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世界一周紀行 2章 アフリカ ④ (エチオピア後半)

【10月】

14日 アディスアベバ→アルバミンチ
15日 アルバミンチ→トゥルミ
16日 トゥルミ→オモラテ
17日 オモラテ→ジンカ
18日 ジンカ→コンソ
19日 コンソ→モヤレ→ナイロビ🇰🇪


【10/14】

朝4時起床。普段夜早く寝てたとはいえ流石に眠い。
記憶が曖昧なままタクシーに乗りバスステーションへ。とにかく寒い。寝袋を着ながら移動。

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バスステーションにはぱっと見100台以上あるんじゃないかというぐらいのバスの数。バスに乗り込み出発。即睡眠。

昼頃、田舎の大学でほとんどの人が降りていった。

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昼休憩は地元のインジェラを食べる。美味しい。みんなも美味しいって言ってた。やっぱりはじめの偏見がなかったら案外食べることができるのかも。

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街中にはロバに台車を引かせたセグウェイもどきがあって面白い

3時頃アルバミンチに到着。早速民族巡りの客引きに。客引きをお支払って歩いていると、しょうた君の携帯がないことに気付く。

もしかしたらバスの中かもということで、客引きの人のバイクに乗って確認。僕を含めた3人は近くのホテルの事務所で待機。

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結局バスにもなくてスられたっぽい。エチオピア、スリが多い説。気をつけねば。

バイクに乗せてくれた客引きの人に民族ツアーの値段を聞いてみる。交渉したとしてもふっかけられるんやろうなとか思ってたけど、ネットで見てた相場よりも安い金額を提示されて拍子抜け。即決。
対応してくれた人は別の人をガイドする予定があるらしく、マサイというガイドの方が担当してくれることに。海外旅のYouTuberとして有名なジョーブログをガイドしたことで有名なガイドだったよう。
元々目星をつけていたカイロホテルで休憩してから銀行で民族との写真用のお金を崩しにいく。

夜は向かいのツーリストホテルでご飯。欧米人も多くて綺麗な場所だった ミートソースご飯と言う名のカレーライスを食べられて大満足。明日は朝早いので早くに就寝。

【10/15】

早朝ハイエースが到着し車に乗り込む。
民族をめぐるパーミッションを取るとのことで2時間ほど待ってから出発。
出発して国立公園へ。一度車を降りて写真を撮る。一面が自然の絶景。

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エチオピアは自然が多くて良い。公園内の湿地的な場所にある休憩所で一度停車。

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ここではワニもいるそう。店員さんとエチオピアのダンスを踊った。

昼前にコンソという町に到着。シュクラテという鉄板で焼く肉とインジェラを食べる。

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絶品。エチオピア料理の中でダントツで美味しい。
マサイと友人たちが食べていた生肉ももらった。

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エチオピア人にインジェラもらうこと多いけど、皆口の中に無理矢理詰め込んでくる。笑

コンソは風景が世界遺産になっており、一面に棚田が見えた。

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とても桑などで耕したとは思えないような景色。人と自然の融合って感じで好きだった。

なぜかガイドのマサイがカメラマンに自分の写真を撮らせていた。

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途中ケーブルを繋げて車内で音楽が流せるとのことで日本の音楽を適当に流す。周りに何もない風景を走りながらの奥田民生。

5時ごろトゥルミという町へ到着。ハマル族という民族の村へ。
砂道を歩いて行くと大量の西洋人がとハマル族が。ペインティングの最中だった。

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そして成人の儀式であるブルジャンプが行われる広場へ向かう。
民族の女性の背中を見ると鞭打ちの痛々しい傷が。女性にとって鞭に打たれることは名誉らしくて、自ら男性に鞭を求める。正直痛々しくてあまり見てられなかった。

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少ししてからブルジャンプが始まる。走ってくる牛を飛ぶのかと思ったら、数匹の牛の背中を踏みながら越えていくだけだった。正直自分でもできそう。

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ジャンプした人が最後に投げたブレスレッドをたまたま拾ったので、返そうとするともらってもいいよと。幸運の証があるらしい。

