に席譲るのも、高齢者に席譲るのもごく普通に起こる。イスラム教の精神的なものなのか、そもそも人との距離感が近いからなのか。他人との距離の近さは日本と比較してやっぱり違うなとは感覚的に思う。なぜかは分からんけど。

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あと、気温が高いからなのか、木々が生い茂った場所にベンチが設置されていて人が溢れている。逆に日陰のない、町中心部の公園は人が全くいなくて閑散としていた。

ゲストハウスに戻るとまるさんが鶏鍋を作ってくれた。死ぬほど美味い。
よく考えると3週間ほど羊肉と脂っぽい料理しか食ってなくて、味覚が単調になってた。味変わると美味しいし、なんだかんだ日本食は落ち着くなという気持ち。

【7/25】

朝ドゥシャンベを出発し、ウズベキスタンのサマルカンドへ向かう。
国境までのタクシーが新しめのベンツで、乗り心地が良い。
 15時くらいまで車乗ってたはずだが、ほとんど記憶なく爆睡。

2日前のバンでの移動は一睡もできなかったのにこうも違うのかと。
国境へ着くと猛烈な突風が。砂漠地帯へ近づいてきたからなのか。
気温は高いが体感温度が下がって有難い気もする。

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国境に到着。
国境で時間かかるのかなと思ってたけど、何も言われることなくあっさりウズベキスタンへ入国。出国の人に至ってはパスポートのスタンプを途中で見るのやめて出国許可を出していた。 出国になるとあまり自国のリスクはないし意識弱まるのかなとも思う。

国境でタクシーを捕まえ宿まで向かう。途中レギスタン広場が見える。 世界史で見た景色がそのままの形で見えるのはやはり感動する。
宿で、お金の両替をしてバスで2日後のブハラ行きの電車とタシケントまでの夜行電車の切符を買いに行く。

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急に通貨の値が上がったので、パッとみてお金の換算ができない、、

 夜は居酒屋街っぽいところへ飲みに行く。今まで中国人と間違えられるのが当たり前だったが、ウズベキスタンにきてから初見で日本人かと聞かれることがほとんどになった。観光地なんだなとひしひし感じる。

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シャシリク(羊肉)を焼いてくれる店で飲む。プルサという地ビールを飲んだが、しっかり麦の香りがして美味しい。泡が強くて炭酸が抜けづらい。
大満足で居酒屋を後に。

【7/26】

早朝に起きて、町を探索。
1日しかいないので有名どころの観光地を詰められるだけ詰めてしまう。
初めはバスに乗ってウルグベク展望台へ。高校の時に授業で習ったところ。

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ウルグベクは国の統治者でありながらありながら天文学者でもあるという鬼才。最近宇宙系の本を読み漁っているせいなのか感動が深かった。

そのあとは点々としている観光地を歩きながら回っていく。道が分かりにくく、街の人に聞くと、少し英語ができたらしく一緒について行ってくれた。

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兄弟で、兄は大学で歴史学を専攻したのち教師になっており、歴史について色々教えてもらった。いつでも連絡してねと最後に言われ、連絡先を交換し別れる。

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バザールへ。昼飯を食べてないのでとりあえずバナナだけ食べた。
ウズベキスタンのバザールは場所によって商品の種類が書かれてあって分かりやすい。

そのあといくつかのモスクを回る。

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どこも色合いが綺麗でぼーっと眺めていられる。西洋風の街並みの中に突如としてモスクが現れるのは少し京都に似てるなとも思った。

そして、レギスタン広場へ。
サマルカンドはティムール朝という王朝の首都で、レギスタン広場はその中心部。シルクロードの中継地で、東西の文化が混ざりながら発展した。

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入場料払ったあと、公式のガイドさんに「ガイドどうですか」と日本語で声をかけられた。

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両替所も円書いてあったし、工芸品売り場にも日本語で説明してあるものが増えた。

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バザールの内部には伝統的な雑貨や小物が売られているスペースや休憩スペースが内蔵されている。またレギスタン広場の中心部の広場にはライブを行うのか、楽器屋ステージが設置されている途中だった。そのせいで若干景観が損なわれてる気がして少し残念な気分になる。

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100年前ぐらいのレギスタン広場の写真が飾られてあった。
バザールが辺りに広がっている。元々は宗教的な意味合いが強かった場所も、時代の中で商業的な役割に変わっていったよう。100年前のバザールの風景は需要できるが、コンサート会場に少し歯痒さを感じてしまっていたが、市民の日常の中に観光地が溶け込んでいったと考えると、それも自然な形なのかなぁと思ったり。

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モスク内部の写真。

なんとか行こうとしてた全てのモスクを見ることができた。
今までの観光地と違い、知ってる場所だったこともあり感動もひとしお。
帰りはまたシャシリクの店へ。

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相変わらずお酒がうまい。

【7/27】

朝起きると、携帯が途中までしか充電されていない。
usbケーブルが壊れたのかと思い、買いに行く面倒臭さを感じつつ思いつつトイレへ。水が流れない。焦る。
どうやら断水と停電が起きたらしい。Wi-fiも使えない。
早朝に今後の旅程などを調べる予定だったが全部できなくなってしまった。

キルギスから一緒に行動していたマルさんに別れを告げ、駅へ向かう。
Wi-fiを使えなかったこともあり、バスに乗れず、タクシーを使うことに。

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駅の構内。かなり清潔感がある。

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車内は新幹線に似ていて、かなり快適。クーラーも効いている。

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車内の風景からだんだん緑が消えていき、土地の質の変化を感じられて面白かった。

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すぐにブハラへ到着。サマルカンドにならび、重要な都市。
今まで車移動だったので拍子抜けするような速さに感じる。バス乗り場へ向かったものの、目的地までのバスの番号が書いてない。タクシーは避けたいなと考えていると、サマルカンドの駅にいた日本人女性を見かける。たまたま目的地が同じ方向だったので事なきを得る。
フリーランスのグラフィックデザイナーしてるらしくて、定期的に1ヶ月ほど休みとって海外へ行くらしい。長期じゃなくて中期の旅行もいいなと思う。

バスの降り場につき、日本の方とは別れて観光開始。

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城を目指していると途中でモスクが。入ろうとすると、一般の人が祈ってるから入るならそのあとでと言われ撤退。モスクの雰囲気が荘厳でかっこよかった。

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城へ。中に博物館が併設されていて拝見。

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すぐに出る予定だったが、展示物が多いと長居してしまう。英語読むのに時間かかるというのもあるが。
知識がない状態で観光することが多いので、詳しい歴史がわかる場所はありがたい。

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昼過ぎに町の中心部の湖っぽいところでビールを飲む。飯を食ってなかったので一本で結構回った。荷物が重くて暑いので休憩しつつ観光を楽しむ。

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一通り観光を楽しみ、バスに乗って駅へ。

空腹で死にそうだったので駅近くのサモサを食べる。

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ここで食べたサモサが過去一美味しかったかもしれない。温かかったし。 二つ食べようか迷った挙句お金ないから撤退する。70円ぐらいの食べ物に悩むようになってきてしまった。

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サモサ店の前にたむろしていた若者たち。お菓子くれた。

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電車に乗る前に水を買うと半分凍ってる状態だった。
氷入りの水欲しいと常々思っていたので嬉しい。そして美味しい。

2時間ほど待ってから夜行電車に乗る。

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車内が暑い。 上の段になったので、落ちそうで怖い。ビジネスシートにすればよかったと嘆いていたが、電車が動き出すと風が吹いて快適。

アジカンのトリビュートアルバムを聴きながら寝る。

【7/28】

6時ごろに起こされる。しっかり寝たが体は重い。

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タシケント駅へ到着。

今日の昼には空港に到着している必要があるので、バザールにだけ向かうことに。
バス乗り場がわからないので、とりあえず適当に乗ってみる。幸い近くまで向かっているようだったので、近づいたタイミングを見計らって降りた。

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バザールで購入したリンゴ(2個で40円ほど)。
果実類やアイスは場所を問わずに美味しいので本当に助かる。
バザールはかなり広く見応えがあるので、時間潰しにはちょうどいい。

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ふらふらバザールを散歩したり、ラコステ(多分パチモン)のTシャツを100円程で購入したり。
そして、かなり早いが空港へ向かう。が、空港行きのバスがなさそう。
ベンチに座ってた人に聞いてみると誰かに電話してくれたようだったが、なぜかそのまま別のバスへ乗ってしまった。笑
諦めて、大通りのバス乗り場へ向かうと空港行きのバスが来そうな表記があったので待ってみる。そして乗ってみたが方向がおかしい。近づいてはいるが、少しずれる。遠回りしながら空港へ向かうパターンを祈るもむなしく途中で終点に。  たまたま来たバスにairportという表記があったので運転手に聞いても首を振られる。途方に暮れつつ、バスを待っている女性に聴くと、英語使える人に電話してくれてバスの番号がわかった。電波の問題で英語聞き取りづらくて焦ったが。バス待ちの女性も一緒についてきてくれて無事に空港バスに乗り込む。かなり早めにバザールを出たが、結局空港着いたのはギリギリ。
初見の人が見ても分かるような交通整備してくれることを祈る。

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30分ほど遅延ののちに飛行機は出発。ほとんど寝ていたので記憶がない。
トランジットで4時間ほど待機。空港でフリーWi-fi使うために電話番号が必要なことが多く鬱陶しい。併設されてるカフェもWi-fi使えない。Wi-fi普及してるとはいえ、海外の長期滞在者に不便。
ネットが使えないと調べものもできないし、人との連絡もストップするのでストレスになる。そんなことを思っていると、自分がいかにネット社会に飲み込まれているのかを痛感する。
あまりにもやることなさすぎてひらがなを47音筆ペンで書いてみたり、絵を描いてみたりしたがものの数分で飽きてしまった。ポケモンとか信長の野望シリーズとかやりたい。
隣では中国?のおばちゃんたちが『学校へ行こう!』の「一から始まるリズムに合わせて〜」ゲームで盛り上がってた。参加させて欲しい。

飛行機に乗り、3時間ほどでアゼルバイジャンの首都バクーへ到着。
夜景が綺麗だった。写真撮り逃したが。
ビザが取りづらいとネットで見ていたが、とても簡単に取れて拍子抜けしつつ入国。

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すごく広々としていて綺麗な国際空港。夜も遅いので翌日からの動きだし。
出発口の端の方に同じような寝床を探してる集まりを発見。
ソファで就寝することに。相変わらずWi-fiは使えないので明日なんとか情報収集を行いたい。

1章②タジキスタン編へ    1章④アゼルバイジャン・ジョージア編へ

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