アフリカの民族巡りでは、写真撮ると一枚撮ると10円ほど渡さないといけないというルールがあることが多いのだが、この村では入村料に含まれているらしく、いつ撮っても良かったのだが、人を無断で撮るっていう経験がなかったためなんとも違和感があり撮りづらい。見せ物みたいで少し嫌な気持ちになる。

ハマル族の村から町へ戻り、ホテルへ。ダブルベッドが二つある大きい部屋で就寝。蚊が多すぎて怖かったが、アディスアベバで小塚さんからもらった蚊除けスプレーで一掃。マサイから水害の影響で元々行く予定だったカロ族の村へは行けないと告げられる。

【10/16】

起きると雨が降っていた。雨の中ダサネチ族がいるオモラテという町へ。
オモラテについてから喫茶店?的なところへ、地元の人との交流もあった。幼稚園児ぐらいの子がチャイ飲んで一人で帰っていったのが可愛かった。

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レストランでは川で取れた魚を食べることができた。身が柔らかくて絶品。

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そのあとパーミットをもらい、村へ向かうために川辺へ。その頃には雨も止んできた。川から手漕ぎの舟に乗って向こう岸へ。

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粗末で不安定で、本当に2000年代なのかと思ってしまう。
向こう岸につくと民族の子が何人かいてそのまま歩いて村へ。

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地元の高校生が色々と説明してくれた。村の手前には学校があって中を見学させてもらう。習得度別のクラスのため年齢はバラバラ。まずはアムハラ語を習ったのちに英語を勉強するんだそう。

そのあと村の中へ。

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藁でできた区画の中に100弱の藁やスチールで出来た住居が広がっていた。これが現代の世界かと思うぐらいの衝撃。

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家を作ってる途中の女性が多くいた。子作りを終えた後にスチールの家に移る風習があるんだそう。
綺麗な水はなく、泥水みたいなのを子どもが飲んでた。。 

はないちもんめ的な遊びをしていて楽しそう。

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子どもに歯ブラシ代わりになる草をもらって、ずっと歯に当てていた。結構癖になる。

15時前に昨日のホテルまで戻ってきたものの、やることがなくて暇すぎる。

マサイに頼んでローカルな店に連れて行ってもらうことに。

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店の中では自然とハマル族の女性がくつろいでる。店に来た男性が僕たちに何か吹っかけてきていたらしく(言語が通じないのでわからなかったが)、マサイが少し機嫌悪くなっていた。

地元の蒸留酒を頂く。

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しょうた君がドレッドヘアーにしたいってはなしをしていると、先ほど話しかけてきた男性が髪留めを持ってきてドレッドヘアーにしようとする。
初め不機嫌だったマサイも、お酒が入ると上機嫌になり、彼と一緒にドレッドヘアーを作っていた。笑

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ど素人が作った髪の毛に。

現地民族の女性がとも写真を撮り合ったりして、自然に交流を楽しんだ。

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ツアーで巡るより、こういう自然な交流の方が楽しい。

2軒目、近くの外にある店へ。

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1軒目でかなり飲んでいて、これ以上はまずいなと思いテーブルの下にあった水を勢いよく飲むと、蒸留酒で大粗相。
夕方ごろ宿に戻る。楽しい1日だった。

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夜近くのレストランで飯食ってから4人でトランプで賭けをして遊んだ。
民族の写真撮影用の5ブル(10円)をかけた戦い。
中高の修学旅行みたいな雰囲気で楽しかった。

【10/17】

朝、ハマル族の民家へ。大きなラクダが大量に飼われていた。

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マサイが村の男性?と少し揉めたらしくすぐに撤退。ツアーの調整難しいんだろうなと。そのあとは長時間車で移動。

次にマーケットへ。

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マーケット近くの飲み屋には昼から人でごった返している。
とうもろこしを発酵させてビールを作っていた。

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飲んでみたが、泥水をちょっと美味しくした感じでまずい。
元々カロ族の村へ行く予定だったが、なくなってしまい時間にも余裕があったから、マサイがマーケットの商品を一つ一つ説明してくれた。

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トラブルがあっても柔軟に対応できるのすごいなと思う。

マーケットではミカンを買った。その後ビール飲んだりして休憩してからジンカという町へ向かう。
ジンカについてから少しマーケットを観て。そのあとホテルへ。
ホテルは元々Wi-fi使える予定だったが、故障して使えないとのこと。
ホテル内にご飯もないので夜に少し歩いてレストランへ。

【10/18】

早朝にムルシ族の村を目指しマゴ国立公園へ。

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国立公園に着いてから銃を持った兵士が一人僕らの車に乗り込む。

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数日前にジンカの民族と小競り合いがあってムルシ族が疎外されているらしい。。

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凄まじいオフロードを進んでいく。りょうま君は車の揺れで休憩中倒れていた。ツアーじゃないといけないなと。

ムルシ族の村へ。思ったよりもこじんまりしていた。ムルシ族はテレビでよく見る、女性が唇に皿をつける文化のある民族。

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僕らが来たのをみて唇に皿をつけるおばちゃん。元々つけている人もいたけど全員が全員つけているというわけではないらしい。

子どもが6人ほど並んで写真撮影を待っている。女性が写真を撮れとしつこく話しかけてくる。チップ制にしてしまうとビジネス感が強く出てしまって、あまり自然体の写真は撮れないなと思ってしまった。

結局良心が痛むのでほとんど写真は撮れず。なんのために300ブルを小額紙幣に変えたのか、、 5ブルを渡すという行為が、物乞いの人にお金を渡しているような感覚に陥ってしまう。なんだか自分たちが上の立場に立ってる感じがする。

一度ジンカへ戻り、昨日食べたワイファイのあるレストランで昼食。
ドライバーが駐禁で違反切符を切っていた。笑

夕方ごろにコンソという街のホテルにチェックイン。
荷物を置いてからケニア国境のモヤレまでのバスの確認をしてレストランへ。

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そこでマサイにツアーのレビューを書いて欲しいって言われたのでノートに書いて、そこでお別れ。

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ちかちゃんは少し泣いてたし、少し悲しい感じのお別れ。
3泊4日の時間ずっとガイドというよりは一緒に楽しんでくれるような方だったこともあり、友達のような関係性になっていた。自分が日本でガイドをしたことがあるからこそ、また会いたくなる感覚とか、友達みたいな文脈を強く感じた瞬間だった。

夜にホテル隣のレストランで飯。味のないパスタと野菜炒め。夜少しだけトランプで遊んでから就寝。

【10/19】

早朝5時ごろに出発してモヤレ行きのバスに乗る。
バス乗り場の客引きが凄まじくて、客引き同士で喧嘩をしていた。

嘔吐物の匂いがする室内と、硬い座席で気分は最悪。とはいえ眠たかったのですぐに寝てしまっていた。
ご飯休憩の際に、レストランにいるとアディスアベバで会ったりょうま君とたまたま再開。違うバスに乗っていたよう。マダガスカルに元々いくと話していたので、もう会うことはないかと思っていたが、ケニアへ行くことにしたらしい。
午前中にモヤレへ。イミグレの入国の時間があるが、少しギリギリだったので急ぎ足で向かう。

イミグレはエチオピアとは思えないような綺麗な建物。
出国終えて入国側へ。アライバルビザで50ドルが必要だったが、僕が持っていた100ドル札が汚いから払えないとのこと。
交渉したが断られ、 結局りょうま君に借りた。
綺麗なお札じゃないとダメという謎ルール。貨幣の持つ交換機能とは??と思ってしまう。
紙自体になぜ価値をつけてしまうのか。とモヤモヤしながらケニア入国。

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バスのチケットを買って、SIMカードも購入。出発の10分前だったが昼飯へ。

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肉とご飯とご飯にかけるスープ。エチオピアもまぁおいしかったけど、急に味が変わったこともあり絶品。

出発1分前というところでりょうたさんと、一緒に来てたたいすけ君が同じバスに。間一髪で間に合った。

ナイロビまでの道は治安面の問題もあって検問が多い。
途中マリファナを所持してる人がいたとかで1時間ぐらい待たされたり。
寝ようと思っても検問で止められ、なかなか寝られない過酷なバス移動。

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検問待ってる間、何故か皆で指笛の練習を始め、周りから奇怪な目で見られた。

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